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2024年10月28日 (月)

衆院選挙も終わって

衆院選挙も終わってマスコミは選挙結果という提供されたネタに大賑わいだが、自分なりに振り返ってみると幾つか面白く感じる選挙だった気もしている。一つ目は解散だ。2012年野田政権は解散すれば議席を減らすとだれの目にもわかる解散を行きがかりで実行してしまった、結果は大敗だった。今回はその意趣返Kokkai しかのようにはからずも不利と予想される解散を石破はあえて実施して大敗を喫した。同じパターンだ。野田はしてやったりなのだろうが、なにかゲームっぽくて真面目でない。こんなことに付き合わされるのはうんざりだがそれも世の中のリアルであり一断面なのだろう。
もう一つちょっと驚いたのはローカルな話だが熊本県の全4つの選挙区すべてで自民が圧勝している異様さだ、2位に対する1位自民当選者の得票数の倍率は、熊本1区で1.7倍、2区で4.0倍、3区で2.9倍、4区で2.4倍、接戦のないこんな圧勝は3つ以上選挙区のある全国の都道府県ではどこにも見られない。一時は保守王国ともいわれた九州だが今では熊本以外の県ではそもそも自民独占ということがない。なんでこうなのと思うが県民性というものもあるのだろう、人の滞留ということがあるのかもしれない。注目される半導体製造拠点TSMCの熊本進出の結果、外からの人の流入が強まればこんな状態はこれが最後となる可能性もある。

それにしても今回は政見放送に一回も出くわさなかった、もしかしてやってなかったのではと疑ったが今になってNHKの過去番組で検索すると、確かにテレビでは午前6:25-7:55の時間帯、午後は16時台、23時台に何度も放送されたようだ。自分のテレビを見るサイクルとからきし合わなかった、そういう生活を送るようになっていたのだと気づかされた。


選挙は社会のそして個人のその時点の断面をきちんと見せてくれる、選挙が実際に行われてああそういうことだったのかと思うこともある。とにかく面白い。

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2024年10月24日 (木)

デュトアが指揮する九響の定期演奏会に少しばかり驚く

昔からその名を知っているシャルル・デュトアが九州交響楽団の定期演奏会@アクロス福岡で指揮をするというので見に行った。どうしても見に行ったと書きたくなる、もう相当の年のはずだから見納めになるだろうという思いがある。演奏会の後Netで調べると1936年10月生まれなので88歳になったばかりということになる。驚いた。演奏会では高齢であることは確かなので、所謂”骨董品”かもしれないと思っていたのだが、まったくそんなことは感じさせQkyo20241023 ない。最後のチャイコフスキー第5番では原曲の持つチャイコフスキーらしいきらびやかさが一層引き立てられてキラキラ度がまぶしいほどだった、まだまだいける、そんな感じを抱かせた。長い曲だ、体力、集中力はとても88歳とは思えない。もっとも、個人的な感想ではやはり最初に演奏したドビッシーのいかにもフランス的な香りを感じさせる演奏が好ましく思えた、チャイコフスキーの5番は少しばかり過剰に思える。
もう一つ驚いたのは2番目に演奏したグラズノフのヴァイオリン協奏曲で独奏バイオリン 辻彩奈が見せた技巧だ、聴きながらこれはいったいどうやって弾いているのだろうと感じる箇所がいくつもある、これを軽やかに弾きまくる、辻彩奈の名はよく知らなかったが27歳で怖いものなしのような風情が、この先どこまで行くのだろうと思わさせてしまう、とにかく驚いた。
いい演奏会だった。ただただそう思う。

本日の曲目
1.ドビュッシー/小組曲
2.グラズノフ/ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品82
 アンコール曲:スコット・ウィーラー:アイソレーション・ラグ(Scott Wheeler's "Isolation Rag" ) 〜ギル・シャハム(Gil Shaham)のために  (検索したらYouTubeにGil Shaham演奏のIsolation Ragがありました)
3.チャイコフスキー/交響曲 第5番 ホ短調 作品64

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2024年10月21日 (月)

また共同通信の電話世論調査がかかってくる、うんざり

昨日(2024.10.20)共同通信らしきところから電話での選挙に関する世論調査が突然かかってきた。この1-2週間に同じような電話がスマホや固定電話に次々に来ている。電話をとったとたんに休み無しにコンピュータがしゃべりかけてくるため、最初の、どこからか、は常に聞き逃している、とった瞬間Rdd からちゃんと対応したくなくなる電話だ、後でパソコンで番号から調べると共同通信からで世論調査らしいとわかる。今回は0120659138という番号からだ。共同通信のホームページを調べると確かに発信元の番号リストに入っている、偽電話ではなさそうだ。電話では何のための調査か結果はどう使われるのか一切聞いた覚えはない、ひどい調査だ。無論答えはするがどうでもいいように答える、本当の気持ちなど言うはずがない。こんなんでもデータになってマスコミに売られるのだろう、まともに答える人があるとは思えない調査だがこんなデータを有難く報じるニュースが翌日流れる。こんな新聞など見るものかこんなニュースなど視聴するものかと思ってしまう。マスコミのいい加減さを肌で感じる、こんな集団に第3の権力など渡すものかと思ってしまう。
何かが崩壊していくような選挙がもうそこまで迫っている、我々は一体どこへ向かっているのだろうか。

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2024年10月19日 (土)

猛暑のせいかアリの侵入に悩まされていたが

今年は猛暑のせいか生き物の動きはいつもの年といろいろ違う。梅は大豊作だったが木酢ミカンは前の年とは打って変わった不作でどうしたのだろうと思うほどだ。花では今まで一度も咲いたことのなかった鉢植えに立派なつぼみが次々に現れ綺麗な花を咲かせた、写真に撮ってグーグルで画像検索しそれらしいのをNouzenkzrx1019aa1 たどっていくとポドラネア・ブリーセイ( Podranea brycei)という赤道直下ジンバブエ原産のノウゼンカズラの一種と判明した。この鉢植をずいぶん前にホームセンターで買ったときは山椒の仲間のような名だったと思う、こんな花が咲くとはと驚いた、猛暑のおかげの開花なのだろう。ちょっと嫌だなということも起こっている、筆頭はアリの台所エリアへの侵入だ。11年前にこの家に引っ越してきて以来初めてだ。何かにたかって黒山のようになるということはまだなくて、偵察隊がばらばらと歩き回っているだけだが、とにかく気持ちが良くない。多分猛暑で大量発生して普段いかないところへも進出しているのだろう。見たらすぐ使わなくなったペットボトルのフタでつぶすということを繰り返していたがきりがないのでネットで少し調べてみた。大体わかったような気になってきた。まずはアリは自分のにおいをそこらに擦りつけながら行動していて、それを頼りに他のアリがここはだれか通った(通れた)ルートだと通るようになりまたにおいをつける、これが繰り返されるとこのあたりは多くの仲間が通ったよさそうなところかもしれないと後続のアリが増えてくるという仕掛けのようだ、何も巣に戻って仲間に伝えるということはしなくてもアリの道ができてしまうということのようだ。対策はとにかく侵入口を見つけてふさいでいく、さらに擦りつけたにおいを圧倒するアリの嫌がるにおいをばらまく、というのがまずはやるべきこととなるようだ。アリの巣を見つけてつぶすのは相当なプロに頼まねば無理のように感じる、とにかく数が多い、何万といるようだ。ともかく木造家屋ではどうしても隙間ができてしまう、アリの動きをよく見て侵入口となっていると思しき隙間を油粘土で片っ端から塞いでいった、キッチンセットのわずかな隙間などが主な侵入口だったが、時には粘土が薄いと食い破って穴をあけてしまうなどということもあった。そんなこともあるのでアリにとっての嫌なにおいの忌避剤も必須のような気がしている。酢が効くとまずは言われているが決定的に効いたのはハッカ油スプレーだった。ヨドバシで10MLで売っていて試しにと買ってみたら少量でも結構きついにおいでアリはぴたりと来なくなった、まだ十分余っている。
とにかくようやく勝てたかなと思えるようになってきた。こんなことでも達成感があってまだまだやれると思ったりするのが面白い。

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スマホの音声が聞こえなくなって

1週間くらい前からスマホ通話が切れ切れになるようになる、電波のせいではないようでBluetoothを使ってクルマのナビで使うと普通に話せることからハード的にスマホに不具合が生じているようだ。近くのドコモに相談しに行こうとするが予約しないといけないとわかり固定電話から機械応答で空きがあるという2日後に予約する。当日になって昼寝していたら少々寝過ごして店に出向くと15分以上遅れた予約は無効になる、今日は空きがないので別の日を取り直してくださいとくる。ちょっと腹立たしくなってもう来るもんかと店を出る。
当座困るのでどうしようかと思うが、BluetoothEarphones 経由なら使えるとすればそんな機器を買えばいいかもとnetで探す。最も簡単なのはBluetoothイヤフォンのようなので、1000円くらいで出ていたものを発注する。2日後に届いて使ってみると、一応使える。イヤフォンを片耳につけるだけで話ができるというのも不思議だが骨伝導を使っているようだ。
慣れればこれでいいのかもしれない。トラブルだけれども、また電話と新しい関係になれたようでちょっと面白い。

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2024年10月 2日 (水)

2024年9月の福岡市南区周辺の野鳥

9月に入って暑日が続いた。昼間歩き回るのはきつくて図書館のついでに回る西ノ堤池以外は朝早くか日没頃回った。9月の定例の油山片江展望台のハチクマ観察も足が遠のき1日だけ行ってはみたものの見事空振りでここには載せていない。月後半になって涼しくなるとそれらしい鳥も少しは現れて季節は確実に回っているのを感じる。

手元のメモに残された記録は下記の通り:(マガモはハイブリッドとみられ、マガモHと表記した)

2024.9.2 18:20 晴れ 風力0-1 3Cc200/1Cu030/1Sc030 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:- 新市楽池:マガモH♀1、バン1、ハシボソガラス1

2024.9.3 18:30 晴れ 風力0-1  福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:- 新市楽池:マガモH♂1♀2、バン1

2024.9.4 11:00 晴れ 風力0-1  福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 マガモH1、アオサギ1、ドバト約30

2024.9.7 11:00 晴れ 風力0-1  福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 バン1、アオサギ1、ドバト約40、ホシハジロ♀1、マガモH2♂♀、スズメ3+、

2024.9.12 6:00 晴れ 風力0-1  福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:スズメ20±、ハクセキレイ1、メジロ声、シジュウカラ声 新市楽池:マガモH♂1♀3

2024.9.13 14:00 晴れ 風力0-1  福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 アオサギ1、ホシハジロ♀1、ドバト10±、イソヒヨドリ2、バン1

2024.9.16 7:00 晴れ 風力0-1  福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ハクセキレイ2♂♀、コサギ1、アオサギ1、メジロ声、コサメビタキ声、コゲラドラミング1、ヒヨドリ2-3 新市楽池:マガモH♂1♀3、シジュウカラ声、ハシブトガラス+

2024.9.18 6:25 晴れ 風力0-1  福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ー 新市楽池:マガモH♀3、バン1、カワウ10上空

2024.9.19 6:50 晴れ 風力0-1  福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:コサギ1、アオサギ1、スズメ20±シジュウカラ声、コゲラ声、ヒヨドリ3+ 新市楽池:マガモH3、

2024.9.21 6:50 曇り 風力0-1 3Cu/St015 /3Ac080 /1Ci200 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:コサメビタキ1、アオサギ1、ムクドリ5-6、ヒヨドリ3-4 新市楽池:マガモH♂1♀3、シジュウカラ声1-2

2024.9.23 7:10 曇り 風力0-1  福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:アオサギ1、カワセミ1 新市楽池: マガモH2♂♀、

2024.9.25 6:25 曇り 風力0-1  福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:スズメ40位、コサメビタキ1、 新市楽池:バン1

2024.9.28 9:20 曇り 風力0-1 3Cu030 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:スズメ15+、ハシブトガラス1、ハクセキレイ2♂♀、コサギ1、チュウダイサギ1、アオサギ1、コサメビタキ2、ヒヨドリ3-5、ムクドリ3+、ヒヨドリ 新市楽池: エナガ2、シジュウカラ1、ヒヨドリ2、コゲラ1、ハシブトガラス1-2

2024.9.29 11:00 晴れ 風力1-2 5Cu030  福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:モズ2、ヒヨドリ3-4、ムクドリ3、 新市楽池: モズ1、シジュウカラ声1、マガモH1、バン1

01ban0903aa2 02magmo0904a1 03kosagi0916baa104kawau0918ba105kawasemi0923aa106kosamebtk0925a2ax107hakusekirei0928aa108cyudaisagi0928ba109kogera0928a2b10mozu0929za11hiyodr0929aa1
写真は上左から  バン(9/3新市楽池)、マガモ(ハイブリッド)(9/4西ノ堤池)、コサギ(9/16中公園)、カワウ編隊飛行(9/18新市楽池)、カワセミ(9/23中公園)、コサメビタキ(9/28中公園)、ハクセキレイ若(9/28中公園)、チュウダイサギ(9/28中公園)、コゲラ(9/28新市楽池)、モズ(9/29中公園)、ヒヨドリ(9/29中公園)

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2024年10月 1日 (火)

もう一つの芥川賞作品「バリ山行」も読んでみた、六甲山という山を思い出してきた

「サンショウウオの四十九日」があまりといえばあまりの設定だったこともあり、もう一つの受賞作「バリ山行」も読んでみた。紹介文では六甲山の山行が軸になってBarisannkou いるような作品というのも気になった、というのも50年以上前阪神間で高校生活を送っていた時登山部の一員として六甲山はしばしば登っていた記憶が今でも体の一部に染み付いたままの気がしているからだろう。当時甲陽園のあたりに住んでいたが、この作品にも甲陽園の駅で降りて山にとりつく場面が描かれているところにぶつかると遠い昔の日々を思い出したりもした。東おたふく山、油こぶし、西谷谷、水晶谷、、どこか頭に残っている名前が次々に文字として出てくる、もはやどこだったのかわからずネットの地図で確認していく、少なくともここに描かれたバリエーションルートの山行はやった記憶がないが、六甲山という山の山としての豊かさが記憶にある。山に登らない人からは六甲山登山と聞いてケーブルで行けばすぐ着くのに、こんなの登山というの、という反応が返ってくることが結構あった、足で登らない人には解らないかな、という感じが今でもしている。読むと作者の六甲山に対する強い思い入れがこの小説のベースにあるような気がしているが、確かにそんな山だ。
小説自体は「サンショウウオ。。」のような不可思議なところはない、普通の小説だ。濃密な描写の連続が新しさを選者に印象づけたのだろうか、読んでみて新しいタイプの小説との印象は強くはない。こんな芥川賞もあるということなのだろう。
小説を読むと頭の動いていない部分が久しぶりに動いたようでいい、夜も長くなってきたし溜まっている読みかけの本をそろそろ読了していこうか、そんなことも考えている。

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