トスカを観る
久しぶりにオペラを聴いた。九響の定期演奏会が今月は演奏会形式の歌劇トスカで、大道具小道具のない歌劇だがが音楽的には省略はなくどう見ても歌劇だ。改めてトスカとは どんな話だったけと思いはしたが暗い話でローマに残る城にまつわる話だったという程度の記憶で臨んだ、観ると確かに暗い話だよくもこんなオペラをプッチーニは作ったなと思うくらいだ。1800年のイタリア、歌姫トスカの恋人が友人の脱獄した王政に対する反逆者をかくまって捕まり拷問される、これを助けるべく身を張ったトスカは取調の警視総監を殺害してあげく恋人は処刑されトスカは城の上から身を投げる、これを暗い室内の場面だけで演じるという歌劇だ、楽しい部分はどこにもない。休憩を入れてちょうど2時間半の舞台だ、迫力があって聴くのも疲れるが演じ続けるエネルギーは大変なものだろう、後方の席でも無論声は良く届く、感謝しかない。
暗い話でもやはり歌劇は素晴らしい、次に観れる機会はいつ訪れるだろうか。
| 固定リンク
コメント