梅雨の季節の俳句をつくる
このところ日記を書くようにしているが日記の最後に短歌と俳句のようなものほぼ毎日1つづつ書いている。その日の雰囲気はこちらのほうがよく伝わるような気がしている。
こうして書き留めたここ1か月余りの梅雨の季節の俳句など:
ギボウシは梅雨明け知らすラッパ咲き
クチナシの香りは雨に混じりいり
バンヒナのそっと現る梅雨日暮れ
若鳥の騒がし季節梅雨晴間
びしゃびしゃとアオサギ見つむ池の梅雨
梅雨空に雨を吸い込むカーネーション
雨やみてカワセミ見つむ梅雨の池
梅雨入りにアジサイの青冴えわたる
梅雨入りてアジサイ笑う小庭かな
鳥カメラ黒きトンボにとらわれる
花盛り月は変われどさつき晴れ
バンヒナの生き残りたる梅雨の入り
小雨降る6月の空に開く花
赤々と残る暑さに夕ガラス
怖き夢覚めてリアルな手触りが
滝のよう驟雨の山に水走る
垂れこめて暗き気持ちの朝の虹
初アユのどこかむなしく月晦日
メロンなりスーパー店頭衝動買
雨を呼ぶガクアジサイや庭光る
新緑も錆びつきており池暑し
スルガランお前は何をおびえるか
パソコンの移行に漂い五月闇
梅雨空に心も暗く時刻む
梅雨空は雀のペアがぽっつりと
カラス啼き雨粒載せてユリ開く
ーーーーーーー ルリビタキそら