九州国立博物館で「法然と極楽浄土」をみる
九州国立博物館には結構出かける、今回は法然と極楽浄土という出し物で宗教はあまり好まないが暇な時間もたっぷりあるからと見てみることにした。クルマで行って驚いた、駐車場が満杯近い、こんなありさまは見たことがない。浄土宗が気になる人がこうもいるということなのだろうか、わからない。まずは午後のバックヤードツアーの予約をする、これがこの日の大きな目的でもある。法然のほうを見始めるがとにかく人が多い、ガラスに沿って列をなして観るのはしんどいので2列目の自由に動ける位置で適宜見て回る。写真撮影は最後のところ以外はできない、展示が多くて頭に入らない、特にかすれたような宗教
画が次々に現れるが有難みを感じられなくてフーンという感じしかしない。彫像のほうはほうというものが色々あって結構面白い。福岡市の善導寺から出されている小ぶりの善導大師立像(添付図はパンフレットより)はかわいらしい姿だが調べると頭部に歯が入っている
のが九州国立博物館のCTスキャンで解ったという。善導寺を開いた聖光上人の歯ではないかともいわれているようだ。いかにも宗教の世界らしい。徳川家康は浄土宗に入れ込んでいたようで等身大の家康像も展示されていてちょっと驚いた。仏師康猶に秀忠が命じてつくらせたもので1620年より前に作られたとされているようだ。目力といい本人のリアルな存在感が伝わってくる。知恩院が所蔵しているが通常は見れずこんな特別展でだけ公開されるようだ。
これは確かになかなかの展示会だ。
この後せっかくだからと4階の文化交流展示室もみる。沖ノ島の遺物(国宝)が目を引いてしまう。
やはり億劫がらずにここは来てみるべきところのようだ、日本に4つしかない国立博物館なのだから。
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