2024年2月14日 (水)

近くのスーパーやお店の閉店が続いていたが

昨年は近くのスーパーやいいなと思うお店が次々と閉店し、コロナ危機を乗り切れなかったところがこうもあるのかと半ば驚き少々不安になった。スーパーではサニー長丘店、マルショク野間大池店が相次いで閉店、少し前にはにしてつストア長住の衣料品販売の店舗も閉店した。お店ではケーキ屋のヴィヴィエンヌが店を閉めたりメガネプラザ長住店が閉めたり少し離れたベスト電器片江店が閉店したりで近くの商店も気が付けばシャッターが下りっぱなしのところがじりじり増えているような感じがする。

年が明けると少し明るい話も流れてきて、サニDsc_0250x ー長丘の跡地にはマックスバリューが出店することが正式に決まり(福岡市/経産省に大店法申請)、8月には新店舗が開店するようだ、跡地には工事を進めるための作業小屋が立ち建設機材も徐々に持ち込まれている(写真)。またマルショク野間大池店の後には居ぬきのようにスーパー「foodway」の出店が決まりこの3月開店を目指しての求人が始まっている。スーパー業界は福岡では依然活気があるようではある。ベスト電器片江店の跡やヴィヴィエンヌの跡はどうなるのか、まだはっきりした情報は伝わってこない。インターネットビジネスの絶え間ない拡大、疫病や天変地異の波状攻撃、物を売るというビジネスが以前にもまして簡単ではない時代に入ってきているような気がしている、が、それだけに新しいチャンスも生まれているのだろう。。

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2022年6月17日 (金)

パソコンG570のファンを交換

パソコンLenovoG570の不調が続いていた、ビープ音が起動時になり続く、時々キーボードエラーが起こる、キーボードを換えてもまただ。キーボード交換の時によく見ると冷却ファンが回っていないように見える、そういえばだいぶ前からファンは異音を発しこのところは動作音もしなくなっていた、直ぐに発注するがまた中国からの配送で2週間はかかりそうだ。届くまではダイソー調達の小型扇風機で風をパソコンに当て続けて動かす。やっと到着して早速交換する。発送元は香港で10日足らずで到着している、中国本土からよりは少しは早いようだ。久しぶりの静かなファンだ。まともになった、と思っていたら、起動でまたビープ音が鳴る。色々やってみるとCtrlとAltキーを交互に押したり同時に押したりしていG570kyboad0617a じっているとビープ音がそのうち止まるようだと気づく。そうとわかればあまり気にすることもなくなってきた。でもやはり気にはなる。ビープ音が鳴るのはメモリーの接触が悪いかもとも思い直し、そういえば以前「メモリーがReadになりませんでした」エラーの時「Windows メモリ診断」を実行するとよくなったことを思い出して以前のブログを読み直しながらこれをやってみた。
結果的にこれが効いたようでこれ以降起動時のビープ音はしなくなった、何故かキーボードエラーも無くなった。何でハードのトラブルが診断だけで解決するのかいまだに疑問だがとにかく直ればいい。ファン交換で静かに心地よく動いていてひとまず今回のトラブルは終了だ、まだまだこのパソコンを使っていこうという気になっている。

トラブルを思い返していくと結局はファンが壊れたまま暫く使っていたことが引き金で色々なことが起こってきたような気がしている。ファンが変な音を出し始めたらすぐに部品調達をかけるのが賢明のようだ。壊れたものは修理すればいい、またそういう時代になってきたような気がしている。

少しは知恵が増えた。トラブルも解決すればいい思い出となる。

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2022年3月30日 (水)

冷蔵庫を買いに行って

冷蔵庫がまともに冷えなくなりいよいよ末期的になってしまったようだ。14年位使っていてもう買い換えしかなかろうと福岡のヨドバシに出かけた。ネットショッピングも無論できるが物理的な大きさや感じがあるので実物を見たり触ったりして買いたい。
久し振りに行くので駐車場が気になった。2車線の道に面していて右折では入れないかと懸念していたが信号で右折した小道から入れるようになっていてどちらからきても問題なく駐車場に入れる。クルマを置いて冷蔵庫売り場に向かい店員に声をかけていくつか見ていく。今のは買い物便利なところに住む2人暮らしにはちょっと大きく、ひとまわり小さくて機能がしっかりしているものと思っていたが、少し小さくても見た目洒落ているのを選んでしまう。見て買うとどうしてもそうなる。手配の手続きを待っていると店員が別の話をし始めた、携帯のキャリアをソフトバンクに替えないか、現行機種をそのまま使うなら冷蔵庫代を安くできる、月々の支払いもドコモより安くなるというのだ。よく見ると店員の着ているはっぴにはソフトバンクと書いてあり携帯が本業のようだ。ドコモの携帯料金が高いかなと思っていたところなのでこの際換えるのもいいかと話に乗る。キャリヤ乗り換えは携帯は無料だがwifi部分が1万円の解約金をとられるもののその分値引きするという。切り替えの手続きに入るとまずドコモから予約番号を取得してくれと言われる、これは使用者本人しかできない。店員にうながされて151に電話して始めるのだがこれがすんなりは行かない。まず151番が非常に混んでいてなかなかつながらない。やっと出ると解約手続きとしてドコモのこれまでの特典がなくなることへの確認が延々と続く。Dポイントの処置をどうするかもあったり、いちいち考えて答える必要があり売り場の騒がしい環境でこれをやっていくと体力を消耗する。続いて家内のもある、家内がすらすら対応できるようにも思えない、固定電話/wifi回線の切り替えもある、考えていくと疲れ果てて途中で乗り換えを断念する。ドコモの引き留め策の術中にはまったようだ。これは冷蔵庫を買いに来てついでに思いついたようにできることではない、やり方を考えておいて、それに沿って強い意志で立ち向かうことが求められているようだ。政府主導の携帯料金の引き下げがこんな事態を引き起こしているようでもある、確かに安くなるすべはあるがたやすくはない。

冷蔵庫を買いに来て思わぬ携帯の商戦の現場を見てしまった思いだ。不満はあるがそれはそれで現代の切り口を見ているようで面白くもある。

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2021年5月21日 (金)

温暖化とスズメバチとコロナと宇宙で生きていく

このところの天気の動きはどこか変だ。久しぶりの寒い冬が終わると、一気に湿った生暖かい大気が南から上ってきて5月中旬の梅雨入りだ。覚えている限りでは最も早い。
鳥の動きも慌ただしくて、いつもの年よりハチクマの春の渡りが早く、おまけに一度にどっと現れるピーキーな渡来になった。朝鮮半島で雨でHachikuma0514bab1 暫く足止め状態になっていたのだろう、雨が上がった翌々日、朝早くから次々に上空を流れていった、1日で軽く1000羽を越え、こんな数は春の渡りではこの地福岡では聴いたことがない、とにかく異例だ。ツバメも早かったし虫も花も早い。

梅雨に入ったと思ったらすぐに前線は日本海北部にまで上がり西日本は梅雨末期のような激しい降り様だ。この先の予測計算を見ると梅雨明けがすぐ来るというわけでもないようだ、梅雨が長いということになりそうで気が重い。太平洋高気圧がそれほど強くない、ただ湿気が多いということのようだ。何故こんなことになるのか、すぐには説明が難しい、北極の温暖化が進み南の暖湿な大気を吸い寄せている形かもしれない。

確かに昆虫の活動も早くて活発だ。1週間くらい前に自宅のツバキにつくチャドクガの幼虫をせっせと駆除していたら、大きなスズメバチのようなハチがブーンと出てきて奥には徳利を逆さにしたような奇妙なものが見えた。何だろうと思うが葉が茂っていて目線を外すともう見つからない。一体あれは何だったのか、引っかかっていた。2日ほど前になってチャドクガ対策でツバキを少し切っていたら再び「逆さ徳利」が現れた。今度はしっかりスマホで映す。部屋に戻ってネットで探ってみると解ってきた。コガタスズメバチの初期の巣の写真とそっくりだ、出てきた大きなハチはコガタスズメバチの女王バチということになる。この時期冬を越Suumebc0519d えた女王バチが一匹でせっせとこのような形の巣を作り中で今年最初の働きバチとなるハチを育てるらしい。次々にハチの数は増えていき巣も拡大し遂には大型のスズメバチの巣に変身するというから怖い。今ならハチの巣の駆除も簡単そうだが自分でやるにはちょっと怖いところもある、ここは業者に頼む方が安全かと思いネットで探すと幾つも見つかる、いい商売の様だ。
4000円よりという字が見えたのでそんなものならいいかと電話すると2時間くらいで現れた、現場を見ながら見積もりというので頼むと16000円+税だという。随分高いがと聞くと4000円というのはミツバチだ、これはスズメバチなので危険度が全然違う、いわば命懸けでこれが相場だという。
少々不愉快だが押問答するのも面倒で、これで頼むことにする。それではと業者は直ぐに防護服に着かえてあっという間に除去して終わりとなった、10分もかからない、本当にいい商売だ。

除去した巣の中には育ちかけた幼虫とこれからの卵が計10位あって、ちょっと可哀そうだがしょうがなSuumebc0519a い、それにしても綺麗な造作で作ってある。女王バチには申し訳ない気持ちになる。世の中は単純ではない。

気候が変化していき、生き物は皆それに応じて生き方を変えていく、コロナももとを辿ればそこに行きつくのかもしれない、地球に生きるということは、というか、この宇宙で生きていくということは、こういうことなんだろう。そう思う外ない日々が過ぎていく。

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2019年3月 6日 (水)

QRコード決済を試してみる

はやり物はとにかくやってみる、というのがモットーの一つのようになっていて、できないことも多々あるが、新しいものには飛びついてみたくなる。

最近QRコードの決済というのがはやりそうなのでこれは試してみなくてはと思っていた。中国ではほとんどこれだという。
少し調べてみようとネットで探り始めるが一体中国でいつから始まったのかよく解らない。中国のアリペイは2004年に電子取引を仲介する決済サービスとして始まっている。つまり最初はネットショッピングの信用を高める手法としてネット上のショップとお客との間に立ってショップはアリペイの信用でお客に商品を送りお客はアリペイを通じてショップに支払うことでカード情報等がショップに流出することを防げる、という形をとって中国のネットショッピングの拡大に貢献していた。そのうちリアルなショップでも同様の手法を使うことをやり始めた、そのツールがQRコード決済という形だったということのようだ。
2013年頃から急速に拡大した模様で、お客は、専用アプリを使ってお客が読み取った店のQRコード情報と打ち込まれた金額情報でアリペイのお客の口座にチャージされている金額から支払うことを承認をする、アリペイはこの情報により代金を店に支払う、つまりレジに支払いしたと連絡する。これで取引終了となる。
又はカード決済と同様に、カード読み取りの代わりにお客のスマホにアプリによって作られたQRコードを読み取り機で読み取り、このコードがアリペイで確認され、支払い承認がされればお客に品物を渡す、というしかけになる。
モバイルスイカのようなスマホでチャージ可能な交通系カードを使った支払いとそれほど変わらないが店のQRコードの表示は紙でよく両側にアリペイとつながったスマホさえあればシステムは最低限成立するという簡便なところが中国で一気に拡大した理由と思われる。

Paypay

ともかく使ってみようとソフトバンクのPaypayのアプリをダウンロードする。近くの時々行くMrMaxというディスカウントストアで使えるというし、今なら総額100億円のポイント還元期間中で何割かポイントで戻るようだ。

Paypayでは支払いをカードに紐づけできるようになっていてチャージしなくても使えることになっている。アプリにカード情報を登録してさっそく店に出向く。3800円位の買い物をしてレジでpaypay払いというと、QRコードの紙を示されて読み取ってくれとある、客のスマホのQRコードを店側で読み取る方式ではないという。
予想と違うが立ち上げていたアプリで「スキャンで支払い」を選んでQRコードを読み取りその後支払うべき金額を手で入力する、しかしここで支払いがpaypay残高で支払いとなって残額不足と表示され先へ進めない。紐づけされたカードに支払いを切り替えたいがその方法が解らない。レジの人も解らない。レジの列が止まってしまうので横へそれて別の解る人を呼んでもらって相談するがわからない。しばらくすったもんだしている内に金額を入力した後に出てくる画面を上に送ると下から支払い方法選択のバーが現れてなーんだということになる。
目出度くpaypay経由のカード払いができて10%のポイント還元も得られる。ポイント払いなら20%還元、ヤフーカード払いなら19%還元、その他のカードなら10%還元ということになっている。
やってみるとちょっと厄介で100億円ポイント還元セールが終わったら普通にカード払いで払った方がどうみても楽だ、メリットを感じない。 勿論MrMaxではPaypayを使わずとも普通にカード払いができる。カード払いできないくらい小規模のお店で使えるようになって初めて有難味が出てくるというもののようだ。

これはこのままでは日本ではあまり流行らないかもしれないな、そう感じた。中国のアリペイのように巨額資金が集まりソフトバンクが名前通りの巨大金融機関に化ける可能性がないわけではないがそれには今後も奇手が色々打たれなければならないだろう。どうなるか。
ともかく何でもやってみなければ解らない。

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2015年12月26日 (土)

寒くなって、ウエットスーツが壊れる

どうにも寒くなった。こんなに寒くなる予想ではなかったのにと朝からGSM,MSMの予測データとアメダスや高層気象観測の計測データを自分でエクセルグラフに書き直して比べてみたりしている、漸く解ってきた。Kisyouhikaku1

予測計算では高気圧が張り出して海からの北寄りの風がずっと吹くはずだった。ところが昨晩9時過ぎから冷たい南寄りの風に変わってそれが続いている。いつもの海陸風なのだけれども今回は佐賀ー久留米ー英彦山のあたりに冷たい高圧部がいつもよりはっきりできてそれが朝9時になっても解消せず寒さが身に染みるということらしい。
福岡市付近ではこの時期海水温が14℃くらいあって海からの北風は冷たくはなく、むしろ内陸部からくる南風が冷た
い。
Kisyouhikaku2_2 
福岡市では予想外の南風、長崎でも予想外の冷たい北東風となった。昨晩9時までの高層データやアメダスデータはほぼ事前予測通りであったことから夜間の地表付近にできるローカルな気象のようだ。
今朝9時のゾンデデータを見ると高度170m以下に冷たい層があってこれが予測されていない。本当に薄い大気層だ。しかし人の感じる寒さにはこれが効く。MSMやGSMの数値計算では海陸風の細かいモデル化はまだ完全ではないようだ。

Kisyouhikaku3 こんなことをしていると気象の趣味は知的な好奇心の充足と実用を兼ね備えていてなかなかいいかなと思えてくる。

ヨットの遊びのために毎週末は博多湾小戸ヨットハーバー付近の海上の気象を予測してヨットクラブ内に伝えているが、特に風は難しい、当たらないこともしばしばある、しかしいろいろ考えるのが面白い。当日出席できれば当日の実況を見ながら修正して解説すると結構正しい予測となる場合も多い。
気象予報士の技術も野鳥にしろヨットにしろ遊びに真剣に役立てようとすると空や風や雲の動きを
Kisyouhikaku4見る目が細かくなって自分のためにもいいように思っている。

しかしとにかく寒くなってきた。

冬はヨット遊びが少々シビアになる。特に海水温は夏より15度くらい低く、防寒対策がしっかり必要で勿論ウエットスーツが必須となる。
ウエットスーツは体形に合っているのが望ましく、あつらえるのが一番いいのだがそれでは費用が掛かる、5万円くらいは軽くかかってしまう。
気軽に始めた遊びにそんなにかけるのはちょっと。。。という気がして、ネットで色々さがしてサーフィン用の吊るしの安いものを買った。2年程前のことだ。
Yachtxx ダイビングなら防寒上厚さ5mmは必要だが、動きの激しい遊びでは厚さ3mmくらいのものが動きやすくていいとのアドバイスがネット上に幾つかあって、寒ければインナーで補えばいいと3mmのものとした。

去年はそれで問題なく過ごせたが今年の冬は少し太ったようでうまく入るか気になっていた。1-2㎏の差でも結構きつくなる。
今年は暖冬で暑い日が続いて11月まではウエットスーツは使わずにすんでいたが12月に入るとさすがに水温が下がってきて先日この冬初めてウエットを着用しようとした。背中のチャックが閉まりにくいので近くの人に見てもらうと、壊れているという。無理に閉めようとして壊したのだろう、しょうがないのでこの日は落水しないようにして背中のチャックは空いたままでなんとか過ごした。少々寒い。

このままひと冬過ごすわけにも行かず、修理をとハーバーのショップで聞くと、修理は受けないし引き受けてくれるところは殆どなかろうという。
しょうがないので戻ってネットで修理又は新たに買うかといろいろ調べるが、当然のごとくいずれも高い。
チャックだけのことなので自分で取り替えればいいか、とYKKの防水ファスナー「アクアシール」の入手をYKKに問い合わせてもみる、普通にはどこを探しても売っていない。K-ファスナーという所で注文販売をしているとメールがかえってきて、それではと
紹介されるままに恐る恐るそちらに問い合わせメールを打ってみる。高くても、受けると言われれば断りにくくなるかもしれないとの不安はあるが、兎に角やれることはやっておきたい。

並行して、壊れたファスナーのスライダー金具だけはないものかとネットで調べていくとZlideon ZlideOnというスエーデン製のファスナー修理金具(スライダーの交換品)がみつかるがサイズが微妙だ。ファスナーの幅と厚みから品番を決めるのだが1mm以下の精度が必要で普通の定規で測ったのでは精度がイマイチだ。エイっと発注したあとで測り間違いが判明しキャンセルしたり、どたばたしてやっと2日後に正しいサイズのZlideOnが届いた。1000円位でこれで済めば安い。
本当に壊れたスライダーと交換できるか不安だったが上手くできて一応修理完了となった。
アクアシールのほうは送料込で5500円位との見積もり結果が来たが今回は発注見送りとした、また壊れたらこれしかあるまい。

たかがファスナーといっても一旦壊れるとやっかいで、そこには色々とビジネスが動いているのを知る。自分で修理すると思い切ったところで道が開けたようにも思う。自分でやる、というのがこの時代を生きていくキーワードではないのか、そんな気がしている。トラブルに出会うと学ぶことが多い。

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2015年12月13日 (日)

ヨドバシドットコムに驚く

近頃驚いた話に、たった120円の電池がヨドバシドットコムで送料無料で翌日配達された、ということがある。
経緯はこうだ。
スーパーに買い物に行ったときクルマのキーのボタンを押してもロックが外れにくくなっDenchi てこれはキーの電池がへたったに違いないと、スーパーの売り場で該当する電池を探したが見当たらない、CR1620という電池だが、もうあまり使われなくなってきたのか帰り道に寄ったコンビニでも見つからなくて少々困った。これは通販で買うしかないかと戻って調べると、amazonでは送料込み290円とある、これでいいかと思ったが、ヨドバシも念のため見ると、sony製のが120円送料込みとある。本当に120円ぽっきりなのだろうかと疑いたくなるが、とにかく発注する。
翌日になって午後9時頃に玄関のチャイムが鳴ってヨドバシの自前の配達員が電池を持参した。本当に驚いてしまう。120円のものを遅くなってでも手渡しで届けるとはどう見ても赤字だろう、配達料など全く出そうにない。

驚くべき時代に入ったと感じさせる。
要するに日本の小売り全体がamazonという日本で法人税も払っていない外国の会社に押しまくられている、という現状をひっくり返そうという戦いのようだ。

ピケティの「21世紀の資本」を巡る議論で、格差をもたらすのは
ピケティのいうr>g(資本収益率>経済成長率)だけではない、多様である、例えばグローバル化によってスーパースターが一人勝ちしやすくなっている、いわゆるスーパースター論というのがあったが、この好適な例としてamazonが挙げられるように思える。現実の世界では一人勝ちできるというルールが出来上がっているわけでもなく、これをつぶしにかかる動きがあっておかしくない、そんな戦いがこれなのだろう、面白い。120円でもというか120円だからこそ、顧客を取りに行くという意気込みがそこに感じられる。

面白い時代になった。頑張って長生きしなくてはならないようだ。

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2010年10月23日 (土)

リエンジンの話が面白くて

パソコンをいじりながらものを考えることが増えている。ネットであちこち見ていると、インターネットに浸っていると脳の働きかたが変わってきて脳の注意力、集中力、思索力が減退する、との記事に出くわす、ニコラス・G・カーという人の本の紹介記事だ、こんな事自体が相当に浸っている証拠だ。危ない危ない。

ともかくネットでは本日現在世に流れている話の種で満ちていてついつい時を費やしてしまう。ここしばらく民間旅客機の話題が気になって色々見ているが、最近では737・A320クラス(この業界では単通路機または狭胴機と称する)の更新にまつわる話が面白くなっている。

ボーイング・エアバスの2社が巨大な世界の民間旅客機市場を分け合っていて それぞれ2000機を越すバックログを抱えて稀に見るいいビジネスとなっているが、原油価格の上昇、温暖化問題等々世の中の価値観が移ろってきてこの737・A320クラスにも新しいもっと燃料消費の少ない機体の提供が求められるようになってきている。

航空機の燃費向上にはエンジン性能の向上が欠かせない。しかしこれまでのエンジンの小手先の改善ではもはや大きな向上は期待できない段階まできておJetengine り、燃費改善に効果的なファンの空気流量を飛躍的に増大する斬新なエンジンが求められている。プロップファンと呼ばれる エンジンがそれに応えうるエンジンで、ファンを極大化しファンの覆いを外したターボプロップとファンジェットの中間のような形をしており、燃費改善が30%にも及ぶといわれる。しかしこのエンジンの実用化にはあと10年くらいはかかるとされ、今現在の要望にすぐには応えられない。

ここへきて、その前段階的な 現在のものより径の大きいファンを持つエンジンなら数年で提供できるとエンジンメーカが売り込んでおり、つなぎのエンジンとして注目されている。

ファンの空気流量を表すバイパス比が今の5程度から11-12位まで大幅に引き上げられ燃料消費性能が10-15%向上するこのつなぎエンジン(GTFやLeapーXというのが製品名だが)に交換することをリエンジンと称しているが、ボーイング・エアバス両社がGOするのは時間の問題とされていた。

しかし、単にすげ替えればいいというものでなくエンジンと機体の干渉もかなり変わりそれなりの改修も必要でちょっとした開発になるのは明らかだ。特にボーイング737737 は脚の長さが短くて地面とのクリアランスをとりにくく (今のエンジンでもファンのカウリングをいびつにしてやっと付けていて)このままでは径の大きいエンジンはつけられない。脚の長さを長くすると脚を引き込む主翼のスペースが今のままでは足らず主翼構造に割と大きな変更が必要になる、それに重くなる、全体最適に向かうと改修の域を出て新型機の開発になってしまう、かなり厄介だ。その上 これでそのあとプロップファンがすぐ登場するのではまた新規開発となる、やってられない、とばかりボーイングはリエンジンには後ろ向きとなっている。

エアバスA320の方はもともと脚も長めで大きな径のエンジンもつけることにはさしたる問題もない、エアバスはここぞとやる気になっていたが、ここへきて、リース会社の大物CEOが 多少の性能向上で複雑なエンジンに変えるのは運行全体を考えるとエアラインにとってメリットは殆ど無いと公言しだして、このところエアバスもひるみはじめた。何しろ十数兆円に上る受注残を今のA320で抱えていて仕事は当分ある、リエンジンは737より楽だとはいえ開発のリスクは常に伴う、このまま今の機体を作り続けることに決めてもボーイングがやらない以上、市場を失うということはまず有り得ない、中国とロシアが新エンジンを搭載したこのクラスの旅客機の開発を始めているが世界市場を脅かすとはとても思えない。しかしエアバスにいい機体ができれば明らかにボーイングを圧倒しシェアは拡大できる、さてエアバスがどうでるか、面白いところに来ている。エアバスも止めにすれば欧米以外の国の新開発機の行方が注目される、どちらに転んでもこの先新しい展開となりそうで暫く楽しめそうだ。

こんな話題を世界中のメディアにアクセスしてほぼリアルタイムに追うことが出来るのはネットならではだ。少々頭の働きが鈍くなってもネット依存は止みそうに無い。ともかく世界の今を知ることは思いのほか楽しい、観客が増えたことでプレーヤーの振舞いも変わってきているようにも思える、ネットは世界を変えつつあるようだ。

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2010年9月10日 (金)

レガシイが10万キロを越え

日曜の夕刻遊びに行った帰りにカーラジオを聞いていたら家電そのものが好きで修理を生業とする傍ら色々収集している人の話が流れていた、ラジカセは恐竜である、バラエティに富んで巨大化していって突然絶滅した、という、言われてみれば確かにそうだ、モノは気がつかない面白さを備え持っている。
7年乗っているレガシイB4が走行距離10万キロを越え、調子もいいしなるべく手をかけずに7年目の車検を通そうと行きつけのシェルのガソリンスタンドで見てもらったら、10万キロ越えではタイミングベルト交換が必要ですよ、交換はタイベル交換その他で車検とは別におよそ7万円かかりますよといわれてギョッとしてしまった。確かに今まで10万キロ超えの車検は出したことが無い、クルマは長持ちするようになっているし高速1000円が効いてきて距離が伸びる人が多くなっているだろう、同じようなギョッとする経験を味わう人が増えているに違いない。ネットであれこれ調べると12万キロまで交換なしで乗りました、レガシーはベルトが切れてブローアップした話は聞かない、とか色々出てくるが長く乗るつもりなら換えたほうが切れるかもしれないという不安を抱え続けるより精神衛生上いいとの書き込みが殆どだ、そうなんだ。自分で交換したと手順を写真で細かくホームページに公開している人もいる、どうやらこれは10万キロ越えの一大イベントのようだ。新しいレガシイはベルトでなくてチェーンになっており交換の必要はなくなっているというが7年前の型では交換せざるを得ない、自分でやるのはちょっと無理のようだ。タイミングベルト交換ではウオーターポンプも交換するのが普通でスタンドの見積もりはここまで含んでいるが、ディーラーで聞くとレガシイではこのほかオイルポンプのシールも同時に換えたほうがいい、あとで換えることになるとやっかいだし費用もかかる、と返ってくる、ディーラーの誘導かとも思うがネットで調べてもシール交換もやるべしとの意見が目に付く。物入りだがしょうがない、とあきらめて、車検は6.3万円くらいと安いスタンドで基本だけやり、タイベル交換他はディーラーでやることにする。ともかく10万キロ越えを巡ってはちょっとした儀式とビジネスが展開している。

それにしてもクルマにこんな世界があったのかと今まで気がつかなかった片隅の世界を見つけたようで面白くもある。これもモノがもつ面白さの一つなのだろう。10万キロを乗り越えると後暫くは整備費用はそれほどでもないらしい、あと5-6年くらいは乗ってみるかと思っている、どこまでいけるだろうか。

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2009年6月13日 (土)

心拍計

梅雨らしくなった。先週土曜日ごろからかなり梅雨らしい雲がながれていたのだが降り方もしっかりしてきた。2000mくらいまでの低い雲が垂れ込めるのが梅雨の典型的空模様だが今週の雨は10000mくらいまで雲に覆われていた、勢いがある。梅雨も一様ではない。
近くの健康の森というところにトレーニング施設があって週1―2回器具を使ったトレーニングやジョギング、水泳と一通りの運動をしている。心拍数を測りながらジョギングのペースをコントロールすると長く走れることが分かって必ず腕時計タイプの心拍計を借りて走っているが具合がいい。これは買った方がいいのではないかという気がしてきてネットで少し探してみると何故かどれも随分な価格だ、どうも健康グッズは高くしても売れるとの販売戦略が行き渡っているように思える。更に探すとついに手ごろな価格のものがみつかった、お店やさん という安直な名前のショップに出ていた、3000円台というからどんなものか捨て金でもいいやとばかり腕時計タイプを発注Hrm した。程なく送られてきたものを使ってみるがどうもこれは運動しないときに測るように出来ているようで、ジョギング中に借りた心拍計とくらべて測ってみると値が変だ、ウォーキングくらいでは一応測れる、数週間使ってもどうにもならない、やはり安物買いのなんやらかと思ったが気を取り直して、なんとかジョギングでも測れないかと販売元にメールで問い合わせると、そのタイプでは無理だ、別のタイプなら測れる、交換しましょう、との返事が来る、差額も数百円とたいした額ではないので交換することにして引き取ってもらう。待っていると送られて来た、随分親切な対応だ。こんどはセンサーを胸に巻いてトランスミッターで腕時計に送信表示するタイプだ、借りていたのと違って連続して測れる。 ハートレートモニター・ワイヤレスタイプ・モデル9801 という名称で愛想なくて台湾製だが、パソコンも台湾製を愛用しているし、それなりには動きそうだ。胸に巻いてみると胸を締め付ける様でこんなんで走れるんだろうかという気がするが、とにかく使ってみる。例によって健康の森で借りた心拍計と較べながらジョギングする、今度は値も殆ど同じでいいようだ、締め付けも案じたほどではない、連続して計測しているので細かく目標心拍数にあわせてペースを変えれて調子がいい。少し得した気分になる。
ネットを使った買い物は当初不安なところもあったが近頃は随分と売り手の姿勢が低くなってきているように思える。丁寧に対応してお客の不満をうまく吸い上げてやり方を変えていき信用を増せば次第に伸びていけるということなのだろう、信用が失われればネットビジネスは瞬時に消える。ネットでの買い物が増えている、町のお店は買い物を含んだ全体を楽しむ、ちょうどワイキキのショッピングのようにそこで買うことそのものに意味があるような買い方に変わっていくように思える。つまらなくなっているわけではなく全体が違う形に変わっていくようでそんな未来に向かっていく有様を眺めているのもそれはそれで面白い。

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