短歌や俳句を時々書いている
短歌や俳句を時々書いている、和歌はNHK和歌に、俳句はNHK俳句および現代俳句協会、に投稿するのが目的のように書いている。NHKのはお題があってそれに合わせて作っているが現代俳句の方は特にはなく自由だ。並べてみるとお題に合わせたのはそれに引きずられて脈絡がない、何だろうと思ってしまう。マンネリにはならなくていいが、自分としてはやり方を考え直した方がいいような気がしてくる。
俳句の方は野鳥を詠みたいと思っていたが野鳥の季語にそうかなあというところがあって山谷春潮の野鳥歳時記をみたりもしたものの、矢張り納得できないところもあり結局思うが儘に詠むしかないという気が今はしている。リアルな野生を読み込むのは芸事の様な俳句にはなじまないのかもしれない。
最近3か月くらいの作品は短歌(NHK投稿)が
暖かき雨見つめ合うスズメ2羽電線揺れて恋の始まり
空がくさ宇宙たい でどげんしたと 何もなかたい見とるだけでよか
戻りたい「いいね」のなかった生活に春風がただただ気持ちいい
名物くさなんだちゃ食ぶるもんなんや うまかものなしちゃなかろうもん
ああ乾いた空気飛び去っていく木々かって住み生きし時沁みるこの地
正月は胃もたれ残して過ぎにけり行きつく果ては閻魔の餌食さ
池を廻っていつものアオサギに会う 僕らは今やいいチームかもね
天井の木目の襞を眺めおりここらが永久の寝室ならん
どこから来どこへ行くのか人駅を大河のように流れ続ける
俳句の方はNHK投稿が
万緑に赤を加えて阿蘇の山
うす味がいいとは限らぬ夏料理
薄闇に紛れるように蛍浮く
静けさや雨を匂わせ南風(みなみ)吹く
かみなりの怖さ一番夏ヨット
雷の田んぼをこがし去りにけり
春風にまあるい雲がのったりと
恋スズメぴちゃぴちゃびちゃと騒騒し
もう日の出朝から忙しシジュウカラ
羅(うすもの)を貫き通す温暖化
さりげなく小物ファッション夕涼み
この団子どこの摘草だったっけ
卒業して友達何人できたかな
嬰児や回して回ってかざぐるま
風柔くのびのびしたり涅槃像
現代俳句のほうは
ハチクマのもう現るる立夏かな
自然なら桜の後ぞシクラメン
しなやかに松にもたれる花海棠
ピューヒラリ懐かしき舞初ツバメ
歳重ねいつまで会える初ツバメ
その他
青葉木菟ホッホ響かせ闇に舞う
カワラヒワ キュルルキュルルと初夏の風