2025年6月21日 (土)

エア・インディア171便の墜落

6月12日、インドで離陸直後のボーイング787-8が墜落した。またボーイングとの感もあるが787は就航以来14年、初めての墜落事故で事故後1週間たった現在でも事故原因のおよそのところも明らかになってこない。
墜落事故の概要は以下の通り
2025年6月12日(木)現地時間12日13時38分 (世界標準時UTCで12日8時8分) (IST India Standard Time =UTC/GMT +5:30 hours)インド西部のアーメダバAirindia171 ード国際空港滑走路23を英国ガトウイック空港に向けて出発したエアインディアのAI171便(ボーイング787-8)が離陸後約30秒で墜落炎上し搭乗していた242名(乗客230名、乗員12名)のうち241名が死亡した。乗客1名は奇跡的に大きなけがもなく生存。地上では巻き添えとなった死者が33名出ている模様。ボイスレコーダとフライトレコーダは現場から回収され解析中。(写真はwikipediaより)
現地気象条件はUTC12日8時のMETAR(本空港)で 120800Z 25007KT 6000 NSC 37/16 Q1001 NOSIG と風はほぼ正面から7kt(3.5m/s)、視程6km 、雲なし,気温37℃露点16℃、気圧1001hp で飛行には問題ない状態だったが気温は結構高い。
滑走路は1本で05/23,長さ3,505 m (11,499 ft)、標高58m。
機体はボーイング787-8、座席数256(C18、Y238)で90%の搭乗とほぼ満席の状態。
製造のラインナンバーは26で比較的初めの頃の機体(機体重量がまだ下げ切っていない頃の機体と思われる)2013年末製造で11年くらい運航に供されている模様。
離陸時のビデオ映像が公開されていてそれをみると滑走路端一杯で離陸、浮上したものの脚は上げないで無理に高度を上げ失速したようにマッシュ状に降下している。
アーメダバード国際空港からガトウイック空港までは直線距離で3704nm(6859km)で西行きの飛行であり向かい風になりがちな飛行で燃料は多めとなっていたと思われる。ほぼ満席で気温の高い状態のでの離陸では3500mの滑走路長はそれほどの余裕はなく、ましてやLN26というやや重めの機体故厳しさはなおさらだったと想像される。当日の離陸ビデオでも滑走に路端付近でやっと離陸している状況が見て取れる。
ビデオで見る限り離陸後の飛行は両エンジンの同時不調が事故原因として最も考えられるように見える、エンジン不調で自動展開するラムエアタービンも展開していたようだとの情報も流れている。こんなことを引き起こしえるのはエンジンを制御するソフトに何か落とし穴があったか燃料及び燃料供給系に何らかの異常があった位しか思いつかない。鳥衝突は鳥の残骸が発見されておらずまたぴったり同時に両エンジンを止めるほどの衝突があったとは考えにくくこれではないように思える。
ともかく回収されたフライトレコーダとボイスレコーダには重要なデータが残されているはずであり事故原因の究明が待たれる
これとは別に、エアインディアの機体の整備はトルコの会社が担当しているところがあり印パの戦争状態の現状から事故原因にイスラムの影を疑うNet情報が流れ、急遽トルコからこの機体の整備にはかかわっていないという声明が出されたり、エアインディアがタタグループ傘下に入りエアバス・ボーイングに大量発注を行っており事業の急拡大に進んでいたことが事故の背景にあるのではないかとの憶測が出てきたりと、ネット上の話題は尽きない。翌日のイスラエルによるイラン空爆のニュースに放送のニュースは圧倒されてしまったがnetの情報は出続けており、報道の流すニュースの選択権力のような力がむなしくなりつつある現実も面白い気がして眺めている。
さてどうなるか。

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2025年1月15日 (水)

ロスの山火事は人災のような雰囲気がして

ロスアンジェルスの広範な領域で山火事が発生して燃え続けている、強い風がこれほどまでの大火に至った要因と報じられて、どんな風なのだろう、海から吹き込んだ風なのだろうかと少し調べてみた。
アメリカの風であればhttps://earth.nulKaze2025010718utca lschool.net/の解析が見やすかろうと1月7日頃からのロス付近の風の流れを見てみると、1/7の18UTC頃(現地時間午前10時頃)から北からの強い風がふき始めている。北というとネバダの砂漠からということになる、確かにこれは乾いた高温の風のようだ。なんでこんな強風が、と思うが、これはこのころ低気圧がロスアンジェルスの南側付近を通過したことによるようだ。この気象条件が問題ということならばこれはいかにもしばしば起こりそうな風だ。要するにロスの南を低気圧が通過すれば起こる。異常気象のせいにしたがるのは政治がさぼっているからだろう。なんでも異常気象のせいだ2025010800tenkiz 温暖化のせいだと言っていれば政治家は責を免れる、と思っているのだろう。トランプが支持を受けるわけだ。
気象の計測データとしてはロス空港(LAX)のSynopデータが得られるのでこれを見てみると風のピークは1/8の03UTCで北北東25kt(13m/s)で確かに強いが極端に強いというほどでもない。この時の湿度は28%でこれも確かに低い、がこれくらいのことは起きそうだ。
やはりどうにも危険が予測できていたのに対策が不足していたのではないか、一種の人災ではないかとの気がしてくる。

何故火災災害を防げなかったのか、今後の議論の推移に注目していきたい。

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2024年11月25日 (月)

大手メディアの信頼感が地に落ちて

兵庫県知事選挙でSNSで勝ったとされる斎藤知事の足を何とか引っ張りたい大手メディアがこれは選挙違反だと殺到している。その根拠となるものはやはりSNSへの書き込みであり、大手メディア独自の取材はどこにもない。選挙後高まるメディア批判にこれを崩すべく鵜の目鷹の目であら捜しをした結果がこれだ。もうテレビも新聞も少なくとも大手と称するメディアは信用ならないと自分で語っているような現象だ。自分らの説明に都合のいい証拠だけ集めてそうでないところは決して伝えない、こんなメディアは見ない方がいいと自ら語っているようなものだ、このところニュースはとにかく見ないことにしている。他人に誘導されるような生き方は選びたくない。起こった現象をSNSの誘導のせいだと決めつけている、そこに何らの反省もない。テレビインタビューで選挙民はほとんどすべてが自分で考えて投票していたと言っているのにこれを馬鹿にしている。メディアとそれに雇われている識者と称する集団に我々は選挙民を馬鹿にするそんな権力を与えた覚えはない。こんなことがあると、これは革命への導火線なのかもしれないと思えてくる。古びた革命という言葉が姿を現さざるを得ない社会状況が迫っているような感じがしてくる。
大手メディアにつながる面々は首を洗ってその時を待つべきなのだろう。

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2024年8月16日 (金)

台風7号の報道やウクライナのロシア侵攻報道の仕方が何か変で

このころの報道を見ていると報道されるべきなのにされないことばかりが気になる。たとえば今日の台風7号関連の報道だが、父島を昨日の夜通過していて昨日の21時の父島か上げられたゾンデではとんでもない水蒸気FLUXが観測されている、地上の瞬間最大風速は31mを記録していて相当に荒れた状況だったはずだが、NHKニュースを見る限り全く報道されていない、父島も東京都だというのに。 風は強かったがそれほどのことはなかったということなのか、得られた映像が報道のシナリオに合わなかったということなのか、分からない。限られたシナリオにあった事実だけが報道されていることだけが真実のようだ。
ウクライナのロシア侵攻の報道でも引っかかるところがある。プーチンはかねてからロシアの国土が侵略されることがあれば躊躇なく核兵器を使うと言っていた。今回のウクライナによるロシア侵攻で最も気になるそこをついた報道が全くなされないのは何故か、ウクライナ支援というスタンスに沿わなくなるからなのだろうか。欧州の核に対する備えはどうなろうとしているのか、そのことくらい報じてもよさそうに思える。報道が操られている、これは本当の脅威かもしれない。

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