2022年12月 7日 (水)

サッカーのクロアチア戦も終わって

ワールドカップサッカーも日本チームがドイツ、スペインをまさかの逆転勝利で破り随分な盛り上がりを見せていたが、クロアチア戦のPK戦であっけなく敗れてしまい、あーあの感が抜けない。
クロアチア戦は午前2時頃起きだして延長後半からテレビで見た。自身の戦前の予想は延長に入りPK戦になるだろうというものだったので、2時頃目が覚めてちょうどいいかもとスマホのワンセグを寝床で見るとやはり延長だ。これは大きなテレビで見なくてはと居間の暖房を入れて見始めた。延長後半からだ。両チームともに疲れが明らかでパスミスも目立つ。これは危ないかと思いきや結構攻め入ることもあって互角で時間切れとなった。PK戦の惨憺たる状況をつぶさに見て、しょうがないな、とまた寝た。
勿論ビデオには録ってあって、昨日今日見直しているが、PKの勝敗は偶然とばかりもいえないのかも、と思ってしまう。日本チームのキッカーの球の軌道は明らかに低い、地面付近だ。これではキーパーの飛ぶ方向が当たれば殆ど失敗するのは当然のように思えてしまう。恐らくPK戦を想定した練習などは十分にはやられてないのかな、と思ってしまう。クロアチアはこれまでも何度もワールドカップでPK戦で勝ち抜いておりきちんと取り組んで対処してきたのではと思わせる。この大事な時に正面にまっすぐ蹴って成功する選手までいる、キーパーは誰でも、まっすぐ蹴られれば多分それが一番入る確率が高いと言うと聞いたことがある。本番で実践できるかということなのだろう。
ビデオでゲームの初めから見直していると審判の判断が妙に日本にきついと思ってしまう箇所が幾つも出てくる、審判団はアメリカだ。何かあるのかな、とどうしても思ってしまうが、壁を突破するときにはそんなものともどうしても戦わねばならないのだろうと思えてくる。壁の一つにそんなものもあるのだろう。戦前の国際テニスの世界にもそのようなことがあったと戦後暴露された歴史も思い起こされる。サッカーの歴史はまだまだ数百年位は続きそうな気がする、先の未来では昔はそんなこともあったのか、と歴史の一コマに落とし込まれていくのだろう。これからどう展開していくのか、サッカーの先行きが楽しみだ。

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2022年9月27日 (火)

久し振りに野球を見る

コロナ騒ぎも収まってきたかなという感じになって、暫く遠ざかっていた野球見物に久し振りに出かけた。予想したより色々な事が起こって総じて面白い感が今でも残っている。
 行くかなと思った時に日程を見ると9月26日の対ロッテ戦がホークスの福岡での今期最終試合のようだが、平日でもあってめちゃな混雑もあるまいとこの日に決めて事前に予約しておいた。席はお気に入りのSMBCダブルシートだ、今度は1塁側にしてみたが楽に取れた。
当日試合前に食事しようと少し早目に近くのバス停でバス待ちしていると野球見物風のおばさん達が同じようにバス待ちしている、これは結構混むかなという予感がする。いつもは降りないひとつ前のPaypayドーム前で降りて食事場所を探す。マークイズに食べるところがいくつかあってここで腹ごしらえしてドームに向Paypaydome0926a かう。大きなたこ焼きが目についてこれもテイクアウトして持っていく、マークイズは元のホークスタウンでドームの身内のはずだからここの食べ物の持ち込みは許されるだろうと思っていたらそうではなかった、ドーム入り口の手荷物検査であっさり拒否された、別の施設ですから駄目です、という。どうしようもなくて破棄してもらう、なんだかがっかりだ、経営が楽でもないのかな、そう思ってしまう。
席に着くと予想通り球場全体が見渡せてゆったり座れていい席だ。程なく試合が始まる、ロッテの選手は知らない人ばかりと思っていたら先発投手は佐々木朗希だ、これは有名だ、見れてちょっと得した感がある、対するホークスの先発は東浜だ、パーフェクト投手対ノーヒットノーラン投手ということになる、投手戦になりそうだ。客席を見回すとほぼ満席だ、後で発表された観客数は39500人位だ、こんなに入っているドームは記憶にない。当地最終試合なPaypaydome0926b ら平日でも集まるものなんだ。1回裏のホークスの攻撃になり佐々木の投げっぷりを見る、背も高いが足が長いのがやけに目立つ、投げる球はさすがに速い、155km以上ばかりで驚く、時には159km何というのがあったりしてまともなヒットはなかなか出ない。なかなか点が入らないなあと思っていると5回裏にホークス先頭の三森がデットボール(痛そうだった)で出塁、とにかく盗塁を仕掛ける、バッターの周東はその気持ちを汲んで走り始めるととにかく振る、何度もファウルになるがめげず盗塁を仕掛ける、遂に周到が三振してしまったところで、盗塁を成功させる。佐々木はモーションがやや大きくて盗塁しやすそうにも見える。次の打者牧原の時にも同じように盗塁を仕掛けて打者が振るというシーンとなり5球目についに三塁盗塁成功。続けて牧原三振の時のワンバウンドボールを捕手が取れずに前へはじいたのを見てというかはじきそうなところ読んでいたかのようなスタートの良さで本塁へ突っ込んでノーヒットで1点を先取した、こんなのは見たことがない、打てないなら走り回ってでも点を取るという切迫感が伝わる。チーム全体が必死だ、マジック5が出ていたが残り6試合の内一つしか落とせないということでもある。試合は同点になった後8回裏にこれまでいいところで凡打を繰り返していた柳田がヒットで出塁しデスパが続き今宮がセンター前に返したところで柳田が2塁からホームへ突っ込んで際どくセーフとなってこれが決勝点となった。ほぼ勝てたという感じがして球場を引き上げることにした。8回裏で9時を回っていて、試合が終わった後のセレモニーや花火をみて引き上げるとなると遅くなるし4万人の観衆の移動だけでもたやすOoiribkr0926a いことではない、帰宅は深夜に及ぶことすら懸念される。もたない。
球場を出るところでまだ試合は終わってはいなかったが、大入り袋を手渡された。ドームの営業も随分いい日になったようだ。バスを乗り継いでほぼ10時に自宅にたどり着けた、これならちょっと遅いくらいで普通だ。

満員の観客、佐々木の長い脚と速球、必死に勝ちを狙うプレーの連続、ドームの営業、なかなかの見ものだった。たまには野球も見てみるものだ、野球だ相撲だサッカーだと気軽に楽しめるのも福岡のいいところなのだろう。

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2021年9月24日 (金)

オリパラが終わってもう20日

2021年の2020東京オリパラが終わって20日くらいたった。未だに分からない感じがあるのは開催反対の声が7-80%くらいあったという事前の世論調査だ。誘導的な設問があったにせよ、きわめて大きな数字だ。どうせ直接は見れない地方にいる自分の周りではそのような強い声はあまり聞かなかったように思う、恐らく東京の話でしかない、ということだろうか。あるいはそのような声を先導している者がいたということだろうか。楽天の三木谷の様な知名人が反対したというのもあるのだろうか。しかし三木谷のそんな発言を読んだ時はこんなこというのはどうかと思った、J1リーグにもプロ野球にも自分のチームをかかえながらJ1、プロ野球の中止という声は発せずに頑なにオリンピックにだけ反対するというのは何か別の損得勘定があってのことなのだろうか、そのようにしか見えなかった。オリンピックでJ1やプロ野球が注目されなくなるのがいやだということだろうか。或いは朝日新聞は社説でオリンピック開催反対を主張していたが、朝日主催の高校野球を取りやめようとはしない。オリンピック開催で高校野球の影が薄くなるのが実は反対の根っこにあるのだろうか、勘ぐってしまう。利害関係者が中立のような顔をして意見を述べそれが世論を誘導するというのは見ていて胸糞が悪くなる。兎に角変な声があちこちにあった、こんな変な声が多くの人のぼんやりとした疑問を明確な反対へ後押ししたのではなかろうか。結果的には懸念されたオリンピック関係者から広がる感染爆発(主に海外メディアの懸念だった)は起こらなかった。

一方で実行サイドの対応にも、あれ、というところがある。徹底したPCR検査を選手・関係者に対し毎日のように行なっていたというあたりだ。これまではPCR検査を予防的に広く行うというやり方は全くというほど政府の行動としては排除されていたように思う。恐らく厚生労働省サイドを主導する医療関係者のPCR検査に対する不信感(6-7割位しか信頼性が無いという)がそうさせていたように見える(例えばチームの中心にいた押谷氏の発言@newsweekインタビュー)。ところがオリンピックでは手のひらを返したような検査密度だ、国際的感覚がここにあって、これをIOC側から指摘されたということだろうか、解らない、なーんだできるんじゃないか、そう思ってしまった。

普通に思えばオリンピックは選手のための大会だ、4年に一度しかない大会のメダルは選手寿命の中で大きな比重を占めているだろう、何とかやってあげたいという気持ちがあるのが当たり前のように思う。しかし、これが表に出にくかったマスコミの状況が大会前にあった、少し異常だったように思う。戦前の軍国主義が大手を振っていた時代もこんなのと同じではないのか、マスコミがあおった軍国主義と同じように、操られるようにしてオリンピック反対の世論がヒステリックに形成されていった、この過程は落ち着いて検証さるべき事態のような気がしてならない。また別の形で繰り返されるのではなかろうか。

コロナの時代は非日常の連続の様な気がしている。その意味では眺めているだけできわめて興味深い時代というほかないようにも思っている。

それにしてもこのオリンピックは最初福岡へ誘致するという話があった、もしそれが実現していたら、どんな展開になっていただろうか。未来はとても見通せないことで満たされている、つくづくそうも思ってしまう。

 

 

 

 

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2021年7月30日 (金)

オリンピック漬けの日々とアクロスのコンサートと

オリンピックが始まって、テレビばかり見る日々が続く。世界屈指のアスリート達の本気の勝負は大抵の番組より遥かに面白い。
しかし、時には少し外さないときつい気がする。そんなのもあって、開会式の2日前の21日から競技が始まって6日目の27日にアクロスのランチタイムコンサートに出かけた。ダニエル・ゲーデというバイオリン奏者の演奏会だ。ダニエル・ゲーデという名は全く知らないままに、良さそうな予感がして出かけたのだが、予想通りというか、かなり良かった。
曲はPhoto_20210730234601
C.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 op.78「雨の歌」
C.フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
J.マスネ:タイスの瞑想曲
F.クライスラー:
美しきロスマリン op.55-4
愛の悲しみ
ウィーン小行進曲
アンコール曲 : A.S.アレンスキー:セレナード ト長調 op.30-2
伴奏ピアノは大須賀恵里だ。

コンサートの出だしでは伴奏ピアノの音が大きい気がしたが暫く聞くとそのピアノの中から細く鋭くもクリアーな音が突き抜けてくる様がよく思えてくる。ゲーデの希望で伴奏が大きいのかもしれない。音のバランスといい音色と言い、えもいわれず素晴らしく、音楽そのものがよく響いてくるとしかいいようがない。近年になくいいコンサートだった。フランクのバイオリンソナタが特に心に残った。
戻って改めて経歴を見ると1966年ハンブルグ生まれ、若くしてウイーンフィルのコンサートマスターを暫くつとめたりもして世界的に活動している。相当な経歴だ、何やら合点がいく。日本語の自身のホームページも持っていてかなりの親日家のようでもある。神戸や東日本大震災に際しては来日してチャリティコンサートを何度も開いていたようだ。

コロナとオリンピックで閉じこもってばかりの生活からふうーと息が抜けた。

しかしこのオリンピックはやっぱりやって良かったと感じている。日々新しい驚きに出会う。感慨もある。昨夜はセーリング競技の有様をやっと見れるサイトに行きついた。470級女子の第3レースを全部見てみたがまるでアメリカズカップ中継のようにヘリも飛ばして今どの艇がどの順番に走っているか分かるように映像で追ってくれる、素晴らしい、ヨットレースは海岸から眺めたのではとても解らない。日本チームがトップを走るレグもあPhoto_20210730235201 ったりして世界のトップクラスのセーラーと互角の勝負を戦っている模様が伝わってくる。TVで放送されないのが残念だ。見ていると数年前にやめてしまったヨットクラブでのレースを思い返してしまう。スタート前の場所取りなどやっていることはレベルが違えど同じように思える。やっぱり海は好きだ。

寝不足の日々が続いていく。オリンピックが終わったら何をしようか。

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2021年6月25日 (金)

またコロナのことを書き残す

コロナのことを何でもまた書いてみる。今しか感じることのできないことだ。


10日位前に近くの医院で1回目の新型コロナワクチン接種を受けた。ファイザーのワクチンだ。通常の診察の合間に接種をやっている形で待合室にワクチン接種待ちの人の姿は多くはない。これで済むならこれでいい。接種は接種量が少ないためかすぐ終わり待機場所で30分過ごす。何とも無い。風呂はいいが運動はなし、とあり、散歩は止める。散歩位ならいいのかもしれない。2回目は3週間後でこちらは何らかのダメージが体に来る可能性があるようだ。ただし若い人ほど要警戒のようで、年寄りはそれほど心配するほどでは無かろうと思っている。この日は少し睡眠不足気味で接種を受けた、ネット情報では睡眠不足がワクチンの”つき”に最もよくないらしいとある、どちらかというとこちらの方が心配だ。
自分自身が接種を受けると、日本はどうしてこうも接種が進まないのかという憤りは収まってしまうのは我ながら情けない気がしてくる。結局は自分の事第一なんだ、こんな事態では恐らく多くの人もそうなんだろう、と思ってしまう。ともかくコロナの精神的な閉塞感はワクチンでずいぶん和らぐようだ。2回目を打ってしまうともっとなのだろう。「気が緩む」と表現される状態になって社会的な警戒感が薄れてくることから イギリスでの再流行のような事態になってしまう可能性も、確かKyogijyo2021 にと解る。

オリンピックの議論がいつまでも騒がしい。アスリートファーストでは何とか開催してあげたい、と思う。無観客が前提で開催とすべきだったのだろう。コロナ感染に顕著な好転があれば観客を入れることも考慮するという位がいいところなのだろう。少しでも観客を入れようとするのは、無観客ではスポンサーに対する申し訳が立たないと思ってのことだろうか。IOCからの圧力があるのだろうか。本当のところを伝わるようにしないと運営に対する不信感が増すだけのように思える。

東京2020ライブサイトやパブリックビューイングの中止決定も如何にも遅い。都内の計画はすべて中止と数日前にやっと発表されたが、都外の熊本などでの催しについては未だだ。熊本側は中止でもいいと東京都側に伝えているようだが東京都による正式な中止決定は未だに無い。このコロナ時代にパブリックビューイングなど密を生むだけのイベントを公共で行うのは如何にも認識がボケている、コロナ前に決めた計画が中止決定されないままずるずるここまできたということのようだ。間違いを認めない、一度決めると変えられない、典型的お役人仕事だ。こんなのを見ているとオリンピック全体の運営の頼りなさによるトラブルがまだまだぼろぼろと出てきそうな気がする。


競技開始となる7月21日はもうそこに迫っている。どうなるか。

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2021年6月 2日 (水)

中国クロスカントリー事故が気になって

5月22日に中国・黄河石林で催されたクロスカントリー大会で気象が急変し21人の死者が出た、という報道があり耳を疑った、21人という人数の多さだ。一体何がと調べ始めた。
このクロスカントリーレースは黄河石林山地马拉松百公里越野賽(黄河石林山岳マラソン100キロクロスカントリーレース)と呼ばれ今回が4回目であったようだ。このイベントは、景泰県が主催し、白銀市党委員会と市政府が後援し、イベントの運営は甘粛省盛京体育文化発展有限公司が管理しているという(Bai-du百科による)。
Photo_20210601235201 場所は、緯度経度では北緯47度東経104度付近の黄河西側で標高2000m程度の山岳部分を巡るコースだ。
Baidu百科にあったコース図を転載する(右)。参加者は100kmコースでは172人だったという。最短の5kmコースでは非常に多くの(1万人レベルの)一般ランナーが参加する大規模なイベントのようでもある。現地時間午前9時にレースは開始されたが正午ごろ天候が急変し20kmから30km地点(チェックポイント2から3の間、急な吹き曝しの上り)で一部 の参加者の連絡が途絶え、競技は中止となった。
この時の気象は具体的にどうだったのか、まずはJAXAの世界レーダー雨量分布図で見てみる(左下、2021.5.22.現地10-11時雨量分布)、確かにこの時202105220203utcamekumo1_間帯に帯状の前線とみられる降水帯が現地を通過している。地表の気温、風等のデータとしてsynopポイントのdataを調べる。問題の発生したチェックポイント3(CP3)はグーグルマップの地図と照らし合わせると(北緯37.0,東経104.22)と読めるが、近くのsynop点の計測値はなく、100km位離れた地点のデータしかない。(Huajialing、(35.38,105.0)標高2450m)。ここでは11時で気温10.4℃が17時で1.2℃に急落、11時-14時で2mm、14時-17時で10mmの雨、風速は8時ごろの前線通過後次第に強くなり北から8-12m/sの強風が吹き続けている。緯度経度の差を考えると問題の起こったクロカンコースではこれより若干早く同様の気象変化が起こったと推定される。
前線状の降雨帯が通過した際、ひょうが降ったという証言がある、予想以上の激しい積乱雲が発生したようだ。マクロな気象予測計算では850hp高度で気温が下がる部分が通過するもののここまでの急激な変化は予測していなかったようでもある(右下図)。2021052206850hp2
しかし、データを見る限りでは異常気象というような天気ではなくメイストームと称されたりもする5月頃の変わりやすい山の天気の一つくらいの感じがする。ここを短パン・ランニング姿で駆け抜けようとしたことが無理だったということの様に思える。いずれにしろ天候の急変は想定すべきであったのに主催者側がきちんと対処しなかったとみえる。


調べるに当たって中国の新聞やネットへの書き込みを中国語で見つけて翻訳ソフトで読んだりしていたが、幾つか思うところがあった。まずはクロスカントリーという現代的スポーツが思いの外中国で盛んなようなことだ。日本では市民マラソンはあってもこんな大規模な市民参加のクロスカントリーレースはあまり聞かないような気がする。もう一つは事故後直ぐに参加者の具体的体験がネットに書き込まれたり、また主催者の非を糾弾する声が一斉にネットに出てくるという思いの外オープンな社会の雰囲気だ、これにちょっと驚く。中国も開かれた社会とすべく前へ進んでいるような姿がリアルに分かってどこか安心を覚えた。世界の未来もまだまだ捨てたものではないかもしれない。

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2020年11月 1日 (日)

コロナとアクロスのコンサートやサッカーの観戦や

コロナも日々の感染者が福岡県で10名内外と随分と落ち着いてきて、コンサートやスポーツ観戦などの催し物も徐々に動き出してきた。

アクロス福岡でのコンサートはやっと再開の状態になったが、海外からの演奏者の来日が未だに思うようにならず、演奏者や演目の差し替えあるいは中止といった状態が続いている。10月は福岡では例年古楽器による演奏会がいくつか開かれていたが今年は欧州からの演奏者の参加が不可能になり、国内演奏者だけとなった開かれるだけでも十分という感じがする。

ランチタイムコンサートとして開かれた10月16日の古楽器演奏会に久しぶりに行ってみた。観客は結構多いが座席はコロナ対策で一つ置きになっていてゆったりしている。ドリンクコーナーでの飲み物の提供販売はなく水分補給は各自持参したペットボトルを飲むほかない。クロークも停止、切符は各自もぎるとコロナ対策が色々ある。

プログラムはバッハのヴァイオリン協奏曲 第1番、第2番、および 管弦楽組曲 第1番だ。

聞いていた時は古楽器特有の響きがいい心地だったのだが少し経つとすっかり忘れてしまう。言葉と同じように楽器の響きも演じられたその音はたちまち大気の中に消えていき後には何も残らない、瞬間のアートだ。それでも管弦楽組曲 第1番の方はバロックオーボエの金属的な音色が印象に残っている。バロック期ではナチュラル・トランペット以外の管楽器は大抵木管でバロック時代の演奏は古楽器を用いて初めて当時の音色が再現できるという。定期的に古楽器の演奏会が開かれるのは貴重な感じがする。

つい昨日(10月30日)は九響(指揮:小林研一郎)と福岡出身のピアニスト藤井佑子によるピアノ協奏曲のコンサートがありリストの1番やベ-トーヴェンの5番「皇帝」などが演奏された。何時ものように九響はいい演奏だったしピアノはどこかのキーが少し調律がずれたような響きがあったものの座った場所が良くて激しい手の動きが良く見えこんな風に弾いてるんだと感心して見ることができて、なかなかの演奏会だった。

コロナもやや収まってきたのを反映してか席は一つ置きという縛りはなくなっていた。
また月に一回くらいのペースで演奏会が聴けるようになってくれそうでちょっと安心する。

スポーツ観戦の方は10月25日にアビスパ福岡対ジェフ千葉戦を福岡のスタディアムに観に行った。アビスパはこのところ好調が持続しJ2の首位を走っている。友の会のタダ券がまだ未使用だったというのが観戦の動機でもあるが、どんな観戦スタイルになったのかにも興味があった。友の会の切符は昨年までは紙だったのが今年からQRチケットと称してスマホ上にQRコードが送られてそれがチケットとなる方式になっていた。家内の分はスマホ上でQRチケットを譲渡するという手続きになって結構面倒な操作となる。

前日からQRチケットの取得手順を進め駐車場の予約もスマホで行ったのだが、何故かQRチケットの観戦ゾーンが家内とは一緒にはならない形となってしまった。何とかなるだろうと当日出かけるとゾーン内では席は自由だが、料金が同じところでも違うゾーンには行けないという。集中を避けるコロナ対策の一環のようだ。ゾーンの境界に係員が立って通行を厳しく規制している。しょうがないので境界付近の別々の席で見ていた。試合が始まって1/4位過ぎると規制が緩まって係員の了解のもと席移動ができるようになり、あとは普通に見れたが、席は1-2席空けてしか座れないのはコンサートと同じだ。応援は拍手と配られたハリセンを叩いてのみということだったが目の前で味方がゴールすると誰しも立ち上がって声を上げてしまう、どうしようもない。勿論マスクは必須だが。

各種食べ物屋はコロナ前と同じように開店していて、休憩時間には列をなして観客は買い求め、あたりの座れるところへ座ってマスクを外してしやべりながら食べている。際どいといえば際どい。

試合の方はアビスパは兎に角1点を守り切り、勝ち点3を挙げた。首位キープだ。去年に比べ外人が増え攻め方や守り方が多彩になった気がする。このまま走ってJ-1昇格を勝ち取れるかもしれない。

少しづつもとに戻りつつある、だがまだ先は大分ある感じがしてしまう。

コロナが終わっても又全く別の感染症が現れるかもしれない。一つ一つ乗り越えていくよりほかないのだろう。

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2019年10月22日 (火)

日本シリーズ第一戦が疲れて

日本シリーズを初めて生で見た。
4年前に一度日本シリーズ第7戦の切符をとっていたことがあったが早々に優勝が決まり払い戻しを受けて試合は見ずじまいだった。
今年は巨人対ソフトバンクという組み合わせになって、これは見た方がいいかな、と思った。巨人は一時ほどではないが腐っても鯛というところがある。ともかく見るなら第一戦だ。
切符はクライマックスシリーズが終わる前に先行予約を入れておけばまだとりやすかったかと思うがそんな器用なことはできない。一般予約は日本シリーズ開始の2日前の10月17日午前10時からネットと電話で受け付けるとある、随分なスケジュールだがこれを狙う。電話よりネットがまだとりやすいか、とパソコンを開いて10時にエントリーしようとするが懸念した通りアクセスが殺到してまともにつながらない。時々つながっても手続きを進めていく途中で応答が無くなりなかなか予約完了まで行きつけない。1時間くらい奮闘してやっととれるようになった頃には Nihonseries2a 残っている切符は外野が中心となっていて、あればと思っていたWシートはとうに完売となっている。普段の倍くらいの価格なので外野をとるくらいがフトコロかげんからちょうどいいかと外野指定をとる。外野でも1枚3000円もする、これに発券手数料が330円上乗せされる。いい商売だ。クライマックスシリーズを2年続けて落としている西武が可哀そうに思えてくる。
切符はとりやすい3塁側外野としたが懸念した通り巨人応援席エリアのそばとなった。でもめったに見られない巨人応援団の応援を直に見るのも面白い、歌がいいかな、と思える、流石にちょっと都会的な応援だ。座ったすぐ前の席の若者達も巨人応援のようだ、巨人のシャツを着ている、しかし時々ソフトバンクのシャツを羽織ったりして7回に風船を飛ばす時はソフトバンクのファンのように風船飛ばしに加わって楽しんでいる。こんな軽い若者の応援風景は面白い、やはりテレビで見ていたのでは感じられない。
試合は7-2で数字的にはソフトバンクの快勝だがピッチャーも球数が多くてピシッとせず、巨人の投手も焦っているのかデスパイネに危ないボールを投げてついにはぶつけてしまったりもしてNihonseries3a (未だにこれは故意ではなかったかと疑っている)、すっきりした試合でもなかった。しかしそれを感じるところにリアルで見たかいがあったと思ったりもしている。色々面白い。

ともかく終わって急いで帰ろうとするがいつも利用している路線バスが時間も10時を過ぎたためかなかなか来ない。天神で乗り継いで11時を少々過ぎた頃にやっと自宅に帰りついた、長い試合だ。次に野球を見るなら昼の試合だな、今は固くそう思っている。

こんな風に過ぎていく平和な時間が心地いい、平和ボケかもしれない。

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2019年9月27日 (金)

ラグビーワールドカップを福岡レベルファイブで観戦

ラグビーワールドカップが福岡でも見れるというのでネットでチケットを買って見に行った。福岡である3試合のうちアイルランド=サモア戦が面白そうだったが安い席の切符はあっても並びで2席は取れないと返してくるので、とにかく並びで2席とれるイタリア=カナダ戦とした。
福岡のレベルファイブスタジアム周りは当日クルマでは入れなくなるようなので地下鉄で空港まで行ってそこから連絡バスとした。近いので直ぐつくだろうと思っていたが規制のため大回りして競技場から結構離れた降車場で降ろされる。立ったまま結構な時間乗ってまた坂道を下ったり登ったりさせられて足の動きが鈍くなってきた。これは体にこたえる、しかしタクシーも寄り付けないようで他に選択肢はない。誰でも歓迎という観戦ではない、主催者中心の仕掛けを感じる。
手荷物チェックが混む予想で60分位かかるというおしらせが事前に主催者側からメールで来ていてキックオフ1時間半前現地着の目標で来たのだがゲートの手荷物検査は空いていて直ぐに検査が始まった。熱中症防止用にペットボトルにお茶を入れてもってきたが、検査の人は駄目です、という、熱中症防止用で医療目的だから許されるはずだというと、今度はペットボトルはいけないという、送られてきた注意事項では医療目的の持ち込みは可能Rwc2019fukuoka2 でできるだけプラスチックの容器にするように、とあったのでわざわざペットボトルに入れてきたと言うが、らちが明かない。そのような連絡が出されているのを知らないようだ、責任者を出してくれというと、リーダーと思われる人が現れて医療目的であれば問題ないペットボトルで問題ない一応飲めるところを見せてくれというので飲んで見せるとあっさりOKとなった。どうにも飲み物の持ち込みについては現場が混乱しているようだ。とにかく熱中症防止用のペットボトル飲料は持ち込める。
天気の方は下層に暖気が南から上がってきて大気は不安定さを増していて悪くすれば雷かと構えていたが直前のMSM計算値ではギリギリ持ちそうなので一応簡易カッパを持参する位とした。結果的には雨にはならずに済んだ。
肝心の試合は思いのほかカナダにミスが出て48対7でイタリアが快勝した。スタンドは価格が一番高い席辺りにやや空席があったが他はほぼ満席でカナダ応援と見られる外国人もそこここにみられたし少ないがイタリア人応援もそれなりに来ている。スタンド全体の応援は負けていることもあってカナダ、カナダの声が優勢だ、太平洋を挟んだ隣の国ということもあるのだろうか。ウエーブも2周したり観客も結構盛り上がっていてワールドカップというお祭りの雰囲気がそれらしい。
試合で解りにくいのは審判の判定で、何度もビデオ判定のシーンがあったが、トライが取り消されたりあるいはペナルティトライとなったり、どうしてそうなのかが、ついていけない気がした。トライに関わるところ位には野球のように一言審判からの説明が場内にあってもいいのでは、と思ってしまった。全体に審判の判定については解りにくく、ラグビーというゲームの見るスポーツとしての問題点のように思えた。

帰りはずっと座っていたのもあって地下鉄福岡空港駅まで歩いてみた。結構歩く。20数分位ぞろぞろと歩いてやっと地下鉄に乗る。最後が一番疲れた。こんな方法しかアクセスがないワールドカップのレベルファイブにはもう来たくない、それが正直な感想だ。なんとかならないものだろうか。

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2018年7月 2日 (月)

ベルギー戦、ロストフ・ナ・ドヌの天気

ワールドカップも佳境に入ってきた。
ベルギー戦は日本時間3日午前3時(現地時間2日21時、世界標準時2日18時)キックオフとなる。気になる天気をGSMデータからみてみると キックオフ時は
晴れたり曇ったり気温は23℃位、湿度は50%位で風も弱くいいコンディションとなるようだ。イラン方面からの暑い空気はカスピ海付近とやや東に寄っていてロストフでは前回のヴォルゴグラードのような高温はなさそうだ。

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ロストフ・ナ・ドヌは黒海の北東部の入江の様なアゾフ海に注ぐドン川の河口近くにあって、スタディアムは海の影響もあって涼しいのかもしれない。やや長い名前だが ナ・ドヌとはドン川に面したとの意らしい、もともとは単にロストフと呼ばれた地方で、似たような地名がほかにもあるので ナ・ドヌ が付いたということのようだ。人口は100万少しというから結構大きい都市だ。黒海を経て地中海に抜けられるという交通の要衝のようにみえる。ロシアにも色々な街があって面白そうでもある。
さてどうなるか。

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