トイレタンクの水漏れをやっと直す
引っ越して以来2つあるうちの一つのトイレが、止めた状態でも微妙に水が流れる症状に悩まされていた。ネットで調べると、たいていはボールの浮きで止める仕掛けが締まりが悪くなってきたため起こる現象で、浮きによるの閉め力を増すように下向けにボールのアームを曲げれば解決するとある。これを信じて 漏れが気になったときはボールのアームを少し下に曲げていた。多少改善はされた気がするが止まりきらないままに何度も曲げを繰り返しついにはボールのアームをへし折るまでに至ってしまった。これではしょうがないのでボール式から上下にレールに沿って浮きが動く方式のしかけを発注してこれに変えた。少し良くなった気がしたがこのところまた漏れが気になってきた。これまでは井戸水だったものを隣家の新築で水脈に泥が混じるようになってこれを期に水道に変えていた、今度は漏れは直接水道料金に出てくる。近頃はゴム栓が全く止まらないようなことも時々ありどうも様子が変なので、底のゴム栓の劣化かもしれないとゴム栓が蓋された状態で止水栓を止めてみた。懸念が当たり漏れはゴム栓が犯人だったことが判明した、数時間でタンクは空になったのだ。ネットで調べると替えのゴム栓は500円ちょっとで売られていて大抵のタンクには適合するとある。タンクの型式は不明だが500円ならだめでもあきらめがつくと発注した。カクダイの4643ロータンクゴムフロート という品物だ。取り寄せになって暫く待ったがついに届いて直ぐつけてみる。50年は経っているTOTOのトイレだったが問題なく適合した。取り換えに特段の工具もいらず簡単に替えられ、試運転するとぴったり止まって漏れはない。なーんだ、ずっと前からここが問題だったのだと悟る。最初のネット情報を信じた早合点がここまで尾を引いたことになる。
困ったことは何でもネットでそれらしい答えが出てくる、便利な時代になった。それだからこそ自分の目の前に展開する現実とネットの示す解決策が本当にマッチしているか疑ってかかる必要のある時代になっていることも、今回ならず思い知らされている。
これはいい兆候かもしれない、多くの人が似たような経験を積んでいけば、ネットの浅薄さを乗り越えた新しい未来が先には展開していくことになるかもしれない。未来も捨てたものではない。