コロナを気にしながらオオルリに出会う
コロナ騒ぎは暫く収まりそうにない。テレビを見ても福岡市のコロナ情報のテロップや外出自粛の表示がNHKの画面の端に出続ける。散歩は規制外になっているが近所の同じ所ばかり散歩するのも飽きるので、少しだけ足を延ばして南公園エリアに出向いてみた。4月17日のことだ。
各国での規制は色々あるようで行動範囲の規制も自宅から2kmまでとしているアイルランドのような国もあるとinstagramで知った。そのくらいの目安があると考えやすいが何で2kmなのとも思ってしまう。ともかくは近所と思う範囲ならいいということだろう。日本のように明瞭な症状のある人以外は濃厚接触者しか検査しないという、普通の人をまともに検査してくれないところでは無症状か軽症の感染者が公表値以外に大勢いるものとして行動を考えざるを得ない。クルーズ船の感染者データでは感染者の実に51%が無症状感染者だったことが明らかにされている(国立感染症研究所2月20日更新のレポート)。ということは現在発表されている感者数とほぼ同じ数の無症状感染者が少なくともいるということになる。もしかしたら自分も既にどこかで感染していて無症状だけなのかもしれない。
人があっちこっちに出かけて何らかの接触を方々ですることそのものを抑える必要があるのは明らかだ。
ともかく近所と言える範囲の南公園で閉園中の植物園の外周りを1周散歩して鳥を見たりしてみた。駐車場は植物園のパーキングが使えないので近くのコインパークに入れる。 周り始めてみると人が思いの外多い。ジョギングや散歩等様々で鳥見の人もいる。
見ているとアカハラが出てくる。久しぶりだ。去年はここにコマドリが来ていたので気をつけてみるが居ない、もうどこかへ移動したのかもしれない、去年見たのは4月9日だったし今年の方が暖冬だ。とにかくアカハラの囀りも聞けたのでよしとするが録音機を家に忘れてきたのが悔やまれた。
シロハラも見やすいところに出てきたりヒヨドリもしぐさが面白くて、のんびり鳥見しながら周回する。途中ま で来ると前を横切る青っぽい鳥がいる、もしやと双眼鏡で確認するとオオルリだ。今季初めてだ。渡ってきたばかりだからだろう、囀ってはくれないが、いい。頭上ではセンダイムシクイが飛び回って囀りも聞かせてくれる、いかにもこの季節らしい。
2時間くらいで周り終えて帰る。
こんな風な生活ができるならまだまだ持ちこたえられるだろう。しかし長い戦いになりそうだ。