2017年10月 3日 (火)

2017年9月の福岡市南区周辺及び旅先の野鳥

夏から秋へとゆっくり向かい渡り鳥の季節となった。近くの油山からはハチクマの渡りが今年も楽しめた。鹿助池にはウグイスが戻ってきてまた中公園にはエナガの群れも戻った。ヒヨドリの騒がしい声が懐かしく思え、普通の秋がまた訪れようとしている。

手元に残るメモからの主な観察記録は下記

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2017.9.2 am7:00-8:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:カワセミ1、チュウダイサギ1、コサギ1、ヒヨドリ2-4、シジュウカラ2-3、キジバト2 新市楽池:シジュウカラ2、バン7(親1若2ヒナ4)、スズメ4、マガモ2、キジバト2 

2017.9.3 am7:00-8:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:カワセミ2、コサギ1、エナガ4-5、シジュウカラ1、スズメ 新市楽池:バン4(親1ヒナ3)、マガモ

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2、アオサギ1 鹿介池:カワセミ1、ドバト4、ハシブトガラス2

2017.9.4 am7:00-8:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:シジュウカラ2、コサギ1、カワセミ1、スズメ25 新市楽池:バン5(親2ヒナ3)、スズメ4、マガモ2、キジバト

2017.9.6 am7:00-8:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:コサギ1、スズメ4-5、ヒヨドリ3、ヤマガラ

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1 新市楽池:バン5(親2ヒナ3)、マガモ2、ハシブトガラス1、ハシボソガラス1 鹿介池:ムクドリ5、バン1、マガモ3、ハシブトガラス1、

2017.9.8 11:00-9.9 11:00 小笠原航路 ウミネコ、オオミズナギドリ、オナガミズナギドリ、シロハラミズナギドリ、カツオドリ
2017.9.9 11:00-18:00 父島各所 イソヒヨドリ、メジロ、

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ハシナガウグイス、チュウシャクシギ3(宮之浜)
2017.9.10 --18:20 南硫黄島航路 アカオネッタイチョウ、カツオドリ、アカアシカツオドリ、シラオネッタイチョウ、オナガミズナギドリ
2017.9.11 7:30--9:30、14:00-16:00 母島航路 アナドリ、カツオドリ、アカアシカツオドリ、オナガミズナギドリ
2017.9.11 9:30--14:00 母島各所 メグロ、メジロ、イ

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ソヒヨドリ、オガサワラヒヨドリ、ムナグロ、メダイチドリ
2017.9.12 8:00-15:00 父島・南島 カツオドリ、オナガミズナギドリ、アカアシカツオドリ、オガサワラノスリ
2017.9.13 --15:30 東京航路 オオミズナギドリ

2017.9.16am7:00-8:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:カワセミ声1、シジュウカラ、スズメ、キジバト1、ドバト2 新市楽池:バン4(親2ヒナ2)マガモ2、シジュウカラ、ハシボソカラス 鹿介池:マガモ1、ハシブ

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トカラス

2017.9.18 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 新市楽池:バン4(親2ヒナ2)
 11:30-12:30頃 油山片江展望台 ハチクマ約400、トビ、ハシブト・ハシボソカラス

2017.9.19 am9:00-10:30頃 佐世保・烏帽子岳 アカハラダカ100+、ツバメ、アマツバメ

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2017.9.20am7:00-8:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:コゲラ1、スズメ15、ヤマガラ1、シジュウカラ1-2 新市楽池:バン4(親2ヒナ2) 鹿介池:コゲラ1

2017.9.23 pm3頃 福岡市小戸公園 トウネン約20

2017.9.24 am10-11:30 佐賀県大授搦 ダイシャクシギ、ホウロクシギ、チュウシャクシギ、ダイゼン、トウネ

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ン、ハマシギ、シロチドリ、アオアシシギ、チュウダイサギ、アオサギ、ツバメ

2017.9.26am7:00-8:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:シジュウカラ2、スズメ6、キジバト1、コサギ1、ムクドリ、ハシボソカラス 新市楽池:バン5(親2ヒナ3)マガモ2、シジュウカラ1 鹿介池:カワセミ声1、シジュウカラ2、ムクドリ、ドバト2

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2017.9.29am7:00-8:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:カワセミ1、シジュウカラ、スズメ、ムクドリ 新市楽池:バン2(親2ヒナ0)マガモ3、スズメ 鹿介池:ウグイス声1、シジュウカラ1、スズメ3、ハシボソカラス

2017.9.30am7:00-8:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:シジュウカラ、スズメ15、ムクドリ、メジロ 新市楽池:バン2(親0ヒナ2)マガモ3、スズメ

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2017年9月30日 (土)

移ろいゆく時・変わりゆく景観


1週間ほど前、思い立って干潟の野鳥を見に有明海の大授搦に出かけた。

これには前段があった。その前の日久しぶりにヨット遊びで小戸のヨットハーバーを訪れた折、終わった後つ

Tounen

いでだからと隣の小戸公園のほうへ鳥見でもと見に行った。浜の水際にチドリのような小さなシギが20羽位来ているのが目に入る。家族連れが多くて小さい子供がシギを追っかけるものだからなかなか落ち着いてみたり写真に撮ったりできないが後で調べるとトウネンのようだ。もしやヘラシギでも混じってはいまいかとつぶさに見ていくがいない。最近博多湾でヘラシギが出たとテレビで流していたような記憶があってもしやここのことかと思ったりしていたがそうではなかった。しかしこんなところにこんなシギがまとまってくるとは、そんな渡りの時期になったとの感慨があった。
それにしてもトウネンを見ても即座にトウネンの名が浮かんでこなかったのが気になった。これはいけない、時々シギチドリはちゃんと見てないとすぐに忘れそうだとの一種の強迫観念があって、翌日有明海の大授搦に出向いたという次第だ。

大潮から中潮に移るあたりで11時20分頃満潮というのも行きやすくて背中を押される思いで出かけた。

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8時半頃普通に自宅を出て満潮の1時間半くらい前に到着した、鳥のいるラインは若干離れているが、これから潮が満ちるにつれ寄ってくると思うと丁度いい距離感だ。
ダイゼンが多いが夏羽が変わりつつあって模様はいろいろだ。面白い。トウネンもまばらにいる。ヘラシギはと探すが見当たらない。シロチドリやダイシャクシギ他色々いるが識別はいまだにすらすらとはいかず、進歩がないとまた思ってしまう。
でものんびり移ろい行く秋の日を干潟で過ごすのは悪くない。気持ちが緩む思いだ。
9月はおやと思うことが毎日のように起きてきた、季節ばかりでなく、色々な事象の変わり目でもあるようだ。



干潟へ行った翌々日、福岡・六本松の九大教養学部跡地の再開発で新しいビル(六本松421)がオープンしたとあって出かけた。小さいころから何度も見ていた場所が大きく変容したことに
なる、見たくなるし、初日なら何か配られているかもしれないという期待もある、まったくの野次馬だ。

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福岡市科学館が入るビルの中にあるTSUTAYAとスーパーが先に開店した、科学館本体は10月1日開館ということらしい。
駐車場がどうなっているのかネットでもよくわからなかったが、どうにかなるだろうと正面なら右折で入ることになる西のほうからアプローチした。近づくと敷地の中央にPのマークが見えて右折でも曲がりこめるようになっている。満車ではないようだ。上り下りがすれ違うようになっている駐車場でやや狭い感じがするが上がってとにかく空いたところへクルマを押し込む。とめた階は丁度TSUTAYAのフロアーと同じでそのまま店内に入る。
武雄図書館のTSUTAYAのように軽食が売られており飲食しながら本を手に取れるようになっているが混んでいてあまり落ち着かない。手

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に取れるところに色々本が置いてあるが、こんな本があったのか、という感じは武雄のほうが数倍優れている、普通では目にしないいい本がある、という印象があまりない。マスに合わせようとすると結局こうなるかと思ってしまう。それでも探していると、おや、という本もあってせっかくだからと買い込む。「シンメトリーの地図帳」という文庫本だ。かねがね自然の織り成すシンメトリーが気になっていた、自然科学の公式でも何故かシンメトリーが現れるようなところも引っかかっていた。こんな時に買う本としてちょうどいい。

1階のスーパーも覗いてみる、ちょっとおもしろそうなところはあるが驚くようなほどでもない、適当に引き上げる。

干潟の野鳥のように毎年繰り返される変化も、昔からなじんでいた都市景観の新たな変化も、変化はなんでも面白い。生きるということは結局は変化の中に身を置き続けることかもしれない、ふとそんなことも思った。変化の日々が過ぎていく。

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2017年9月29日 (金)

タカ見と棚田と

9月は駆け足で過ぎていく。もう2週間位前のことになる、福岡に近づきそうに見えた台風18号は微妙に南にずれ福岡への影響は弱まった。
それでもそれなりに台風の影響は出たが、台風が来るといいこともあった。タカの渡りへの効果だ、台風明けに一気にタカが渡る。
こんな日は鷹見のポイントへとにかく立たねば損とばかり台風の翌日 近くの油山の片江展望台に出かけた。3連休でもあり懸念したが駐車スペースはまだ残りがあった。

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見始めたのが11時20分頃で、すぐにタカ柱が確認できた。見ていると次々に来る、積雲が心地よさげにぷかぷか浮いている。いい日だ。
肉眼で見えるくらいに近づくこともあって写真に撮ったりスコープで追ったり忙しい。一般の観光に訪れた人も肉眼で見えるのに感激している。これは多い。
横でカウント集計しているのを見ると1時間ほどで4-500羽出ていることになる。

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そのうちぱったりと来なくなって食事時でもあるのでさっさと引き上げる。十分堪能した。

気をよくしたこともあって翌日は気になっていたアカハラダカの渡りを佐世保の烏帽子岳まで見に行く。朝早目に出かけていくと伊万里の先の国見峠で雲海がちょっと出ている。そういえばこの辺りでは棚田に雲海の風景が良いといわれていたのをかすかに思い出す。しかし写真はな

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かなか難しい。何枚か撮ってみる、インスタグラム用に使えるかもしれない。
烏帽子岳の上りはナビに従って細い取り付け道路から入る。登山道路入り口が見落としやすかったのも思い出す。久しぶりだ。
6時半過ぎに自宅を出て9時前にほぼ予定通り目的地に着く。2時間と少しだ。懸念した駐車場は十分空いていて、関西ナンバーの車もちらほらある。

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観察場所にはおがさわら丸でおなじみとなった大望遠レンズを付けたカメラがずらりと並んでいる。確かにアカハラダカを対馬に渡らずに見るにはこのポイントが一番いいのだろう。少しして遠くのほうに出始めるが双眼鏡ではほぼ見えないしスコープで探すのも視野が狭くて難しい。と思う間に割合と近くにタカ柱ができる。100羽位はいるかなりの規模だ。スコープで見たり写真を撮ったり忙しい。油山のハチクマのようにはそばに飛んでくるアカハラダカはいなくて大きく一羽を映像に収めることはできないがしようがない、もともとが小ぶりのタカだ。
しばらく眺めているがその内ぱったり途絶える。ここでのアカハラダカは塊でくるという来方をすると思い出す、来なくなるとぱったり来ない。10時半頃になっても次が来る様子はなく仲間内の喋り声ばかりが声高になったのもあり、引き上げることにする。でもまずまずだ。

少し早いのでここらには名の知れた棚田があったはずとその様子を見ていくことにする。うろ覚えでナビに行き先を入れて走り出す。確か伊万里の北の、橋でつながっている島だったと、エイッと入れて少しは近づくと土谷棚田までxxキロという標識が現れるようになる、当たっていた。有名なところなので駐車場所はあるはず、と期待する。棚田を見るのは路上駐車しかないところが多く、落ち着いて眺める場所を見つけるのが厄介なことがあるがここはそんなことはあるまい。
近くにまで来ると放棄された棚田が目に付いてくる、やはり過疎化してくると無理が生じるようだ。それらしいところに小型バスが止まっているのが見える、どうやらここらしい。駐車場がある。

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写真でよく見る棚田風景が現れるがカメラ画角から外れた左右のところは少々荒れている。観光用の棚田になってしまっているようだ。しかしこれでも維持が大変そうに見える。火祭り用とみられるライティングの仕掛けが棚田上にあり近くの看板にはそれが台風で延期されたとある。台風の影響がいろんなところで出るのはしようがない。
元気があれば島をもっと巡ってみたいし玄海原発近くの玄海の棚田も見てみたいがちょっと疲れたので真っすぐ帰宅する。ともかくこんな時新しいクルマの自動追従機能は本当に楽だ。殆どブレーキもアクセルも踏まずに走れる。

そういえばタカの渡り見物と棚田見物は似たような場所にあるような気がする。人里のある平地からすぐに立ち上がった山の斜面は人の生活に近いだけに棚田が作られやすく、一方では斜面風も使えて上昇風ができやすくタカの渡りルートになりやすいし、また観察しやすい展望所や道が得やすくタカの渡りの観察地となりがちなのだろう。
生物が利用しやすい地形は生物の種類によらず似通ってくるということかもしれない。そう考えるとタカと人類がつながっているようで面白い。

それにしても忙しい9月だ。あっという間に終わりを迎える。さらさらと流れていく時が惜しくもあるし心地よくもある。

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2017年9月20日 (水)

小笠原への旅ーその3

小笠原への旅、続き。

5日目 南島・ドルフィンスイム・出航
この日は15時半に東京に向けて出港する予定だ。
出港までの間の過ごし方とをどうしようかと思ったが、小笠原の海で兎に角遊びたかった。父島自然遺産の核心部とみられる南島への上陸ツアーとシュノーケル・ドルフィンスイムがパックになった半日ツアーがあったのでこれこれと事前に申し込んでおいた。
小笠原観光が主催するツアーだ。事前申し込みで一人4800円と割安感があったのもある。結果的にこのツアーが費用対感動比が最もよかったツアーだったと思う。小笠原では恐らく一押しのツアーと言っていいように思われる。

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水着を付けて8時15分に事務所に集合、20名弱いる。泳がないという人も数名いる。やり方のざっとしたところの説明を受ける。ドルフィンスイムはライフジャケット無でシュノーケルと足ひれでイルカと泳ぐというのが標準だが、勿論外洋だ、足がつったりすると厄介だからライフジャケットはつけることにする。速くは泳げないがイルカと一緒に泳げなくても見物はできるだろう。
青灯台のところから小型の船に乗って出発する。まずは南島を目指すがその前にもうイルカ発見!準備してくださいの声がかかる。やや不安があって要領や注意をよく聞きたい組はインストラクターから船上で細かく要領を聴くことに時間を費やし1回目はパスする、もちろんこの組だ。直ぐに2回目の準備してくださいの声で共にシュノーケルや足ひれを付けて合図とともに船尾から次々に海に入りイルカのいる方向へ向かう。先の方にイルカが水面近くで泳いでいるのが見えて追いかけようとするがとても追いつけない。程なく海上で集合となり

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船に上がる。大体感じは解った。イルカを見るシュノーケリングと思えばそんなに間違いはない。


南島に近づいて今度は南島上陸となる。船はかなり岩が迫っている水路を抜けて鮫池とよばれる入江に入り船のへさきから南島に上陸する。あたりにはモンバノキやクサトベラと呼ばれる柔らかい低木の木々が一面にはびこっている。他では見れない景観だ。

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まずは東側のラピエと呼ばれる鋭い石灰岩でできた尾根にちょっとした登りを上って見晴らしの良いところに出る。

 

 

 

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なかなかの絶景だ。石灰岩とサンゴが作り成す景観が他では無い切れ味のいい眺めをつくっている。

 

 


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来た道を下って今度は扇池の方へ向かう。途中ミズナギドリの巣が低木の間にあり雛が動いているのが見える。こんなそばでミズナギドリの雛を見たのは初めてだ。これは貴重だ。

 

 

 

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サンゴでできた砂の扇浜でマイマイ(ヒロベソカタマイマイ)の化石群を見る。

 

1000-3000年前の化石で今は絶滅しているという。この島は変わり続け走り続けているような気がしてくる、地球そのものに接しているような気分だ。

 

 

 

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また砂の中に生まれてすぐのウミガメの赤ちゃんが海までたどり着けなくて死んだばかりの様も見る。厳しい自然だ。

 

 

 

 

 

 

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水際まで行くと、うまく水の中に入れたウミガメの赤ちゃんが必死に泳いでいるのが目に入る。初めて見た。こんなひ弱な姿で生き延びられるのだろうか、もう親はそばにはいない。

自然の不思議を見る。

 

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扇池が海とつながるあたりの自然のアーチは小笠原紹介の写真でよく見る光景だ。絶景ポイントだ。

本来はこの海で遊べればと思うが自然保護の意識がとてもそんな大それたことはできないと思わさしめる。ずいぶん昔の写真で尾瀬ヶ原にクルマが入っていた光景を見た記憶がよみがえる、とんでもないとしか今は思わない。時代とともに変わる価値観が体に染みわたっているのだろう。

この場所では長い時間を過ごしたいそんな誘惑にかられる。しかし南島の上陸は最大でも2時間と厳しく制限されている、そうでもしないと簡単に壊れてしまう環境のようにも思える。その脆い自然に心を惹かれるのかもしれない。

 

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Minamijima5メジロやカツオドリの姿も見る、場違い感のあるチュウダイサギが飛び回ってもいる。これからオーストラリア方面に抜けるのだろうか。ともかく鳥達にはいい休憩地の様だ。

 

 

南島を離れ今度は兄島周辺水域に移動する。イルカの群れ発見準備してくださいの声に従って海に入るとやや下を10頭以上の群れが泳いでいる、すぐ近くを追い抜かれたりもする、見ていると女性の素潜り2人が素早く急降下しイルカを追っていく、かなり慣れているし絵になる、息が良く持つと驚くばかりだ。水中用カメラも一応用意したがバッテリー部分に水が入って使い物にならなかった。次はもっとしっかりしたものを準備しよう、次の機会が作りたくなる。

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船に上がって今見たイルカの群れを船上からイルカウォッチングする。ミナミハンドウイルカだ。海面の動きも面白いがやはり海中で見るほうがはるかに感動的だ。
最後に兄島南側のポイントではシュノーケリングで海に入る。美しい所謂熱帯魚が沢山いるが海底

 

にはところどころにナマコがゴロンとしたりしている。透明度が高い海だ、よく見える。港に戻る際には兄島の上を飛ぶオガサワラノスリまで見てしまう。随分色々なものを見た。

 

昼過ぎに青灯台に戻って解散となる。海と自然を満喫した気分だ。

この日のツアーの有様は 小笠原観光のページにも掲載がある、自分では撮り損ねたイルカの水中写真がいい。

宿のキャベツビーチはこの日の朝チェックアウトしているが、荷物も置け、シャワーも使え、出港時間に合わせて港に送迎もして

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くれる。帰る日はどうなるのだろうと気にしていたが、そういうやり方でどこも動いているようだ。小笠原では悩ましいことは何も起こらない、そういう所に思える。

 

最終日が最も感動的な日となっていい印象で15時半の出航を迎える。船はもう慣れた雰囲気だ、のんびり夕日を楽しんでこの日を終わる。それにしてもレストランの中の喋り声のトーンが往きの船より数倍上がっていてうるさいくらいだ、刺激的な旅をそれぞれに胸にしているようで面白い。

 

 

6日目 帰りの航路

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ひたすら東京竹芝桟橋を目指しておがさわら丸は進む。鳥島は真夜中通過で朝日の後は八丈島、三宅島と進んでいく。コアホウドリでも出てくれないかと海を見ているがミズナギドリが出てくるばかりだ。のんびり眺めているので気が付かないのかもしれない。面白いといえば時折イルカの群れが出てくるくらいだ。
予定より若干早く竹

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芝桟橋について往きと逆コースでテキパキと羽田に到着する、早い。カウンターで予約

 

より2つ前の便に変えてもらって夕食は空弁にしてすぐに乗り込む。いい旅だった。出発前の心配は綺麗に吹き飛んだ、やはり時々こんな旅が必要なようだ。

戻って改めて買い込んでいたガイドブックを次々に読み直してみるとウソのようにすらすらと頭に入る。そうだったのか、と思うところがいくつもあるがとにかく書いてあることに親しみが持てる。また行きたくなる、そういう所の様だ、小笠原は。

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2017年9月18日 (月)

小笠原への旅ーその2

5泊6日の小笠原への旅、続き。

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3日目 硫黄島クルーズ
穏やかな洋上の日の出が美しい。

 

 

朝6時頃から南硫黄島の周回に入る。
朝早くからカツオドリが飛んでいる。南硫黄島の上部は地形性の雲に隠れて見えない。上まで姿を見せることはなか

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なかないらしい。北緯24.2度だ、沖ノ鳥島の次に南にあることになる。南の果てまで来た。島は岩の塊のように見え人を寄せ付けない雰囲気がある。その大きさが分かりにくいが海抜1000m近くあるというから開聞岳の大きさの島ということになる、そんな風には見えない。時々島の中腹のグリーンに沿って白い点のように動く鳥がいる、ガイドをしてくれる人の話ではアカオネッタイチョウであるという。しかしとても赤い尾やくちばしの赤さは判別できない。ちょっと遠いのもあって写真にはついに撮れない。残念だがしょう

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がない。
それにしても絶海の孤島とはこういう眺めかとその拒絶感が心に刺さる。この付近の海洋底は4000mともいわれ、巨大な火山の先端部分を眺めていることになる。フィリピン海プレートの下に太平洋プレートが潜り込んでできた火山列島の先端でもある。いずれにしても地球の息吹そのものがここに印されている。それが直接見える。別の惑星に来た感じさえする。

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胸に来るものが重い。

2周回して次は硫黄島に向かう。海の青さが見たこともない美しさだ、少し明るいが深みがある。南硫黄島を少し離れたというところで前方に航空母艦のような島が見えてくる、硫黄島の様だ。まだ南硫黄島ははっきり見えている、近い。
次第に大きく硫黄島が見えてくる、左端のコブが激戦で有名な摺鉢山で右側は飛行場にぴったりの平坦な土地が開けている。こんな島とは思わなかった。右側の平らなところ

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は海面で浸食され十分削られた後に島が隆起していったということだろう。現在も年間10-30cmの隆起を続けているという。面積は父島をすでに上回るらしい。硫黄の煙や噴出する水蒸気が火山の島であることを示している。
海鳥はやはりカツオドリばかりが目に付く。

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慰霊の花を全員で海に投げる。近くに海上自衛隊のLST輸送艦「くにさき」が停泊している、訓練を行っているようで未だに戦の影を引きずる島だ。

硫黄島1周回の後北硫黄島に向かう。1時間半ほどで北硫黄島の近くに来る。南硫黄島と似ている絶海の孤島だが頂上部の雲が薄く双耳峰が雲間から見える。800m弱の標高で南硫黄島よりやや低い。こちらには古くから人がいた痕

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跡が残っており、明治期には150人くらいが住み着き小学校が設置されたとされる。海岸から少し上がったところに台地がありそこに集落があったらしい。現在は無人島だ。
周回に入るとアカアシカツオドリの幼鳥が目に付く。ここで繁殖しているようだ。島をよく見ると羽上面の白いアカアシカツオドリが点々ととまっているように見える、コロニーがあるようだ。そのうち島の中腹を白く長い尾をひらひら引きずる鳥が飛んでいるのが見える。シラオネッタイチョウだ。こ

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れは面白い形ではっきり見える、綺麗だ。写真にとっては

 

みるが遠くて証拠写真にしかならない、しかしうれしい。少なくとも国内ではここでしか見られないだろう。

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2周回後父島に戻る。帰りの航路でもアカアシカツオドリの

 

成鳥がすぐ近くまで寄ってきたり幼鳥が船の上部のランプ台のところにとまって休んだり、楽しませてくれる。人が住めるような北硫黄島のほうが鳥にとっても居心地がいいのだろうか。

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オナガミズナギドリをみたり驟雨にかかる虹を見たりしながら父島二見港に戻る。この晩から父島2泊だ。宿から迎えの車が来ていて送ってもらうが我々以外はすべて一人旅だ。そんな島なのだろう、どこか都会である東京の島という

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姿をあちこちで感じる。家族連れの旅行者が少ない。一人一人が勝手に楽しむ場所、そんな雰囲気がある、その雰囲気が良くてリピートする人も多いのではなかろうか、そんなことも考えてしまう。都会の島だ。
夕食は丸丈にてアカバのから揚げや島寿司などを食べる。なかなかいい。素泊まりでも2泊くらいなら何とかなるかと思えてくる。
夜は星を見たいが街の明かりが無いところまで歩いていくには様子が解らなすぎる。とりあえずは宿の前の公園で空を見上げてみる。明かりがあっても確かに天の川がうっすらと見える、雲もあって写真はうまく撮れないせいもあるが感動するほどではない。昔スキーツアーテントで見た睨まれるような星空とかオーストラリアの砂漠で見た水平線に落ちる星とか、これまでに見た記憶に残る星空には全くかなわない、そういうものだろう、無理することは無い。

4日目 母島
この日は母島日帰りを計画した。朝7時半出航の母島丸で2時間かけて母島へ行き島内観光をして14時母島発の便で戻る、という予定だ。母島に泊まればゆっくり母島を見れるのだろうが海が荒れると船便は頼りない、昨年の渡嘉敷島が台風で行けなかったことが身に染みていて日帰りを選択した、日帰りなら船が出なくなっても大したことにはならない。

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素泊まりだから朝食を調達する必要があるがこれは事前に近くの弁当屋hitoshiに頼んでおいてこの日の6時半に引き取りに行った。港で切符を買って船の出航を待つ間に弁当朝食をとったがなかなか立派な弁当でおまけに出来立てだから美味しい。小笠原では食べ物は外れのものがなかった。いい島なのだろう。

ははじま丸は野鳥観察ツアーと思しき30名位の団体もいて結構混んでいる。例によってデッキは三脚で占領される。朝からよく元気があるなとほとほと感心する。こちらは船室の椅子席から窓越しに双眼鏡で鳥を

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探しこれはと思うタイミングでデッキに出て隙間から写真を撮る、これを繰り返しているうちにすぐに2時間たって母島に着く。両面黒っぽいミズナギドリ風の飛び方をする鳥がいて、ああこれがアナドリか、と思うが写真はうまくは撮れない。シロハラミズナギドリらしい姿も見るがこれも撮り損ねる。まあ見ただけでいいか、と思いきる。

母島では野鳥も見たいが日帰りではレンタカーも貸し出しを断られ、見ようがないので島内半日観光ツアーでその間に見ればいいか、メグロ位はみれますよ、という問い合わせへの答えで、気楽な観光とした。しかしツアーのガイドはメグロは見れるとも限らない、と頼りない。鳥については詳しく

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ないようだ。
母島の居住区の主なところを回って縦断道路南端まで行く。メジロと小笠原ヒヨドリがいるがメグロは出ない。次には北へ向かって途中のビックベイの展望所のところで展望する。茂みでメジロとは違う声がするのでとりあえず録音しているとそのうちメグロが出てくる。録音機を引っ込めてカメラを構えている内にまた引っ込んでしまって写真にうまく撮れない、でも確かに見れただけでも良しとすべきだろう、それに録音は録れた。

(メグロの鳴き声、2017.9@母島)

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北端の港に行って帰りに東港の堤防のところによるとムナグロとメダイチドリがいる。ムナグロは春の渡りでこのルートを使うとどこかで読んだが、秋でも使うようだ。メダイチドリは予想外でこんなところに。。。と思ってしまう。渡りの中継地として父島母島は大事な場所なのだろう。
走りながらガイドさんが色々話してくれる、母島も独特の植生があるが戦前にまき用に植えたアカギの木の繁殖力が強くて勢力を広げつつあり困っているとの説明があったり、母島の住民は90%以上がよそからの移住者である、かく

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いう自分も熊本出身である、多くは都営住宅に住んでいる、新しい都営住宅も建設された、ともある やはりここは東京だとの思いを新たにする。港も役場も店も郵便局も狭い範囲に集まっていて基本的にはクルマ無で過ごせる生活となりあまりクルマは使わないとか、鍵をかける家は殆どないとか、実際の生活の話が面白い。
ツアーも終わりランチを予約していたルシエルで降ろしてくれる。母島は昼食が厄介だと聞いていたので数週間前に福岡から電話で予約しておいた。ランチといってもカレー位だ。でもおいしいし丁度いい。

Chihijm2

母島はめんどくさくなくて安全なシンプルな生活ができるところがいいのだろう、そんな風に思った。都会ではできない楽な生き方が明らかにできる気がする。ほとんど全員が他所から来たという共通項を持っているのも楽かもしれない。
絶景があるかというとそういうことはない、植生が珍しいとあっても解りにくいというか普通には感動を与えるとはならない。鳥はメグロは珍しいが鳥の種類が多いかというとそんなことはない。自然遺産と肩に力を入れて訪れる島ではなく、心を解き放てるそこがいいような島の気がする。母島の本当の良さは長くいないと解らないかもしれない、そんなことも感じた。

帰りの船も往きと同じように船内の椅子席で大半を過ごす。

戻って夕食は洋食屋のチャーリーブラウンでとる。やはりというべきか、すこぶるおいしい。メカジキが特にいい。素泊まりの宿で店を変えながら色々食べてみるというのもなかなかいい、少なくともおいしい店がたくさんあるように思う。やっぱり東京のリゾートだ。

明日はもう都会に向けて島を離れる、5泊6日でも短い旅だ。

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2017年9月16日 (土)

小笠原への旅ーその1

小笠原を訪れた。小笠原汽船が年一回行うという南硫黄島までの周回クルーズの広告を野鳥の会会報でみつけたのがきっかけといえばそうだ。
ずっと以前から小笠原にとにかく訪れてみたいと思っていた。何故そうだったのかはきちんと表せないが太平洋の只中に他と隔絶して存在するというイメージにともかく惹かれていた。

予約の仕方で後で気が付いたことは色々あるが、船便を電話で予約し、羽田までの航空便を’おともでマイル’で予約し、父島の宿を2泊予約し、その他レンタカーやツアーの予約を進めていった。朝食の予約を弁当屋にしたり母島の昼食を予約したりもした。航空便以外は全て電話予約だ。いつもの旅でのネットでの予約はほとんど効かない。宿はすでに2食付きのところは全て満室でやっとの思いで素泊まりとなるキャベツビーチを予約した。宿をとるのが最もやっかいだった、電話で片っ端に聞いていくほかない。父島観光協会のページに宿の予約状況は出てはいるが空きありとの表示でも電話を掛けるととれるわけでもない。混んでいることは明らかだ。

父島母島のことは当然のごとくよく解っていない、知識が足りない。ガイドブックもとりあえず5冊購入してパラパラ見るが頭にピッと入ってこない。
何しに行くのだろう、時々そんな思いがよぎる、その場所に行くことが出来さえすれば結局はもういいのではないか、そんな風に思いを切り換えて準備を進める。
’鳥くん’のこのコースの海鳥の記録やブログに出ている訪問記なども幾つも眺めてみる、しかし同じだ。兎に角頭に入れておこうとするがうまく入らない、うまく計画できたような気がしない。難しい島なのかもしれない、そんなことも思って出かけることになった。

しかし悩むこともなく勿論旅は素晴らしかった。

やっと戻った。船中3泊父島2泊の旅だ。5泊6日の旅で出発の日と帰港の日以外は何らかのイベントを予定し予定通りに旅は終わった。が、毎日が見たこともないような光景であふれていた。書き残しておきたいことだらけだ。
順にいく。

1日目。5時40分に予約のタクシーで福岡空港へ向かう。いよいよ始まる。荷物を預

Air

けサンドイッチで簡単な朝食をとる。7時の福岡発のJALで羽田へ移動、予定通り京急に乗り浅草線新橋で降りる。汐留シオサイトの地下通路を右に行ったところのエレベーターを使ってゆりかもめ新橋駅に上がり竹芝桟橋に向かう。事前にいろいろ調べた限りでは羽田から竹芝桟橋へはこのルートが水平垂直歩行距離が最も短く確実に着けるはずだ。竹芝駅でおりて旅客船ターミナルまで階段で降りるはめになったところが想定外だったが大体はうまくいった。最後のところも他の人の様子を見るとサウスタワーの中のエスカレーターが使えるようだった、帰りはそうすることにしよう。
10時少し前に客船ターミナルに到着する。竹芝桟橋の乗り場は人で溢れていた。あちこちで旅行会社が参加者を集合させている。旅行会社がセットしたパックツアーが随分あるようだ、確かにツアーが楽だろう、申し込む時にはこんなにツアーがあるとは全く気が付かなかった。もっと研究して計画すべきだったように思える。

Funade

窓口で乗船引換券を乗船券と交換する。乗船券とともにレシートの様なバーコード付きプリントを渡され船の乗船口で一人一人読み取る格好となっている、航空機の搭乗ゲートインに近いやり方だ、大量の人の乗船記録を確実に残すにはこんな方法に落ち着くのだろう。

 

乗り込むのは船の4階に当たる。予約した特2等の個室風ベッドは5階なのでエレベータを使うがこれが混んでいる。荷物があっても4階から5階位なら階段で上がった方がいいようだ。

Toku2

ベッドは特2等では2人ごとに隣とはパネル壁でまた入口はカーテンで仕切られており、プライバシー上安心できる形となっている。上段ベットのペア(例えば左図の1,2)と下段ベッドのペア(例えば左図の3,4)の2形態がありどちらになるかは船会社で割り振っているようだ。今回は往きは上段、硫黄島クルーズと帰りは下段となった。下段の方が階段がない分スペースが使いやすい。


Fune

11時に出航して暫くしてデッキに出ると6階も7階も片側だけに野鳥撮影の巨大なレンズを付けた3脚がずらりと並んでいる。

年配者が殆どで服装も野鳥観察らしいチョッキやズボンや靴のいでたちだ、南国の楽園に向かう船の浮き浮きした気分はどこにもない。それにしてもどうして片舷だけなのかと聞いてみると逆光にならない側を皆好むからだという。兎に角写真を撮ることに注ぎ込んでいる人たちの風景はちょっと異様だ。一等船室の前のデッキもこの光景が展開されるので一等船室のカーテンはぴったり閉じられたままだ。高いお金を払っても窓から景色もみれないとなる、これで一等船室の客から不満が出ないのだろうか。

20170908oomizunagidori24

この日は多くの時間を 空いている逆光側のデッキで鳥を観たり展望デッキのソファで外を眺めたりしながら過ごした。曇っているので逆光でも見る分にはあまり困らない。東京湾からオオミズナギドリがしばしば現れそれなりに面白い。こんな風に過ごして夕方になる。雲間から海に落ちる夕日は嵐の到来を予感させるが美しい。地球と太陽のシンプルな宇宙的関係を思い起こさせて、言葉少なくただただ見入る。船旅らしい。
夜は星も見えない、揺れが出てくるもひたすら眠る。

20170908sunset



2日目
朝日の上る頃に合わせてデッキに出る。嵐は抜けて進む先には青空が広がっている。
相変わらず時折ミズナギドリが往き過ぎる。尾が黒いオナガミズナギドリが多いようだ。
朝食を終えて展望デッキでのんびりよその人と話してい

Katsuodr

ると目の前をカツオドリの群れが行き過ぎる。急いで船室から双眼鏡やら携帯イスやらカメラやらを持ち出して鳥見の態勢に入る。40羽前後のカツオドリだ。初めて見る、南に来たという雰囲気が出てきた。
船にまつわりつくように飛んでいる、風上側にいるところを見ると風が船に当たってできる上昇風を利用して楽して飛びたいようだ。時折海面にダイブしては魚を採っている。動きが単純でなくて面白い、飽きない。そのうち船ギリギリに飛んでいるカツオドリから何かが飛んでくる、フンのようだ、ポロシャツにかかって汚れがつくが腹も立たない。こんなことももちろん初めてだ。


11時に父島二見港に予定通り着岸、一端下船して大きな荷物を岸壁倉庫に預ける。
兎に角着いた。予想通り晴れて蒸し暑い。ランチにはまだ早いこともあり予定通りレンタカー屋まで歩いていく。18時の乗船案内までレンタカーで島を巡ろうという作戦だ。並んで貸出手続きを待つ、一人でやっているようだ、やはり普通の観光地とは違う。

Weathers

少しへこんだところのある軽をやっと借り出してコンビニ風の佐藤商店でランチを仕入れてウエザーステーションに向かう。港から歩いている人もいるようだがこの暑さではきつい。

ここは気象庁の観測場所でアメダス機器があったりゾンデを12時間ごとに放球したりするが高台で眺めがよく観光のポイントでもある。設置してある展望台は洒落ていて勿論屋根もあって日差しを避けてくつろげる。眺めは圧倒的だ、ランチをとるには絶好のポイントといえる。ランチを終えてもこのままずっとここにいたくなるがせっかくだからと周り始める。

Miyanoura_2

 

 

島を右回りに宮之浜に行く。いかにもシュノーケリングに適した浜の風情だ。何組かのグループが訪れて海水浴やシュノーケリングで遊んでいる。のんびり海を楽しむのによさそうなところだ、ミニ・ハナウマベイといった

Cyusyaku_2

感じがする。但しシャワー設備は無く水着でくる必要があるようだ。野鳥も目につき、チュウシャクシギが3羽飛び回っていた。北から渡ってきてここで一冬過ごすのだろうか、或いはもっと南に行くのだろうか。イソヒヨドリはあちこちで見かける。

 

Asahidaira

右周りに周回道路の急な登りを上がって長崎展望台へ向かったがいつのまにか通り過ぎていて代わりに近くの旭平展望台で一休みする。正面の兄島瀬戸の向こうに兄島がありここも十分眺めがいい。
気分よく出発しようとして

 

セルを回すがクウイッと一声という感じだ、如何にもバッテリーがギリギリの回り方でやっとの思いでエンジンがかかる。フル稼働のエアコンときつい登りでバッテリーが上がりかけているように見える。こんなところで止まると携帯も圏外だし非常に厄介なことが起こる。とりあえず次のポイント中央山まではエアコンを切って走ってみる。

Tako

少し休めれば回復するだろうと道脇のスペースに停めて中央山の遊歩道を歩き始める。父島は植生が独特のものがありこの遊歩道では主な植生にネームプレートがつけてあってガイドなしでも一応解るようになっている。ズアカカラスバトの保護地もすぐそばなのでこれにも出会えるかもしれないとの期待もある。他では見ない植物にあふれてはいるが感動するほどでもない、変なトカゲを見つけたがこれがグリーンアノールという小笠原の生態系を荒らしている帰化生物らしい、駆除に躍起になっていると後で知る。同じく駆除のためかノネコ捕獲用の仕掛けが置いてあったりもする。

Greenanl

維持するのが大変な自然でもあるようだ。一方で遊歩道沿いにはこんな穴で?と思うほどの粗末な防空壕などもあったりして戦争末期の恐怖がどことなく伝わってくる。
複雑な島だ。
クルマに戻ってセルを回すと矢張りかかりが極めて悪い。これは危ないと早いがもう返すべきとの心地で山を降りる、大体見るべきところは観たとの感じもある。扇浦海岸はエンジンを止めずに写真だけ写してレンタカー屋の近くのガソリンスタンドに行く。満タンにしてエンジンをかけると今度は気持ちよくセルが回る、山を下ったんでバッテ

Oomurakaigan

リーが十分休めたのだろう。レンタカー屋に返すが症状を云ってもエンジンが問題なくかかるのでレンタカー屋も申し訳ないという風情もない。釈然としないところがあるがとにかくレンタカー屋を後にして近くのビジターセンターや世界遺産センターを見て歩き、休憩しながら島の自然を学ぶ。時間が余ったのでちょうどいい感じでもある。前には気持ちのいい浜もある(大村海岸)。
トラブルに会ってもぶつくさ言わずにこんなもんだと受け止めるのが島流なのだろう、緩い時間を楽しむべきなのだろうしそれが出来る島だ。グリーンアノールについてもここで教えてもらう。

船での夕食が遅くなるので港近くの店でサメバーガーを食べたりして空腹をしのいでおく、これも父島名物になっているらしいがどうということもない。17時30分までに荷

Oomuratnl

物受けだして19時出航となる。ここでも十分待ち時間があるので近くの、何だろうと思っていたトンネル(大村トンネル)を少し歩いてみたりぶらぶらして時を過ごす。どうも戦時中に防空壕代わり使われていたトンネルらしい。今も大村から清瀬に抜ける歩行用トンネルとして便利に使われている。あれっということがあちこちで目についていかにも旅らしい。

Futamiport

やっと19時の硫黄島クルーズへの出航を迎える。今度は下ベッドのペアの仕切りで生活空間が少しばかり広い。
船内の様子も解っているのでシャワーを浴びたり必要なものを荷物から出したりテレビを見たりのんびり過ごしレストランが空いたかなというところで食事に行く。テレビにはBSの他船内テレビ番組が5チャンネル位あって船の現在位置地図も出てくる、暇つぶしにはなる、世の中から取り残された感じはあまりなくて、肩に力が入らない気楽さがある。

船旅に次第になじんでくる。なかなかいい。太平洋の只中にいると地球の生の姿に直接対面しているようなのがいいのかもしれない。旅は続く。

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2017年9月 7日 (木)

カモメと北朝鮮と

野鳥の集まりでカモメの話を聞いた。今一つピリッと来ない。カモメの生物学的系統

Kamome2


はきちんとは整理されていない、そんなことを思うばかりだ。
カモメがこうなった歴史というか系統というか、そこらはどうなのだろうか。何故カモメはカモメなのか。

セグロカモメについては、モンゴルカモメが分派してセグロカモメやオオセグロカモメを生んでいった、バイカル湖やカスピ海のカモメが本家でモンゴルセグロカモメやカスピセグロカモメとなった本家に押しやられて辺境の北極海を繁殖地とするカモメがセグロカモとして生き残った、どうもそういう風に聞こえてしまう。そういうことなのだろう。

それにしても鳥たちの歴史に氷河期はどう関連しているのだろうか。北極圏で繁殖するセグロカモメの様な冬鳥は氷河期に順応してきた鳥たちということかもしれない。現在の間氷期が終われば人も冬鳥のように今より10度くらい低い気温の環境に順応していくようになっていくのだろうか。およそ12万年周期の氷河期のサイクルがこれまで通りならそろそろ間氷期も終わりになるはずだが。急に到来するのかもしれない。



氷河期の到来ではないが、北朝鮮をめぐる情勢の展開が急になってきている。どうみてもトランプは手詰まりだ。
北朝鮮は北主導の朝鮮半島の統一という目的がぶれないのに引き換えトランプ側にはきちんとしたドクトリンを欠く状態が続いている。もはや冷戦はとうに終わっている。
ロシアも中国もこの機会を利用してアメリカのプレゼンスを東へ押し戻そうとしているかに見える。
話し合いで事態を進めようとすれば落ち着くところは民族自決による分断の解消ということになろう。韓国がどうしたいか、というところにかかってくる。これまでの北朝鮮・韓国の統一の動きの歴史からはとりあえず1991年共同声明の連合制か連邦国家を目指すということになるのだろう。韓国がその気になればすらすらと事は運ぶのかもしれない。まずは話し合いで米軍が朝鮮半島から引いていくとなるかどうかが注目なのだろう。
トランプでは他国のためにプレゼンスを増すという方向になるとはどうしても思えない。

間氷期の終わりも朝鮮半島の分断の終わりもいずれ何らかの形でやってくるはずだ。今のままの世界が未来までずっと続く、そんなことは決してない。とりあえずは心の備えが必要なようだ。

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2017年9月 1日 (金)

.2017年8月の福岡市南区周辺及び他の野鳥


夏も終わりに近づいたようで鳥の動きも少しづつ出てきた。
南に変えるツバメが集合場所に集まってきた。一方で中公園にサギ類が多種出現、カワセミも頻繁に目撃されるようになった。新市楽池ではバンが今年3回目の子育てを始めた。様々な思いを乗せて季節は動いていく。

手元に残るメモからの主な観察記録は下記

Tubame201708

2017.8.3 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:カワセミ1、ハシボソガラス1、スズメ4、 新市楽池:ハシボソガラス1、バン1(親)、アオサギ1、鹿介池:マガモ2、ハシブトガラス1

2017.8.10 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:カワセミ1、 新市楽池:ハシボソガラス2、バン2(親、若)、マガモ2、鹿介池:ムクドリ4

2017.8.13 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:カワセミ1、ホシゴイ1、スズメ2、キジバト1、シジュウカラ2、ヒヨドリ1、 新市楽池:バン4(親2、若2)、スズメ6 鹿介池:マガモ2、シジュウカラ1、ハシボソガラス10、トビ1、バン(声)

Banhina

2017.8.17 11am頃 糸島・桜井 ツバメ約200 福岡市西区今津 セッカ、マガモ、カルガモ、ヒバリ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ、ダイサギ、アオサギ、ツバメ

2017.8.19 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ドバト 新市楽池:ハシボソガラス1、マガモ2、バン7(親2、若1、ひな4)、鹿介池:ドバト15、カワラヒワ、マガモ

Hosigoi


Sasagoiy

2017.8.29 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:カワセミ1、ササゴイ若1、コサギ1  新市楽池:バン5(親2、ひな3)、ドバト1、メジロ5+、キジバト1、ハシブトガラス2 鹿介池:マガモ2、バン声1、スズメ5、ハシブトガラス2

2017.8.31 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:カワセミ1、アオサギ1、コサギ1、チュウダイサギ1、ヒヨドリ2-、シジュウカラ1-2 新市楽池:バン
(親2、若1、ひな4)、マガモ2、ドバト2 鹿介池:マガモ2

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2017年8月26日 (土)

バンと日食と

近くの溜池でまたバンが子育てを始めた。
朝散歩しているとヒナが4羽睡蓮の葉の下から出てきた。今年3回目となる。前回も4羽

Ban3kaime

だったが生き延びたのは2羽位だ。位というのは最近は若鳥は1羽しか出てこないようで、もしかしたら1羽はカラスにでもやられたのかもしれない。それでもこの溜池では確実に命がつながっている。
時々思うのだが、地球上に今生き残っている生物全てが40億年前の生命誕生まで何らかの糸で切れずにつながっているという事実が奇跡の様だ。あの数度に及ぶ地球生命大絶滅時代全てを辛くも生き残った生物の末裔が結局はここにいると思えば今ある命の計り知れない重さを感じる。宇宙には未だに地球のほかには生物の痕跡が発見できないことから宇宙的重さをも感じてしまう。とにかく命をつなぐことには重い意義があるとしか言いようがない。

2017eclipse

北米で8月22日に皆既日食が走るという話が盛んに報道されインスタにもその映像が溢れたが(写真は今回米国オレゴンで観測された皆既日食(wikipediaによる)。) そういえば確か北関東にも皆既日食が走る年があったと思い出して少し調べなおしてみた
日食の予報は国立天文台のページから調べることができて、18年後に北関東を皆既日食線が走ると解る。壬生あたりでは皆既時間は2.6分位、日光市街で2.2分位と推定されている、それなりだ。2035年9月2日10時7分位に始まるという。
あと18年後ということになる、それくらいなら生きているかもしれない、

Nissyoku

しかし福岡から栃木まで車で走っていくにはちょっと無理だろう、どうやってその場所に行くのだろうか、やはり結局は無理だろうか、生涯一度の最後のチャンスのような気がする。無論栃木には知り合いがいなくもないがその頃にはもうかなりの高齢になっていることになる、押しかけて行ってお世話になるのはいくら何でも無理だ。
以前奄美に皆既日食がかかるという時は行く気になっていたものの飛行機が全く取れずあきらめた記憶がある。奄美は結局嵐だったがそれでもあたりが暗くなり日食らしさは体感できたという話を行けた人から聞いた。たとえ曇って写真は取れなくても現場に居合わせることが大事だろうと思っている。
日食のような場面では地球が確かに宇宙に浮かぶ小さな島であることを体感できるだろう。
宇宙の過酷な空間をめぐる地球という惑星に住み着いたカビの様な人類の位置を思い知るだろう。わずか10kmの空気層の外では人は生きられない。

18年後の皆既、こんなタイムスケジュールを見るともう知るべきこと学ぶべきことに対して時間が残っていないことを悟る。

永遠の生は命をつなぐことでしか実現しない、伝えていくDNAの中に残るだけだ、それだけでもよしとしなければならないのだろう。未来につながるDNAはこれからどんな景色を見ていくことだろうか。

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2017年8月 1日 (火)

2017年7月の福岡市南区周辺の野鳥

2017年7月の福岡市南区周辺の野鳥
夏の暑さが前面に押してきた感があり、クマゼミの鳴き声がいやましに大きく、野鳥の姿は追われるように少なくなっている。カワセミがしばしば見られたが暑さ負けか元気がない。

手元に残るメモからの観察記録は下記

2017.7.3 am6:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シジュウカラ、キジバト2、スズメ、 新市楽池:スズメ、バン3(親1+若1+ヒナ1)、カワラヒワ1、ドバト3、鹿介池:カワセミ2、ツバメ、バン声、アオサギ1、シジュウカラ4、ヒヨドリ、ムクドリ

2017.7.5 am6:30頃  福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:ムクドリ20、スズメ16、ハシブトガラス1、メジロ声、ヒヨドリ、アオサギ1、ドバト2 新市楽池:、ドバト、バン2(親1+若1)、ツバメ、マガモ5、鹿介池:バン1、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ、メジロ、カワラヒワ2、ヒヨドリ、ハシボソガラス

20170712ban


2017.7.11 am5:45頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:メジロ7、ドバト3、スズメ5、 新市楽池:バン4(親1+若1+ヒナ2)、スズメ2、鹿介池:スズメ5、、ツバメ2、バン1、アオサギ2、ムクドリ3、ハシボソガラス1、

2017.7.12 am5:45頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:メジロ3、コゲラ1、ムクドリ5+、ヒヨドリ、キジバト、スズメ5、カワセミ1、ハシブトガラス1-2 新市楽池:バン3(親1+若0+ヒナ2)、ツバメ3、鹿介池:スズメ5、、マガモ1、バン1、アオサギ1、ムクドリ5+、

20170712kogera


2017.7.13 am5:50頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:メジロ2-3、ムクドリ10、ヒヨドリ、キジバト1、スズメ5、カワセミ1、ドバト2 新市楽池:バン5(親1+若1+ヒナ3)、アオサギ通過、鹿介池:スズメ5、ムクドリ8、

2017.7.19 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:ムクドリ7、ドバト、スズメ、シジュウカラ 新市楽池:バン3(親1+若1+ヒナ1)、スズメ、鹿介池:マガモ1、ムクドリ7、ドバト、ハシボソガラス2

20170712aosagi



2017.7.20 am6:30頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:ムクドリ7、ドバト5、スズメ5、シジュウカラ 新市楽池:バン3(親1+若1+ヒナ1)、スズメ、鹿介池:マガモ1、ムクドリ7、ドバト、、ハシブトガラスハシボソガラス

2017.7.21 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:カワセミ1,ムクドリ、ドバト、スズメ5、 新市楽池:バン4(親1+若1+ヒナ2)、スズメ、鹿介池:ムクドリ7、ドバト、ススメ、キジバト

20170713mejiro


2017.7.24 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:カワセミ2,アオサギ1、ハシボソガラス、スズメ、 新市楽池:バン2(親1+若0+ヒナ1)、スズメ、マガモ2 鹿介池:マガモ1、ハシブトガラス

2017.7.25 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:カワセミ1、 新市楽池 マガモ3 鹿介池:マガモ1、

2017.7.31 am7:00頃 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公

20170724kawasemi

園:カワセミ1、 新市楽池 マガモ1,バン3(親1+若0+ヒナ2)ハシボソガラス、スズメ2、

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