2024年6月27日 (木)
2023年11月28日 (火)
大相撲九州場所は終ったが
今年も11月12日から26日までの間大相撲九州場所が福岡の国際センターで開かれた。子供の頃は福岡スポーツセンターで開かれていた記憶があるが50年くらい福岡を離れていたこともあり調べるとスポーツセンターは1973年までで、この後1974年-1980年の間は平尾小学校近くの福岡市九電記念体育館で開かれ国際センターが1981年に竣工してからはこちらで開かれるようになっているようだ。国際センターは日本武道館と同じく中央部分で行われる格闘技などを周りで観戦できる様四角い建物となっている。大相撲九州場所が開かれることを念頭に建てられたといってもいいようだ。
とにかく見に出かける。まあ見れればいいかと最後方の椅子席を予約しておいた。荒れ模様の寒い天気ということもありクルマで出かけ博多タワー近くの駐車場にとめた。少し歩くが帰りに食事すれば駐車料も安くなるし出口の混雑もほぼない。十両の土俵入りというのは見たことがないのでそこらあたりから見るということで2時頃国際センター着となるよう出かけた。13日目のことだ。13日目は必ず金曜日になるが無論日本の武道故そんなことを気にする声は全くない。切符は完売状態と入り口付近に表示があった。無料でもち吉が配っている飲料水とおかきを貰って入る。入ったところの左手に人が集まっているどうやら出待ちのようだ、近くの係の人に聞くと、ここを力士が通ります、とある。観戦する前に待つ気にもなれないのでとにかく予約の席に行く。座ると隣は欧米人の女性だ、見渡せば外国人の姿がちらほら見える、円安の日本に殺到する観光客の姿がここにも及んでいるようだ。椅子席は日本人体格向けでどうしても外人にははみ出す、窮屈だ、ここらあたりももう少し椅子の間隔を広げるなど相撲協会は配慮すべき時代に入っていると感じる、ともかく外人観光客も大事なお客さんだ。
見始めて1-2番ですぐに十両土俵入りとなる、予定通りだ。見てみると幕の内力士土俵入りと同じにみえる。化粧まわしをつけたそろいぶみだ、なかなかだ。すぐ後に幕下優勝決定の取り組みが組まれていて未だ髷も結えない19歳の聖富士が勝って7戦全勝の幕下優勝を果たす、西幕下42枚目だ。幕下は東西60枚目まであるので上から2/3あたりの力士ということになる。ダイナミズムがある。面白いのは幕下の取り組みにも結構声が場内から飛ぶあたりだ、幕下から追いかけている相撲ファンがそれなりにいるということのようだ、予想外の感じがしてしまう。
5番ほどで幕下の取り組みは終わるがその中にも2回も同体取り直しになった1番もあり力が伯仲している様を感じて面白い。十両になる、やっと塩をまく姿が見れる、勝負の形がやはり良くなる。3時40分頃中入り・土俵入りとなる、照ノ富士は休場なので横綱土俵入りはない。怪我でも土俵入りくらいはできるのではないかと思ってしまうがそうもいかないのだろう。取り組みが再開されると掛け声はいや増しに増えてくる、雰囲気がいい。注目の一山本と葵富士の対戦は葵富士がとんでもなく左へ飛んで一山本とても対応できず瞬時に決する、どうだと洗礼を浴びせている感じがする。2敗の熱海富士は高安をなんとか押切り若さを見せたり、霧島も難なく大栄翔を退け2敗を維持、白熱した九州場所が続く。なかなか面白い。次に見るならテーブル付きペアシートがいいかなそんなことも思っていた。
終って波葉の湯で食事だけして戻る。こんな吞気な日々が続く、これが幸せというものだろう。
2023年11月 4日 (土)
2023年10月の福岡市南区周辺の野鳥
2023年8月20日 (日)
山鹿灯篭千人踊りを見る、ゆっくりしたテンポがみやび
2023年7月20日 (木)
豪雨直後の日田祇園を見に行ったり
まだ全国旅行支援がつくというのもあって写真などでしか見たことのない日田祇園の山鉾を見る日帰りバスツアーに申し込んでいた、ツアーは7月16日で博多祇園山笠の舁き山が街を駆け抜ける日の翌日だ。15日は放送大学の試験初日でもあってこちらを優先して今年の山笠は見ずじまいだった、この時期祭りが多くて付き合い切れない思いもある。博多の祭りも見ずに日田まで出かけるというのも少し引っかかったがまあしょうがない、そんなこともある。 16日当日は12時過ぎに博多駅集合・出発となる。日田の祭りは午後6時頃から日田駅前に山鉾が集まってくるので、それまで天ケ瀬の慈恩の滝を見たり湯布院で早めの夕食を食べて散歩したりと、優雅に時を過ごす段取りになっている、これもなかかいい、いずれも行きそびれていたところで初めてだ。慈恩の滝は2段の豪快な滝で思った以上だったが湯布院の温泉街散歩はこんなところとは思わなかった。昔からの落ち着いた温泉街と思いきや若い人がずいぶん遊びに来ていてそのあたりを狙った今風の店構えが目につく、こんな意外性も面白い、旅らしい。メインの日田祇園は午後6時頃には予定通りJR日田駅前に8-9基の山鉾が集まって「集団顔見世」となる、これを眺めるというのが本日の目玉だ。 提灯に明かりが入った写真をいくつか見たことがあり、一度は見たいと思っていた。ユネスコの世界遺産だ。博多の舁き山の様な張り詰めた空気はなくて、和やかな集団が山鉾を動かしてくる。
大変な人出だ。駅前広場に高さ10m位の全基が終結し7時半に明かりがともる。見所はほぼそれにつきる、揺らしたりはするが秋田の竿灯の様な曲芸はない。それでも十分見応えがある。
8時半にバスのとこるに集 合して博多に戻る。秋田の竿灯を見に行った時も思ったが散り散りになったツアー参加者がよくも全員時間通り暗い中を解りにくい集合場所に戻ってくるものだと思う。魔法の様だ。1時間と少しで元の博多駅前に帰着する、近い。
日田は今度の豪雨で 被害を出していて大分道もツアーの前日まで通行止めだった。豪雨被 害の跡があちこちに残っているかと思えばそんなことは全くなく、平然とスムーズに旅は終わった。こちらもなんだか魔法の様だ。
短くてもこれが旅の面白いところなのだろう。
2023年6月21日 (水)
庭のウメが豊作で梅酒にしたり梅ジャムにしたり
今年は庭の白梅に大きめの実がたくさんついた。去年はさっぱりだったのでその恩返しということになる。別に特別のことをしたわけでもない。落ち始めると、もったいないので落ちそうな のから収穫し始める(写真右、一回ちぎるとこれ位取れる、これを何度か繰り返した)。のんびりやっているのだが、梅酒にするには今まで死蔵状態にあった梅酒の瓶を空にしなくてはならない。7-8年前に作っておいた梅酒からせっせと飲み始めた。ここまで晩酌はビールを軽く一杯程度だったが梅酒はアルコール度数が高くて、このところ毎晩いい気持になっている。梅酒の底に残されたウメもいい味だ。せっせと飲んでいって、あともう少しで2つ目の瓶が空になるところまできた。今年の梅酒つくりも順調に進んで、もう他の瓶に詰めてしまったので 空き瓶をしつらえる必要もないのだが惰性で毎晩8年物の梅酒を片付けている。
今年はちぎった梅をしばらく廊下で干していたら青梅というより熟ウメのようになってきたので残りはウメジャムと梅干とした。作り方はネットで懇切に手順がアップされているので、困ったどうしようということはない。いい時代 だ。
こんなに砂糖がいるのかというくらい砂糖を入れて大きめ目の土鍋でゆっくりと煮ていく。梅ジャムいいのは作るのに半日くらいで出来てすぐ食べられるというあたりだ、このところ毎日朝の食卓に欠かせないものになっている。ただ、手作りジャムは冷蔵庫に入れておくと固まってくるようで、うちの梅ジャムも程なく固くなってきた。自作ジャムは煮過ぎになりがちで水分不足になるためらしい。水を加えてまた煮直せばいいようだが、面倒なので力技でまだ対処している。このほか梅干しも少し作ってみている。
出来はどうあれ、自宅の庭で命が巡るのはありがたいことだ。こんな生活のサイクルをこれからの人類はもっともっと回さねばならなくなるのだろう。今の人類は自然の搾取が過ぎるというものだ、温暖化して当然、もっと手痛いしっぺ返しが待ち受けているのかもしれない。
温暖化議論で説明がつかないように思うのは衛星いぶきで観測され続けているコンスタントなCO2増加だ。推定に現在使われているモデルは合わないところが色々あるようで、現実は人間の経済活動が不景気で低調であっても委細構わず、まっしぐらに増大している、これを見ると、どこか見落としていることがあるのではないか、小手先のCO2削減対策など何の力もないのではないか、そう思ってしまう。きっとそうなのだろう。人類がいくら「ガソリン車は止めよう 」だの「石炭は使わないようにしよう」などといっても、量的には殆んど意味のないことなのではなかろうか。こんな風なまやかしの延命対策に明け暮れていれば人類は確実に滅亡に向かうだろう、それが自然を破壊しつくす人類に対して自然が仕組んだサイクルなのだろう。おとなしく自然に従って緩やかな滅亡の道を進むよりほかないのだろう、人類は。
梅酒だの梅ジャムだのを作ることがCO2減少にそう役立つとも思えないが、自然と人間の関係に思いをいたすだけでも意義があるような気がしている。
2023年3月 4日 (土)
2022年12月25日 (日)
ことしも第九を聴く時期になってしまった
寒い寒いとこぼしていたら北米の方がもっと寒く中西部に北極の 寒気が深々と下りてきてゆっくり東へ動いていった。ニューヨークに到達するころになってNHKをはじめとする日本のマスコミもやっと騒ぎ始めた。どう見ても今回の寒波は北米への進出が極東をはるかに上回っている。北極をめぐる渦流(極渦)の強さはゆっくりしたサイクルで振動していて北極振動と呼ばれるが、このところ強さが弱まり北極に閉じ込められていた寒気が各地へ流れ出している、そんな訳で世界のあちこちで寒い寒いと声が上がりそれらしい映像が世界をめぐっている。そろそろ極渦も強くなりだしているようで今回の寒さは一まずの区切りとなりそうだ。
そういうこともあるのか今日は昼から日が差して暖かく風も弱まり、散歩すると汗ばむほどだ。近くの池ではウグイスが元気に飛び回っている。今日は年末恒例の第9交響曲をアクロスまで聴きに行った。まだまだと思っていたらたちま ちこの日となった。のんびりした日々を送っているような気がしているが時はのんびりとは進んでくれない。
のんびりした気分で自宅を車で出発したがさすが師走の日曜日の午後だ、渋滞があちこちで起こる。余裕があるはずだったが席に落ちつけたのは開演5分前となって肝を冷やした。3階まで満席だ。滅多に見ない混雑ぶりだ。
第一楽章、聴きなれたフレーズが流れ始める、暫くすると中央やや左のティンパニーがずっとたたき続けている、そうだったっけ、こんなに長く連打し続ける曲だったっけと新鮮な気分になる。1階後ろめの席で全体がよく見えるということもあるのだろう。今日は演奏の 細かいところがよく見える気がする。するすると進んで4楽章の合唱部分に入る。合唱はきちんとして旨いのだが男声に凄味というか圧倒する何かが弱い、そんなことを感じる。もっとバラエティのある型破りの声も加えた方がスケール感が上がるのではないか、そんな風にもつい思ってしまう。勝手なものだ。
あっという間にフィナーレになって拍手喝采で終わる。まだまだと思っていたのがもう今年は6日しか残っていない、もう終わるのか、という感慨がオーバーラップする。
いつもの様だがまた新しい年の終わりを迎える。確実に過ぎて行く時が何だか頼もしい。
2022年3月11日 (金)
2021年10月28日 (木)
若宮に秋のヒマワリを見たり
テレビの地方ニュースで若宮市の稲光(いなみつ)でヒマワリが満開というのを何度か見る、暇だし自粛続きで出かけなさすぎたのもあり、行って見るかと訪れた。事前にネットで調べると、駐車場は廃校となった小学校のグラウンドへと案内している。来て欲しいという熱意の様なものを感じてとにかくナビにその小学校を入れて走りだした。思いのほか道は混んでいたが、なんとか1時間位でたどり着く、週末でそれなりに人が来ている。見渡す四方に一面にヒマワリが咲いていて圧倒的だが、花は小さい、なんという種類だろうと思うが、現地には説明は一切ない、選挙運動の看板があるだけだ。戻って調べるがよくわからない。ネットに出ていた写真からはサンフィニティという品種がよく似てはいるが、企業が新たに作った品種で種はそれなりの価格がする様でこんなに多く育てるには結構費用がかかりそうだ、違うかもしれない。週明けの月曜からは花は自由に持ち帰れるとのことで油を取るビジネスではなさそうだ、刈り取り後の田んぼを華やかにしたいということらしい、そういう説明をネットのどこかで見つけた。ふーんという感じだ、ここまでやるとは随分な乗りだ。でも新しいことはこうして始まるのかもしれない。
せっかくだからもう一箇所回ろうと、クルマで20分くらいでいける糟屋郡南良津(ならづ)の親水公園に行ってみた。福岡県でヨシゴイのいる可能性のあるところの一つだ。どこに駐車できるか分からないが、行けばなんとか、との思いで向かう。若宮市の中心部は通らずに行く道がナビで示されて、太くもない道を右へ左へと指示される通りに進んで到着する。ナビが無い時代は適切な道を見いだすのは大変な作業だったと思 い起こされる、いい時代になった。池を含む真四角に見渡せる区画が親水公園の様だが誰もいない感じだ。とにかく区画に沿ってぐるりと一周してみるものの駐車の案内は無い。とめられそうな場所を見つけてとにかくとめる、桜が植えてあるそばで春には花見にでも使うのだろうかという場所だ。池の近くまで歩いて行く、葦が一面に生えていて確かにサギには良さそうなところだ。でも、アオサギやダイサギはいるが、ヨシゴイらしいサギは目に入らない、出る時間帯があるのかもしれない。やや遠くの水面に水鳥が何羽も浮いている、オオバンやカルガモの様だ。オオバンはこの冬期には初めてだ、この日を境に自宅近くの池でも見る様になったのでこの日福岡一帯に一斉に渡って来たのかと思われる。池の堤防の上には多くのカワニナの貝殻が散らばっていた。先ごろ来た台風の雨などで越水することもあるのだろうか。それにしてもこんなにカワニナがいるのならその季節には蛍もよさそうだ。
ヨシゴイのほうは鞍手郡のもう一つのポイント、木月池の方がいいのかもしれない。
こんなところでこの日は引き上げる。新しいところは何にせよある種の刺激を受ける。ちょっといい。
コロナも下火となってあちこちに出かけてみようかという気にもなってきた。しかしウイルスがワクチンを突破するケースが一定割合であるようでもあり、治療薬がまだ出回らない状況では恐る恐るの心境とならざるを得ない。本当の出口に到達するにはもう一年くらいかかるのかもしれない。気長にやり過ごしていくしかないのだろう。
より以前の記事一覧
- 2021年福岡市桜開花予測 2021.03.09
- 2021年02月の福岡市南区周辺の野鳥 2021.03.02
- 九響のニューイヤーコンサートを 2021.01.21
- 卓上カレンダーの季節 2020.12.30
- 2020年10月の福岡市南区周辺の野鳥 2020.11.04
- 九州でもリンゴ狩り 2020.10.31
- ポリャンスキーのチャイコフスキー 2019.12.21
- 2019年9月の福岡市南区周辺及び訪問地の野鳥 2019.10.02
- 2019年8月の福岡市南区周辺の野鳥 2019.09.02
- 年末は第九 2018.12.30
- 俳句を時々作っている 2018.12.20
- 長崎くんちを見る 2018.10.11
- ツルの北帰行を見る 2018.03.20
- 2018年2月の福岡市南区周辺及び訪問地の野鳥 2018.03.03
- 神功皇后の存在感が 2018.01.13
- ベートーベンシンフォニエッタの第九 2017.12.31
- いい年の瀬だ 2017.12.07
- 秋月の紅葉を観に 2017.11.27
- 福岡から出かける紅葉 2017.11.12
- 台風と灯明と 2017.10.24
- 観音の滝を見る 2017.07.30
- 夢のような街かもしれない 2017.07.19
- 博多どんたくに出る 2017.05.10
- タカの渡りが今年は早い 2014.09.23
- 梅雨が明けて 2014.07.20
- 福岡で秋のタカの渡りを見る 2013.09.18
- ホタルと時代と 2012.06.24
- 粟野の彼岸花 2011.09.27
- 人とホタルと 2010.06.20
- 蕪栗沼・伊豆沼の眺めが 2009.12.09
- 鮭の遡上 2009.11.30
- ほたる 2009.06.30
- 収穫祭にて 2008.11.18
- つばめのねぐら入りがすごいと 2008.09.08
- ほたる 2008.07.04
- 白樺峠のタカ見 2007.09.17
- 久し振りに百里基地で 2007.09.10
- 台風と竿灯と 2007.08.05
- 気持ちのよい暖かな梅雨前の夕暮れ 2007.06.15
- あたりを暗くする煙 2006.03.25
その他のカテゴリー
きのこ エッセイ カメラ クルマ コラム ジャズ スカイスポーツ スキー スポーツ ソフトウェア ニュース パソコン ビジネス マイクロ ミリタリー 住まい・インテリア 俳句 医療 報道 天文 季節 学び 宇宙 小説 山歩き 廃墟 建築 技術 携帯・デジカメ 文化・芸術 新型コロナ 旅 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 映画 映画・テレビ 春 書籍・雑誌 未来 本 歴史 気象 気象現象 法律 流れ 海 生き物 生活 知恵 短歌 社会 秋 経済 経済・政治・国際 美術 自然 自然破壊 航空機 航空輸送 芸能・アイドル 詩 趣味 遊び 野鳥 録音 震災 音楽 風景 風物詩 食べ物