2024年6月27日 (木)

ホタルは非日常に満ちていて

ホタルを見に、毎年のように行っていた那珂川の中ノ島公園を6月19日に訪れた。関東で那珂川というと栃木北部から茨城を抜けて太平洋にそそぐちょっと大きな川のことだがここ福岡では背振り山を発して博多湾にそそぐ川のことを言う。古代の 儺県(なのあがた)(魏志倭人伝に登場する奴国につながっているとされる地域)を流れる川 の意の、儺が川 が語源のようだ。呼び名からも長い歴史を感じてしまう。中流域にある川の緩やかな蛇行を利用した公園が今回の帆とる見物の中ノ島公園だ。夏至のころだから午後8時くらいになってやっと暗くなる。夕食を終えて一息入れてこれるので来やすい。駐車場もわずかに離れたヘッドライトが気にならないあたりに準備されている、那珂川市の市域で福岡市のようにクルマに冷たい行政ではないように感じられるところもいい。
去年はコロナの余波がまだ感じられて訪問に抵抗感があったが今年はそんなことはない。
いつも見る橋を渡った北側の奥で見る、それほど混んではいない。ホタルはいつものようにしっかり飛んでいて見飽きない。
飛んでるところを撮影しようと一眼レフと三脚を持ってきたのだが、シャッター開放のセッティングが暗闇で思うようにできず、ISOを上げて普通に暗めに写す羽目になった、準備はしてきたはずなのにいざとなるとうまくいかない、こんなことが少しずつ増えてきた気がする、年を取っていくということはこういうこHotaru0619ba1 となのだろうと思っている。撮れた写真を後で見てみると眼で見た感じと割と近い。飛行軌跡を後びかせる写真が一般的だが見てる時は動きはあるがそんな後引きは見えない。こんな写真もまた味がある。
2-30分くらい眺めて引き上げる。駐車場は無料だが一応駐車券が発行されて帰りにこれでゲートを開けて出るようになっている。出ようとするとポケットにしまい込んでいた駐車券がよれてしまって機械が認識しない、困った、いったん後ろの車に下がってもらって列を離れて駐車券を手でしごく、これしかやれることがない。やれるだけやって機械に入れると今度は何とか認識してゲートが開いた、何とかなったがこれは怖い。
 
やはりホタルは非日常に満ちている、そこがいいような気がしてきている。来年は何が起こるだろうか。

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2023年11月28日 (火)

大相撲九州場所は終ったが

今年も11月12日から26日までの間大相撲九州場所が福岡の国際センターで開かれた。子供の頃は福岡スポーツセンターで開かれていた記憶があるが50年くらい福岡を離れていたこともあり調べるとスポーツセンターは1973年までで、この後1974年-1980年の間は平尾小学校近くの福岡市九電記念体育館で開かれ国際センターが1981年に竣工してからはこちらで開かれるようになっているようだ。国際センターは日本武道館と同じく中央部分で行われる格闘技などを周りで観戦できる様四角い建物となっている。大相撲九州場所が開かれることを念頭に建てられたといってもいいようだ。
とにかく見に出かける。まあ見れればいいかと最後方の椅子席を予約しておいた。荒れ模様の寒い天気ということもありクルマで出かけ博多タワー近くの駐車場にとめた。少し歩くが帰りに食事すSumo1124aれば駐車料も安くなるし出口の混雑もほぼない。十両の土俵入りというのは見たことがないのでそこらあたりから見るということで2時頃国際センター着となるよう出かけた。13日目のことだ。13日目は必ず金曜日になるが無論日本の武道故そんなことを気にする声は全くない。切符は完売状態と入り口付近に表示があった。無料でもち吉が配っている飲料水とおかきを貰って入る。入ったところの左手に人が集まっているどうやら出待ちのようだ、近くの係の人に聞くと、ここを力士が通ります、とある。観戦する前に待つ気にもなれないのでとにかく予約の席に行く。座ると隣は欧米人の女性だ、見渡せば外国人の姿がちらほら見える、円安の日本に殺到する観光客の姿がここにも及んでいるようだ。椅子席は日本人体格向けでどうしても外人にははみ出す、窮屈だ、ここらあたりももう少し椅子の間隔を広げるなど相撲協会は配慮すべき時代に入っていると感じる、ともかく外人観光客も大事なお客さんだ。
見始めて1-2番ですぐに十両土俵入りとなる、予定通りだ。見てみると幕の内力士土俵入りと同じにみえる。化粧まわしをつけたそろいぶみだ、なかなかだ。すぐ後に幕下優勝決定の取り組みが組まれていて未だ髷も結えない19歳の聖富士が勝って7戦全勝の幕下優勝を果たす、西幕下42枚目だ。幕下は東西60枚目まであるので上から2/3あたりの力士ということになる。ダイナミズムがある。面白いのは幕下の取り組みにも結構声が場内から飛ぶあたりだ、幕下から追いかけている相撲ファンがそれなりにいるということのようだ、予想外の感じがしてしまう。
5番ほどで幕下の取り組みは終わるがその中にも2回も同体取り直しになった1番もあり力が伯仲している様を感じて面白い。十両になる、やっと塩をまく姿が見れる、勝負の形がやはり良くなる。3時40分頃中入り・土俵入りとなる、照ノ富士は休場なので横綱土俵入りはない。怪我でも土俵入りくらいはできるのではないかと思ってしまうがそうもいかないのだろう。取り組みが再開されると掛け声はいや増しに増えてくる、雰囲気がいい。注目の一山本と葵富士の対戦は葵富士がとんでもなく左へ飛んで一山本とても対応できず瞬時に決する、どうだと洗礼を浴びせている感じがする。2敗の熱海富士は高安をなんとか押切り若さを見せたり、霧島も難なく大栄翔を退け2敗を維持、白熱した九州場所が続く。なかなか面白い。次に見るならテーブル付きペアシートがいいかなそんなことも思っていた。


終って波葉の湯で食事だけして戻る。こんな吞気な日々が続く、これが幸せというものだろう。

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2023年11月 4日 (土)

2023年10月の福岡市南区周辺の野鳥

 

10月になったがまだ暑い日が続く。しかし冬鳥は着実に現れてきて冬の近づきを知らせてくれる。
手元のメモに残された記録は下記の通り:
2023.10.1 10:10 小雨 風力2-3 4Cu010、3Ac/Ci100  福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:なし 新市楽池:メジロ6,スズメ3 鹿助池:バン1、ドバト17、ヒヨドリ声
2023.10.5 16:00 晴れ 風力1-3 4Cu040   福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:コガモ1、コサギ1、キセキレイ1、ハクセキレイ2、ヒヨドリ声1、ハシブトガラス1 新市楽池:スズメ20±、ヒヨドリ声1、コゲラ声1、ドバト5+
2023.10.7 11:00 曇り 風力0-1  福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 マガモ4♂♀、バン若1、アオサギ1、ドバト30±、
1kosamebtk1009az11 2023.10.9 14:00 曇り 風力0-1 8Cu020   福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:コサメビタキ1、コガモ5、マガモ♀1、 新市楽池:スズメ25+、 鹿助池:カイツブリ1、ハクセキレイ1、アオサギ1、コサギ1
2023.2kosagi1012ba1 10.10 15:30 曇り 風力2-3 5Cu030、3Ac070   福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:アオサギ1、コサギ1、マガモ♀1、コガモ5、ハクセキレイ2、スズメ3 新市楽池:スズメ6、 鹿助池(清掃工事):カイツブリ1、アオサギ1、バン1、ハクセキレイ1、(ギンヤンマ産卵)
2023.10.11 11:20 晴れ 風力2 3Cu040   福岡市植物園の野鳥  メジロ5+、ヒヨドリ5+ (アサギマダラ未着)
2023.10.12 15:50 晴れ 風力1-3 2Cu040 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:アオサギ2、マガモ3hidrgm1013aea1 5♂3♀2、コガモ6、コサギ7、ドバト3、ハシブトガラス1、ヤマガラ声1、コゲラドラミング1 新市楽池:なし 鹿助池(清掃工事):カイツブリ1、バン1、スズメ1、ドバト上空3
4kaituburi1014a
2023.10.13 14:15 晴れ 風力0-1  福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 ホシハジロ♀1、マガモ2♀、ハシボソガラス1、スズメ1、アメリカヒドリ♀(又はエクリ)1、
2023.10.14 16:10 曇り 風力1-2 8Cu/Sc040 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ヒヨドリ5+、コサギ2、コゲラ1+、コガモ9、スズメ10 新市楽池:マガモ2♂♀ 鹿助池(清掃工事):チュウダイサギ1、カイツブリ1、ヒヨドリ声3-4、セキレイ声1  
2023.10.17 11:00 晴れ 風力0-1 4Cu040 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 カワウ1、ホシハジロ♀1、スズメ4、ドバト15±、マガモ♀2、アオサギ1
2023.10.17 15:40 晴れ 風力0-1 5Cu030 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:コ5kogera1014ba1 ガモ9、コサギ1、ヒヨドリ声5±、シロハラ声1 新市楽池:アオサギ1、マガモ2♂
26kawau1017b1a 023.10.19 10:05 晴れ 風力0-1  福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 マガモ、ホシハジロ♀1、アメリカヒドリ♀(又はエクリ)1、アオサギ1
2023.10.20 14:00 曇り 風力1-2 5Cu030、8Ac070 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:コサギ2、コガモ8、ヒヨドリ声2±、 新市楽池:マガモ3♂ 鹿助池(清掃工事):アオサギ1、キセキレイ1
  
2023.10.21 14:00 晴れ    福岡市南区長丘周辺の野鳥  自宅前:ジョウビタキ♂1
2023.10.22 14:30 晴れ 風力1-3 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:コガモ11、コサギ2、ヒヨドリ2±、ハ7kogamo1017a シブトガラス2、スズメ6、メジロ/シジュウカラ混群、コゲラ1+、カラス群8上空 新市楽池:マガモ3♂2♀1 鹿助池(清掃工事):ダイサギ1、アオサギ1、タシギ1ハクセキレイ2、ドバト5±、キセキレイ1  
8kisekirei1020ba1 2023.10.24 15:40 薄曇り 風力0-1 4Ci200、2Ac070 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:コガモ4、コサギ2、 新市楽池:マガモ8♂2♀6 鹿助池(清掃工事):なし
2023.10.25 10:50 晴れ 風力0-1  福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 モズ1、バン1、アメリカヒドリ♀(又はエクリ)1、マガモ5♂1♀4、オオバン1、ドバト20±、アオサギ1、ホシハジロ♀1、
2023.10.26 13:40 晴れ 風力1-3 3Ac080、1Ci100、 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ハクセキレイ1、コガモ4、ヒヨドリ4、 新市楽池:アオサギ1 鹿助池(清掃工9jyobitk1021c1eaa1 事):アオサギ1
10tasigi1022c 2023.10.29 16:00 晴れ 風力1-2 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ジョウビタキ♀1、コガモ9、 新市楽池:なし 鹿助池(清掃工事):マガモ3
2023.10.31 14:40 晴れ 風力1-2 福岡市南区長丘周辺の野鳥  鹿助池(清掃工事):コサギ1、ハヤブサ上空1、ハシブトガラス1、マガモ7 新市楽池:マガモ♀2 中公園:ヒヨドリ3+、ジョウビタキ声1、シジュウカラ3、コガモ4、
写真は上左から  コサメビタキ(10/9中公園)、コサギ(10/12中公園)、アメリカヒドリ(10/13西の堤11daisagi1022aに 池)、カイツブリ(10/14鹿助公園)、コゲラ(10/14中公園)、カワウ(10/17西の堤池)、コガモ(10/17中公園)、キセキレイ(10/20鹿助公園)、ジョウビタキ(10/21自宅前)、タシギ(10/22鹿助公園)、ダイサギ12hayabusa1031aa1 (10/22鹿助公園)、ハヤブサ(10/31鹿助公園)

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2023年8月20日 (日)

山鹿灯篭千人踊りを見る、ゆっくりしたテンポがみやび

お盆の季節になった。お盆というとかっては盆踊りが定番で以前住んでいた宇都宮の住宅団地ではこの時期団地内の公園で盆踊りが開かれていた、しかし住宅地だけに周辺住民に対する騒音などの影響が問題視されるようになり盆踊りはその内やらなくなってしまっていた。福岡に転居してからも盆踊りは近くではお目にかからない、この地では小学校校区ごとに夏祭りが行われているようで今住んでいるところでは盆踊りのない夏まつりだけだ。小学校校庭での盆踊りを維持している地区もあるようだが、よそ者としてわざわざ出かけていく気にもならない。
九州の盆踊りとして映像的に気になっていたのは灯篭を頭につけた女性たちで踊られる山鹿灯篭踊りだ。一般の人が参加できる普通の盆踊りではないが数百年の歴史があるようで珍しく、写真で見る限り綺麗で一度は見るべきかと思っていた。この頃は一度は見るべき=今見るべき と解釈せざるを得ない年齢になってきているが、そんな折山鹿灯篭千人踊りバスツアーの広告を見つけこれこれとばかり申し込んだ。博多駅帰着が0時近くなってそこからは何とかタクシーを見つけて帰るしかないのが気になったが、何とかなるだろう、ならなくても大したことにはなるまい、と自分自身に言い聞かせながらその日を迎えた。8月16日のことだ。このツアーも全国旅行支援の対象で、ツアー代金20%補助、買い物ポイント1人2000円分が配られる。どうもこの施策は地域の経済活性化に有効ととらえられているところが多いようだ、なかなか終わらない。
昼過ぎに福岡を出発して、買い物ポイントを使える道の駅に寄って買い物をしたりブドウ園に寄ったりしながら17時半ころに山鹿の駐車場に到着、市内を歩く。千人踊りの会場は18時30分に開場19時頃から催しが始まるというので、ツアーはばらけて、八千代座という昔風の芝居小Yamagatoro0816ca1 屋を覗いて見たり、山鹿灯篭民芸館で山鹿灯篭について学んだりしながら会場となっている小学校グランドへ向かう。ぶらぶら見ていくと山鹿は思いのほか歴史的な文化遺産が残っている、面白い。そうでなくとも祭りの雰囲気で満ちている街はとにかく楽しい。
会場では子供踊り、和太鼓演奏や市長挨拶があったあと千人踊りに移行するのだが心配された雨がぽつらぽつらと落ちはじめ、慌ててお囃子隊の上の雨よけテントの設営などが始まる、雨模様なのはわかっていたはずなのに手際がいいとは言えない。踊り子が入場し始めると頭につけた灯篭にはビニールの雨よけがかぶせてあってやや興を削ぐ。雨の方は暫くするとパラパラも落ちなくなって、頃合いを見計らって灯Yamagatoro0816ba 篭のビニールカバーは取られる、この辺りは手際がいい。1000人というと結構な人数で入場だけでも時間がかかって神社の神主さんの儀式が行われた後やっと踊りが始まる。地元の民謡「よへほ節」のゆったりしたテンポで踊りが進む。優雅だ。時々照明が落ちて頭につけた灯篭の明かりが揺れる、綺麗だ。曲が代わったりしながら続いていく、ただただ眺めるだけだが心地よい。21時の終了予定時刻の10分くらい前になって雨粒がはっきりと落ちだして、スタンドでは傘をさすわけにもいかず観覧席から退散する。踊り子はまたビニールをつけたようで踊りは続いていく、観覧席を降りたあたりで人の頭越しに眺めていると照明が紫に変わったりする、やり過ぎ照明と思ったが戻ってSNS投稿などを見るとこれが幻想的でよかったという声も結構あって、そういうものかと思ってしまう。確かに写真映えはする。

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ツアーバスは22時出発予定のところ全員が10分前には戻ったので早目の帰路出発となった、ここでも暗い中全員がバラバラに離れた集合場所によく戻れると感心してしまう。
博多駅帰着も予定より20分くらい早く、とにかくタクシーで自宅へ戻れたのだが、前日来の新幹線の混乱がこの日も深夜まであとびいたせいかタクシー待ちは長い行列となった。これも時代と共に生きている感じで生々しく、思い出になる。
 
山鹿灯篭踊りはもう見ることはないだろう、見ておいてよかった、振り返って素直にそう思える。限りある命の残り何回目かの夏が静かに過ぎて行く。

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2023年7月20日 (木)

豪雨直後の日田祇園を見に行ったり

まだ全国旅行支援がつくというのもあって写真などでしか見たことのない日田祇園の山鉾を見る日帰りバスツアーに申し込んでいた、ツアーは7月16日で博多祇園山笠の舁き山が街を駆け抜ける日の翌日だ。15日は放送大学の試験初日でもあってこちらを優先して今年の山笠は見ずじまいだった、この時期祭りが多くて付き合い切れない思いもある。博多の祭りも見ずに日田まで出かけるというのも少し引っかかったがまあしょうがない、そんなこともある。Hitayamaboko1 16日当日は12時過ぎに博多駅集合・出発となる。日田の祭りは午後6時頃から日田駅前に山鉾が集まってくるので、それまで天ケ瀬の慈恩の滝を見たり湯布院で早めの夕食を食べて散歩したりと、優雅に時を過ごす段取りになっている、これもなかかいい、いずれも行きそびれていたところで初めてだ。慈恩の滝は2段の豪快な滝で思った以上だったが湯布院の温泉街散歩はこんなところとは思わなかった。昔からの落ち着いた温泉街と思いきや若い人がずいぶん遊びに来ていてそのあたりを狙った今風の店構えが目につく、こんな意外性も面白い、旅らしい。メインの日田祇園は午後6時頃には予定通りJR日田駅前に8-9基の山鉾が集まって「集団顔見世」となる、これを眺めるというのが本日の目玉だ。Hitayamaboko2 提灯に明かりが入った写真をいくつか見たことがあり、一度は見たいと思っていた。ユネスコの世界遺産だ。博多の舁き山の様な張り詰めた空気はなくて、和やかな集団が山鉾を動かしてくる。
大変な人出だ。駅前広場に高さ10m位の全基が終結し7時半に明かりがともる。見所はほぼそれにつきる、揺らしたりはするが秋田の竿灯の様な曲芸はない。それでも十分見応えがある。
8時半にバスのとこるに集Hitayamaboko4 合して博多に戻る。秋田の竿灯を見に行った時も思ったが散り散りになったツアー参加者がよくも全員時間通り暗い中を解りにくい集合場所に戻ってくるものだと思う。魔法の様だ。1時間と少しで元の博多駅前に帰着する、近い。
日田は今度の豪雨で 被害を出していて大分道もツアーの前日まで通行止めだった。豪雨被Hitayamaboko3 害の跡があちこちに残っているかと思えばそんなことは全くなく、平然とスムーズに旅は終わった。こちらもなんだか魔法の様だ。
短くてもこれが旅の面白いところなのだろう。

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2023年6月21日 (水)

庭のウメが豊作で梅酒にしたり梅ジャムにしたり

今年は庭の白梅に大きめの実がたくさんついた。去年はさっぱりだったのでその恩返しということになる。別に特別のことをしたわけでもない。落ち始めると、もったいないので落ちそうなUmejam0 のから収穫し始める(写真右、一回ちぎるとこれ位取れる、これを何度か繰り返した)。のんびりやっているのだが、梅酒にするには今まで死蔵状態にあった梅酒の瓶を空にしなくてはならない。7-8年前に作っておいた梅酒からせっせと飲み始めた。ここまで晩酌はビールを軽く一杯程度だったが梅酒はアルコール度数が高くて、このところ毎晩いい気持になっている。梅酒の底に残されたウメもいい味だ。せっせと飲んでいって、あともう少しで2つ目の瓶が空になるところまできた。今年の梅酒つくりも順調に進んで、もう他の瓶に詰めてしまったのでUmesyu 空き瓶をしつらえる必要もないのだが惰性で毎晩8年物の梅酒を片付けている。
今年はちぎった梅をしばらく廊下で干していたら青梅というより熟ウメのようになってきたので残りはウメジャムと梅干とした。作り方はネットで懇切に手順がアップされているので、困ったどうしようということはない。いい時代Umejam だ。
こんなに砂糖がいるのかというくらい砂糖を入れて大きめ目の土鍋でゆっくりと煮ていく。梅ジャムいいのは作るのに半日くらいで出来てすぐ食べられるというあたりだ、このところ毎日朝の食卓に欠かせないものになっている。ただ、手作りジャムは冷蔵庫に入れておくと固まってくるようで、うちの梅ジャムも程なく固くなってきた。自作ジャムは煮過ぎになりがちで水分不足になるためらしい。水を加えてまた煮直せばいいようだが、面倒なので力技でまだ対処している。このほか梅干しも少し作ってみている。

出来はどうあれ、自宅の庭で命が巡るのはありがたいことだ。こんな生活のサイクルをこれからの人類はもっともっと回さねばならなくなるのだろう。今の人類は自然の搾取が過ぎるというものだ、温暖化して当然、もっと手痛いしっぺ返しが待ち受けているのかもしれない。
温暖化議論で説明がつかないように思うのは衛星いぶきで観測され続けているコンスタントなCO2増加だ。推定に現在使われているモデルは合わないところが色々あるようで、現実は人間の経済活動が不景気で低調であっても委細構わず、まっしぐらに増大している、これを見ると、どこか見落としていることがあるのではないか、小手先のCO2削減対策など何の力もないのではないか、そう思ってしまう。きっとそうなのだろう。人類がいくら「ガソリン車は止めようIbukico2data 」だの「石炭は使わないようにしよう」などといっても、量的には殆んど意味のないことなのではなかろうか。こんな風なまやかしの延命対策に明け暮れていれば人類は確実に滅亡に向かうだろう、それが自然を破壊しつくす人類に対して自然が仕組んだサイクルなのだろう。おとなしく自然に従って緩やかな滅亡の道を進むよりほかないのだろう、人類は。

梅酒だの梅ジャムだのを作ることがCO2減少にそう役立つとも思えないが、自然と人間の関係に思いをいたすだけでも意義があるような気がしている。

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2023年3月 4日 (土)

2023の福岡市南区あたりの桜開花予測

毎年この頃にな ると桜(ソメイヨシノ)はいつ咲くのかと気になる。毎年福岡市のアメダスデータ(中央区の大濠公園)に基づいて推算していたが、住んでいる南区あたりは若干海岸線より距離があり気温はわずかに異なる。今年は海岸線との位置関係が近い福岡空港のアメダスデータと若干東寄りのGSMメッシュ点(東経130.5°,北緯33.6°)の推算値を用いることにしてみた。計算法自体はいつもの温度変換日数法でチルユニット補正はしていない。(厄介な割には精度があまり上がるようでもなかった記憶があって)。開花日は3月18日、満開日は3月25日と出た、さてどうなるか。2023sakura

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2022年12月25日 (日)

ことしも第九を聴く時期になってしまった

寒い寒いとこぼしていたら北米の方がもっと寒く中西部に北極のKionchikyuu122314 寒気が深々と下りてきてゆっくり東へ動いていった。ニューヨークに到達するころになってNHKをはじめとする日本のマスコミもやっと騒ぎ始めた。どう見ても今回の寒波は北米への進出が極東をはるかに上回っている。北極をめぐる渦流(極渦)の強さはゆっくりしたサイクルで振動していて北極振動と呼ばれるが、このところ強さが弱まり北極に閉じ込められていた寒気が各地へ流れ出している、そんな訳で世界のあちこちで寒い寒いと声が上がりそれらしい映像が世界をめぐっている。そろそろ極渦も強くなりだしているようで今回の寒さは一まずの区切りとなりそうだ。

そういうこともあるのか今日は昼から日が差して暖かく風も弱まり、散歩すると汗ばむほどだ。近くの池ではウグイスが元気に飛び回っている。今日は年末恒例の第9交響曲をアクロスまで聴きに行った。まだまだと思っていたらたちまDaipanf9202212 ちこの日となった。のんびりした日々を送っているような気がしているが時はのんびりとは進んでくれない。
のんびりした気分で自宅を車で出発したがさすが師走の日曜日の午後だ、渋滞があちこちで起こる。余裕があるはずだったが席に落ちつけたのは開演5分前となって肝を冷やした。3階まで満席だ。滅多に見ない混雑ぶりだ。
第一楽章、聴きなれたフレーズが流れ始める、暫くすると中央やや左のティンパニーがずっとたたき続けている、そうだったっけ、こんなに長く連打し続ける曲だったっけと新鮮な気分になる。1階後ろめの席で全体がよく見えるということもあるのだろう。今日は演奏のDai91225aa1 細かいところがよく見える気がする。するすると進んで4楽章の合唱部分に入る。合唱はきちんとして旨いのだが男声に凄味というか圧倒する何かが弱い、そんなことを感じる。もっとバラエティのある型破りの声も加えた方がスケール感が上がるのではないか、そんな風にもつい思ってしまう。勝手なものだ。
あっという間にフィナーレになって拍手喝采で終わる。まだまだと思っていたのがもう今年は6日しか残っていない、もう終わるのか、という感慨がオーバーラップする。

いつもの様だがまた新しい年の終わりを迎える。確実に過ぎて行く時が何だか頼もしい。

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2022年3月11日 (金)

福岡市桜開花予想2022

今年もまもなく桜の季節が到来する。この時期いつものようにこの地福岡市のソメイヨシノ開花予想を試みる。手法は日ごとの平均気温実績及び予測にファクターをかけて積算していき一定の値に達したら開花するという温度変換日数法を例年通りに用いる。開花は2月1日からの積分値が24.6とすれば過去の結果からはおおむねよいようで、昨年これをSakura2022yoso2x  2020年の値に変えてみて失敗した、今年はこのままとする。予測では3月21日開花、3月28日満開となる。さてどうなるか。

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2021年10月28日 (木)

若宮に秋のヒマワリを見たり

テレビの地方ニュースで若宮市の稲光(いなみつ)でヒマHimawari1023ワリが満開というのを何度か見る、暇だし自粛続きで出かけなさすぎたのもあり、行って見るかと訪れた。事前にネットで調べると、駐車場は廃校となった小学校のグラウンドへと案内している。来て欲しいという熱意の様なものを感じてとにかくナビにその小学校を入れて走りだした。思いのほか道は混んでいたが、なんとか1時間位でたどり着く、週末でそれなりに人が来ている。見渡す四方に一面にヒマワリが咲いていて圧倒的だが、花は小さい、なんという種類だろうと思うが、現地には説明は一切ない、選挙運動の看板があるだけだ。戻って調べるがよくわからない。ネットに出ていた写真からはサンフィニティという品種がよく似てはいるが、企業が新たに作った品種で種はそれなりの価格がする様でこんなに多く育てるには結構費用がかかりそうだ、違うかもしれない。週明けの月曜からは花は自由に持ち帰れるとのことで油を取るビジネスではなさそうだ、刈り取り後の田んぼを華やかにしたいということらしい、そういう説明をネットのどこかで見つけた。ふーんという感じだ、ここまでやるとは随分な乗りだ。でも新しいことはこうして始まるのかもしれない。
せっかくだからもう一箇所回ろうと、クルマで20分くらいでいける糟屋郡南良津(ならづ)の親水公園に行ってみた。福岡県でヨシゴイのいる可能性のあるところの一つだ。どこに駐車できるか分からないが、行けばなんとか、との思いで向かう。若宮市の中心部は通らずに行く道がナビで示されて、太くもない道を右へ左へと指示される通りに進んで到着する。ナビが無い時代は適切な道を見いだすのは大変な作業だったと思Naradu1023a い起こされる、いい時代になった。池を含む真四角に見渡せる区画が親水公園の様だが誰もいない感じだ。とにかく区画に沿ってぐるりと一周してみるものの駐車の案内は無い。とめられそうな場所を見つけてとにかくとめる、桜が植えてあるそばで春には花見にでも使うのだろうかという場所だ。池の近くまで歩いて行く、葦が一面に生えていて確かにサギには良さそうなところだ。でも、アオサギやダイサギはいるが、ヨシゴイらしいサギは目に入らない、出る時間帯があるのかもしれない。やや遠くの水面に水鳥が何羽も浮いている、オオバンやカルガモの様だ。オオバンはこの冬期には初めてだ、この日を境に自宅近くの池でも見る様になったのでこの日福岡一帯に一斉に渡って来たのかと思われる。池の堤防の上には多くのカワニナの貝殻が散らばっていた。先ごろ来た台風の雨などで越水することもあるのだろうか。それにしてもこんなにカワニナがいるのならその季節には蛍もよさそうだ。
ヨシゴイのほうは鞍手郡のもう一つのポイント、木月池の方がいいのかもしれない。Naradu1023b_20211029115601
こんなところでこの日は引き上げる。新しいところは何にせよある種の刺激を受ける。ちょっといい。

コロナも下火となってあちこちに出かけてみようかという気にもなってきた。しかしウイルスがワクチンを突破するケースが一定割合であるようでもあり、治療薬がまだ出回らない状況では恐る恐るの心境とならざるを得ない。本当の出口に到達するにはもう一年くらいかかるのかもしれない。気長にやり過ごしていくしかないのだろう。

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