暑い日が続く、なんでこうも暑いのかたらたらと考える
暑い日が続く。なんでこうも暑いのか気にはなっていた、なんとなくやり過ごしていたものの、地球温暖化だ人為的CO2増加だといういわば短絡的な思考にはどうにも何かそぐわないものを感じていた。数日前の朝ぼんやり衛星画像を見ていたら沿海州から北海道に大きな雲の渦運動が近づいている、右回りだ、高気圧の渦ということになるがそんなところに高気圧などなかったが、と天気図を見る、高気圧は見当たらない。いくつか解析図を追って行ってついにこの渦運動が250hp高度の大気の流れの計算値とよく対応しているのに行き当たる、ジェット気流の激しい波うちの予測
計算結果が可視化されていてこのあたりで右回りの渦のようになっている。250hpは高度11000mくらいにあたる。下層の高度の計算値とはだいぶ違う。衛星写真は高度の高い雲はやや強調されてあらわされる傾向にありそれで目に付いたのだろうか。
こんなこともあるのかと、公表されるゾンデ計測データからいつも描いている高度9500mの等圧線図(下図左気圧青線)と高度250mの気温・等圧線図(下図右、気温を暖色彩色)も眺め直していると、確かに9500mでの等圧線の波うちは顕著だが、これに合わせるように地面付近の気温が分布している。高高度の高気圧と地上の高温がきわめてよく対応している。何だこんなことかと思ってしまう。高層の昇温が高層の高気圧によってもたらされこれが地上まで下りてきて地上の高温となっているのかと思うがどうも変だ、上層大気の垂直方向温度変化を眺めていると、基本的に気温は上か ら下までおなじような傾向で上層の温度が高い時は下層も高 い、平行移動するように高温側にずれる、 どの地点でもほぼ同じだ。気温と気圧の関係 は気温が高いと空気分子の運動が激しくなり当然気圧は高くなる、高層ほどこの関係はシンプルになる、考えてみれば当然だ。どこにも驚きはない。ジェット気流の挙動と地上気温が深くつながっているというのも当たり前といえばそうだ、物理現象は当たり前だらけた。大気の加熱は基本的に地球表面で行われる、こうも暑いのはなぜという疑問は地球表面温度は熱収支で決まるだけだという当たり前のところに戻って来る。やはり温暖化ガスの影響は大きいということになる。co2が増えていけば温暖な地球が現出するが46億年の地球の歴史を俯瞰すると歴史的には現在の数倍のco2だった温暖な時代では地球は生命で満ち溢れていてとても地球の危機がすぐ来るとは思えない、地球にとっての害虫のような人間が生きにくいといって地球の危機では全くないのだろう。
co2の騒ぎは利害が絡んでいる、そんな気がしている。そうやすやすと乗せられてたまるか、そう思っている日々が過ぎて行く。
たらたらととりとめもなく考えを走らせる、それが生きている証のようで面白い。