免許更新で認知機能検査を体験
年も明けて免許更新は今年の半ばだな、と思っていたところへ早々に免許更新のお知らせのハガキが届いた。見ると今回は認知機能検査を受けたあと高齢者講習を受けてはじめて免許の更新ができるとある。いよいよこんな歳になってしまったか、と思いながら文面に従って認知機能検査の予約を電話で行おうとするが、つながらない、該当者にハガキが同じタイミングで着いて一斉に電話しているようだ。何度もかけなおしてやっとつながる、放送大学の試験期間が終わった後あたりを適当に選んで予約する、予約そのものは思った日が問題なくとれる。
当日が近づいてくると少しは予習をしておかねばとネットで検索すると色々引っかかる、いくつか読むと警視庁のサイトにある認知機能検査の説明の所に問題が出ているというので見てみると試験の実施要領から問題、結果の評価式や判定法まですべてが公開されている。驚くばかりだ。問題を覚えて当日それを書けるなら認知機能は充分といっていいのだろう、そういう検査の様だ。まあこれならできるかと当日を迎える。福岡の検査方法は少しは違うかもと思っていたが警視庁のとほとんど同じだった。これも驚くばかりだ。見せられる16枚の絵は4つのパターンの内一つを選んで出題されたが絵そのものが警視庁のページのものと全く同じだ。16枚の絵を見せられて、別の作業をはさんだ後、何の絵だったかを覚えている限り書くというのが要求されるが、実際にやってみるととても覚えきれるものではない、切れ切れの記憶を絞って書いていくが、思ったほどには書けない、そんなもののようだ。30分ほどして検査の結果を各自知らされる、とにかく問題なしでパスできた。一安心だが、今後は軽微な違反があると毎回この検査を受けねばならないという。
前回の更新の時だったか、高齢者の事故率は20代30代の事故率よりも低く、交通事故全体に占める割合は小さいというのが現実だ、と聞かされた。マスコミ等で高齢者の事故は大きく取り上げられるというのがこんな高齢者対策を生んだようだ、マスコミは人が驚くような話を好んで取り上げる、犬が人をかむのはニュースにはならないが人が犬をかめばニュースになるとはよく言われた話だ。そういう世の中なのだろう。ちょっと。。。と思うがこんな検査で認知症に未だかかっていないとわかればかえって安心というものだ、前向きに受け止めるべきなのだろう。
また一つ知らない世界を見た思いでこれもまた面白い。