2018年12月 1日 (土)

2018年11月の福岡市南区周辺及び訪問先の野鳥

冬鳥は次第に姿を現してきたが例年よりどこかペースが遅い。暖冬のせいだろうか。
手元のメモに残された記録は下記の通り:
2018.11.1 15時 曇り風力3-4 福岡市南区長丘周辺の野鳥 新市楽池:マガモ5(♂3♀2)、バン1、スズメ4、ハクセキレイ1、ジョウビタキ♂1 鹿介池:コサギ1、アオサギ1、ヒヨドリ1-2 

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2018.11.5 14時 晴れ,風力3 福岡市南区長丘周辺の野鳥 中公園:シマアジ2、アオサギ1、 新市楽池:アオサギ1、  鹿介池: アオサギ1、ハシブトガラス1、ドバト4、ヒヨドリ2
2018.11.6 10時 晴 風力1-2 春日市春日公園 ヒヨドリ10、ヤマガラ1、メジロ5、シジュウカラ3、コゲラ1、ハクセキレイ2、ハシブトガラス・ハシブトガラス多数 アトリ30-40、カワラヒワ2、コガモ1、ウグイス1、ジョウビタキ♀1、カワセミ1、キジバト3、スズメ5、ダイサギ1

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2018.11.7 12時-14時半 晴   福岡市油山市民の森
  ジョウビタキ♂1♀1、ホオジロ4.ヤマガラ4、イカル声、シジュウカラ声、ヒヨドリ、ハシブト・ハシボソガラス
2018.11.9 11時 晴・曇 風力3  福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥
      カワウ1、マガモ7(♂4♀3)、バン1、コサギ1、スズメ、ハシボソガラス2
2018.11.12 16時30分 曇り 風力2-3  福岡市南区長丘周辺の野鳥

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、中公園:シロハラ2-3、ジョウビタキ♀1、ヒヨドリ3-5、カラ類(エナガ疑)2
2018.11.13  14時 晴 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥
  カワセミ1、カワウ2、マガモ9(♂5♀4)、アオサギ1、コサギ1、スズメ20程度
2018.11.14 16時 晴   福岡市南区長丘周辺の野鳥
、中公園:ハシブトガラス4、ヒヨドリ4、カワラヒワ4、アオサギ1、シロハラ2- 新市楽池:バン1、マガモ12(♂6♀6)鹿介池:アオサギ1、ヒヨドリ

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2018.11.15 12-13時 晴 佐賀県大興善寺
 アトリ20-50、エナガ、モズ、シジュウカラ、ヤマガラ 
2018.11.16  12時 曇り 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥
  カワウ4、マガモ6(♂3♀3)、ホシハジロ♀1、バン1、ジョウビタキ1、ホオジロハクセキレイJ1、コサギ1
2018.11.19 16時 曇り4Sc050 風力1-2  福岡市南区長丘周辺の野鳥
 間:エナガ5、中公園:ヒヨドリ3、コサギ1、カワラヒワ声1 新市楽池:ハシビロガモ3、マガモ14(♂7♀7)、バン1、シジュウカラ1 鹿助公園:ヒヨドリ2
2018.11.21 14時 曇り7Ac100 3Sc050   福岡市南区長丘周辺の野鳥
 中公園:アオサギ1、ヒヨドリ4、キジバト2、シロハラ1、新市楽池:マガモ6(♂3♀3)、ヒドリガモ♀1、ハクセキレイ1 鹿助公園:ホシゴイ1、カワラヒワ1-2、シロハラ2、ヒヨドリ6-8、ムクドリ3、スズメ4、ウグイス地鳴き1
2018.11.22  15時-16時 晴 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥
  ハクセキレイ1、マガモ10、ホシハジロ♀1、スズメ6

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2018.11,23 15時半   福岡市南区長丘周辺の野鳥
 中公園:シロハラ1、ヒヨドリ5、不明10、ジョウビタキ声1 新市楽池:ハシビロガモ♂1、マガモ7(♂3♀4)、ヒヨドリ1-2 鹿助公園:、アオサギ1、コサギ1、ハシボソガラス2、ヒヨドリ10、ムクドリ18、不明1
2018.11.25 10時-12時 晴 福岡市油山市民の森
 ルリビタキ♀1、マヒワ20、シジュウカラ、ヤマガラ-10、ジョウビタキ♂、ヒヨドリ、コゲラ2、ミヤモホオジロ疑1 ホオジロ、メジロ声、シロハラ、モズ、トビ

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2018.11.26 10:30-12:30 満潮11:30頃  高曇り 佐賀県大授搦
 ダイシャクシギ、ダイゼン、ムナグロ、ハマシギ、トウネン、イソシギ、エリマキシギ、ズグロカモメ、アジサシの仲間、ミヤコドリ、クロツラヘラサギ、シロチドリ、コチドリ、メダイチドリ、ソリハシシギ、オナガガモ
2018.11.27 16時    福岡市

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南区長丘周辺の野鳥
 中公園:カワセミ1、メジロ3、シマアジ2、ヒヨドリ3、ハシブトガラス1、シロハラ2-3、ホシゴイ1 新市楽池:マガモ4(♂2♀2)、ハシビロガモ5(♂2♀3)、ヒドリガモ♀1、バン1
2018.11.29 15時 晴れ 風力1-2   福岡市南区長丘周辺の野鳥
 中公園:ウグイス声1、シマ

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アジ2、ヒヨドリ1、シロハラ1、新市楽池:マガモ2(♂1♀1)ハシビロガモ♂1、ハクセキレイ2、バン1 鹿助公園:アオサギ1、シジュウカラ3、カワラヒワ1、ジョウビタキ♀1、ヒヨドリ5、シロハラ1、スズメ15

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2018年11月25日 (日)

大興善寺の紅葉

10日位前のことになるが11月15日、近場の紅葉見物としてまだ訪れたことがなかった大興善寺というところに行ってみた。北部九州の紅葉バスツアーで広告に出ているところで紅葉の名所の一つではあるようだ。net等でみると如何にも寺の客寄せの雰囲気が感じられて今まで足が向いていなかったということもある。しかし近場というのは矢張り魅力がある。場所は鳥栖の近くで大宰府から少し南下したあたりという感じだ、1時間ちょっとで行けそうだ。
大駐車場にクルマを停めて寺に向かうと長い階段が見えてくる。これはとても上る気がし

Daikouzenji1

ない。見ると右の方にある曲がりくねった坂道がある、こちらでものぼれるようで当然のようにこの坂道を選択する。
階段の頂上部と合流したところが”契園(ちぎりえん)”というエリアの入り口となる。ここからが紅葉見物の中心らしい、拝観料を払う。中に入った後もまた坂道で、ゆっくり登っていきながら紅葉を見る。前の週の油山で紅葉がピークだったのでこちらも多分真っ盛りだろうと思っていたら未だグラデーションの段階だった。もう少し後がピークのようだ。なかなか難しい。紅葉は殆どがイロハカエデのよう

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だ。ジグザグに斜面を上る遊歩道があり歩を進めながら紅葉をめでるという形になっている。少し上ると紅葉の葉陰に鳥が沢山いて動き回っている。こんな時に限って双眼鏡をクルマに忘れている。動きが速く裸眼ではとらえにくいが手元のデジカメで写してみて拡大するとアトリだ。100羽位の群れに思える。その他シジュウカラもいるしヤマガラもいるようだ。ここは野鳥も面白いとはネット情報では出てこなかったが思いがけず得をした気分だ。
契山観音まで登ってまた降りていく、下りの方が足にはつらい。途中にある日本庭園で抹茶を飲んだりとひたすらのんびり降りる。
それにしてもまずまずの紅葉だった。

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もう一か所くらい紅葉を見るかとこの5日後に九州国立博物館に行ったついでに太宰府の光明禅寺を訪れた。こちらは重森三玲の作庭による枯山水の庭の秋景色がいいらしいとの評判が頭にあった。
平日だが大宰府には外国人が目についてとにかく人出が多い、クルーズ船が博多港に入っているのだろうか。光明禅寺には外国人はほとんどいないがやはり結構人が多い。庭には赤々と色づいた紅葉は無いが枯れた感じがいい。
あちこち紅葉を見て回ったがもうそろそろ終わりになってきた、街のイチョウ並木が真っ黄色になってきている。当たり前のように冬がそこまで迫る。四季の移ろいが鮮やかな地球という星の奇跡をただただ感謝する他ない。

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2018年11月19日 (月)

油山の紅葉

今年の秋は晴れが続いて紅葉がいいように思う。雨が続いて寒くなると赤くなり切らずに茶色く枯れたようになって葉が落ちるということがあるが今年はそんなことにはならなくて、一気に色づいて赤くなったまましばらく頑張っているようだ。
ネットで福岡市の紅葉として検索すると福岡市の紅葉の名所の上から数番目に油山の紅葉が表示される。自宅から車ですぐなこともあってかえってわざわざ紅葉見物に油山に出かけるということも今まではなかった。油山の紅葉谷というと人工的にイロハカエデが植えられたように思えて有難味が少ない気もしていたこともある。しかし最近は体が思うようには動かなくなってきて手軽な近場というところにむしろ魅力を感じるようになってきた。こだわりが減ってきたのかもしれない。
とにかく2週間ほど前そろそろ油山中腹の紅葉谷あたりの紅葉が良かろうと油山に出かけてみた。
駐車場に入ると平日というのにクルマがやけに多い。やはり紅葉を目当てに訪れる人が

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多いようだ。
野鳥も探しながら周回路をのんびり上っていく。どこかに花鶏(アトリ)の群れは来てないかと思うが遭遇しない。ジョウビタキがちらと見えたりヤマガラが灌木の中で動いたりするくらいで鳥は少ない感じだ。
吊り橋の分岐も過ぎて紅葉谷に差し掛かると名前通りに赤く染まった紅葉が目につき始める、これはなかなかだ。直ぐに紅葉の密度が濃なって紅葉だらけの写真が次々に撮れる。紅葉の名所と言われるところをこれまでにもいくつか観たが赤い紅葉だけで画面が

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完全に埋まるという写真は滅多に撮れるものではない。前から歩いてくるおばさんはこの先すごいですよとわざわざ言ってくれて、こちらも負けずに来た方を指してこちらもすごかったですよと言い返す、人に何か言いたくなるほどに見事に赤く染まった紅葉が続く。
やはり良いといわれているところには行ってみるものだ。北関東や東北の山の紅葉の姿にこだわっていた心をやっと解き放せた気にもなる。しつらえられたイロハモミジであれ綺麗なものはいい。

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紅葉谷を過ぎて後はいつものように周回コースを左回りに一回りする。鳥はホオジロやジョウビタキが飛び交ったりイカルの声がしたりとまずまずだが、アトリには会えずミヤマホオジロも出ず、やや物足りなさがなくもない。でも歩いているのが心地いい。
祭りや催しを観に行くのもいいが、紅葉を見たり鳥を追ったりとのんびり歩き回る、晴れた秋の日はどこであれやはりこれに限る、そう思っている。

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2018年11月 8日 (木)

サザンカ自生北限地を見る

福岡から吉野ケ里に向かう山越えの峠道の途中に気になっていた箇所が2つばかりあった。一つは栄西禅師が最初にお茶を植えたとされる場所だが物理的に行きにくいところにあるようでいつもそこに向かう道は通行止めになっている。もう一つはサザンカ自生北限地で途中の道の駅のようなところのすぐ近くにあるらしい。花が咲いている頃でないと行ってもつまらそうなので大抵が今度来る時にとやり過ごしていた。

朝起きると予想以上によく晴れている、晴れた秋の日は貴重とばかり近くの背振山の紅葉を見に出かけようとして、そうだサザンカだと思い出した。そろそろ咲き始めているのを最近植物園で見た。ネットで調べると自生北限地のサザンカは10月下旬から11月中旬に見られるとある、今が見ごろのようだ。背振山の行きがけに寄ってみようと出かけた。
行く前にざっとおさらいする、立ち寄り地は「千石山サザンカ自生北限地帯」として国の天然記念物になっている。サザンカはそもそもは日本固有種で野生種は白色のみだったとされる。その後園芸種が開発され日本の北部でも育つようになったらしい。改めて冬の花サザンカの自生北限が北部九州であるというのにちょっと驚きを覚える。

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東脊振トンネルを抜けて少し行ったところの道の駅吉野ヶ里の駐車場から行けるはずだ。入って左側に少し寄ったところで駐車して辺りを見回すとサザンカ自生北限地への遊歩道の案内を見つける。これに従って道路をトンネルで横切り山側の斜面の階段道を登っていく。突然の運動でちょっときついが登りつめると舗装道に出る、やや細いがクルマで来ようとすればできなくはないようだ。舗装路を左へ少し下ると白いサザンカだらけの斜面となる。思っていたよりスケールが大きい。白いサザンカは園芸種のような

Sazanka2

Sazanka3

八重ではなくシンプルな花でお茶の花によく似たようにも見え栄西のお茶の伝来でこの地に初めて茶の木を植えたことと何かつながっているのではないかと思いたくなる。お茶の木は白花のサザンカと姿が似ていたのでここなら育ちやすいと思ったのかもしれない。茶の木もサザンカもいずれもツバキ科ツバキ属の常緑樹だ。
素晴らしいほどに満開なのに地元マスコミで紹介もされない、この時期紅葉やコスモスのほうに興味が向かってしまうということなのだろう。
堪能した後背振山山頂へとクルマを走らせる。久しぶりだ、中腹から紅葉が楽しめ頂上

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下の駐車場付近はやや紅葉も終わりかけという感じだがそれでも赤や黄色に色どられた木々は気持ちがいい。気候がいいこともあって頂上まで登ってみる、標高差60m位だからすぐ登れる。頂上からの紅葉の眺めは北関東や東北には全くかなわないがそれでも緑の中に交じる色付いた木々の眺めがいい。
帰りは西側の三瀬トンネルを抜け曲淵ダム経由で走る。ダムの公園の紅葉がよさそうに見えたので寄ってみる。イロハモミジばかりだが緑から赤へのグラデーションが光に

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映えて美しい。晴れた秋の日は野山に出かけるべきだ、とにかくそう思う。
何も考えずに気の向くままに秋の空気に浸りながら平和な時を過ごす、こんなひと時は何物にも代えがたい。

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2018年10月11日 (木)

長崎くんちを見る

台風が少しばかり足早となってキャンセルした予定が2つあったのもあって、少し時間に余裕ができた。そういえば長崎くんちはこの時期だ、九州の祭りとして有名だが良く分からない、一度見てみたい、そんな気がしていた。出し物を桟敷席で見るというのが普通の見方の様だが調べると今年の桟敷席は既にすべて売り切れている。

街中を巡って出し物の一部を披露していく庭先回りというのは誰でも観れるとあるので、とりあえずこれを日帰りで見てみるというのでもいいか、その他御輿が諏訪神社に戻るおのぼりというのも見どころのようで、とに角行けば祭りの雰囲気は味わえそうだと9日最終日に高速バスで往復することにした。
高速バスは福岡発8:10というのが早くて良さそうだったが迷っているうちに満席となってしまい次の8:35の便とした。瞬時に決めていく心がこんな時は肝心だ。
観光協会に電話して聞くと長崎くんちナビというアプリがあってこれで今出し物がどこにあるか刻々と解る、これを見ながら動き回ればいいと教えてくれる。
ネットで色々調べる。お上りの見どころは県庁前の坂を一気に上るところと諏訪神社の階段を一気に上るところとわかるがうまく見れるだろうか、そもそも庭先回りとはどんなものなのか、今ひとつ解らない、がしょうがない、まずは1日電車券をバスターミナルの上で買って諏訪神社辺りに行った後南下して昼食、くらいのアバウトな計画で当日を迎える。
日帰りだから大した荷物にもならない。高速バスはスマホ電源付き車内wifiありとスマホ利用者に随分と気を使っている、景色に倦きても確かにスマホをいじっていれば移動時間はそれほど気にならない、それに眠くもなってちょうどいい。
予定より10数分遅れで長崎駅前に着く、遅れは福岡バスセンターに来た時点で既に生じていたが最近のバスは遅れを取り戻すために高速で飛ばすということはやらないようだ、安全重視が徹底してきている、そういう世の中だ。
予定通り3番の市電に乗って諏訪神社で降りて神社の方へ向かうと早速何かの出し物が道路上を動いていて人だかりがしているのが目に入る。少し近づくと、有名なコッコデショ(樺島町の太鼓山)だ。掛け声と共ににだしを投げ上げた、さっそくだ、これはすごいと思っているとこちらへ近づいてくる。すぐ目の前に来てまた投げ上げるしぐさを始める、慌ててカメラやらビデオやらを引き出して構えるが近いとかえってうまく撮れない。着いてたちまち祭りに引き込まれた思いがする、こんな祭りだったんだ。
諏訪神社の石段を上がっていって境内で演じられている出し物を遠目で見る、船をぐ

Kunchi2s

るぐる回したりしていたがその内石段を人力で降ろしにかかる、船には子供たちのお囃子が乗ったままだ、ちょっと怖そうだ、ガタンガタンと随分な音を立てながら降りてくる。目の前まで降りてきたところで90度回して横の道へ去っていく、これから市内を回るということになる、とにかく手をかけた祭りだ。

しかし立ちつくして見ているというのは疲れる、おまけに石段の上だ、足場が悪いし混んでいて自由が利かない。脚がこわってくる。もうこれで諏訪神社の出し物は終わりというところまで見て浜町方面に電車で移動する。まずはどこかで昼食をとって県庁坂のおのぼりを、と動くが勝手が今ひとつ解らず右往左往している感じになる。チャンポン屋を探したが見つからず、ちょうどいい感じだったアビのパン築町店という店が目に入って竜馬カレーというのを食べる、なかなかいい。

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13時頃がお上り@県庁坂という何年か前の情報がネットにでていて多分同じだろうちょっと遅れたがまだ坂を上ってはいまい、と食べ終わってすぐ近い県庁坂に行くと既に坂を上りきったところで隊列は休んでいる。出遅れた、ぴったり13時に行ってなければならなかったようだが、疲れていてそこまでの元気はなかった、しょうがない。そのうち浜市に向けて隊列はゆっくり下り始める、3基の黄金色に輝く神輿があって如何にも秋祭りの行列だ。坂を駆け上がるところは見逃したが行列を見るだけでも何か面白い。行列と同じようなペースで浜市アーケードを進む。観光協会の話ではハマクロス辺りで見ていると庭先回りは見やすいとあったので、ハマクロスまで行ってしばらく様子を見る。思ったより小さな十字路だ。スマホのくんちナビの情報を調べると

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出し物はまだここまで到達しそうにないのでゆっくり眼鏡橋方面に向かって歩いていくことにする、どこかで出会うだろう。細い通りを前から東古川町の川船の隊列がやってくる、通れないので脇道へ入って眺める、進んでいくだけで特に演技はない。まあ秋祭りだ、屋台と見ると鹿沼の彫刻屋台の方が芸術的かなという気がする。こちらは演技で工夫しているのだろう。

Karafune1s

もう少し行くと今度は大黒町の唐人船が諏訪小学校の前で船を回しているのに遭遇する。近くで見るとこれは大変だ、これを一日中街を巡って各所で披露するのは並大抵の体力ではない、すごい。

紺屋町の本踊りというのはこの辺とくんちナビに出ているがそれらしい隊列はない。ばらけて休憩中なのだろうか。色々なのがかえって町を挙げての祭りらしい。
かなり疲れてきたので電車で諏訪神社まで戻ろうと市電の停留所に向けて市民会館のあたりに歩いて来ると人が集まっている。どうやら樺島町の太鼓山(通称コッコデショ)を待っているらしい。コッコデショは人気が高いようだ。電車通りのところまで来ると出し物が近づいてくる、確かにコッコデショだ。移動中も足を揃えてザクザク進ん

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でくる、と立ち止まって出し物を放り上げる動作に入った。今度はビデオを何とか構えて一応撮ることができた。祭りの3日間で8百回位この放り上げる所作をするらしい。1トン近くある太鼓山を片手で投げ上げ受け止めるのだから相当な体力と統率が必要だ。太鼓山は7年に一度しかみられないという、貴重といえばそうだ。
もう出し物は大体見たと諏訪神社に戻って最後の駆け上がりを見ることにする。電車を降りると石段のところ

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に人だかりがある。神輿は石段の下に3基着いていて休憩中だ。上まで上がって見どころとなっている長坂の階段の近くまで行くには足が疲れすぎているのでここらあたりから見ることにする。2時半近くになって動き出し見る間に急な石段の上りにかかる、一気に登っていくが2つ目か3つ目の神輿は途中でちょっと乱れた、しかしややあって無事3基とも最上部まで登り切った。これで祭りの本体は終わりとなる。最後まで気の抜けない祭りだ。

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とにかく足が厳しくやっとの思いでで電車に乗って長崎駅前まで戻る。バスは18時過ぎのを予約していたが1時間半くらい前の便に空きがあったので変えてもらう、簡単だ。
7時半過ぎに自宅に辿り着く、目くるめく一日が終わった。
長崎くんちは大変な祭りだ、やるほうが一番大変だが見るのもそれなりの覚悟がいる、でも面白い祭りだ。次に行くならもはや桟敷付きのツアーに限るだろう、また教訓を大分得てしまったようでもある。それもいい。

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2017年9月30日 (土)

移ろいゆく時・変わりゆく景観


1週間ほど前、思い立って干潟の野鳥を見に有明海の大授搦に出かけた。

これには前段があった。その前の日久しぶりにヨット遊びで小戸のヨットハーバーを訪れて、終わった後つ

Tounen

いでだからと隣の小戸公園のほうへ鳥見でもと見に行った。浜の水際にチドリのような小さなシギが20羽位来ているのが目に入る。家族連れが多くて小さい子供がシギを追っかけるものだからなかなか落ち着いてみたり写真に撮ったりできないがいくつか撮れた写真を後で調べるとトウネンのようだ。もしやヘラシギでも混じってはいまいかとつぶさに見ていくがいない。最近博多湾でヘラシギが出たとテレビで流していたような記憶があってもしやここのことかと思ったりしていたがそうではなかった。しかしこんなところにこんなシギがまとまってくるとはと、そんな渡りの時期になったとの感慨があった。
それにしてもトウネンを見ても即座にトウネンの名が浮かんでこなかったのが気になった。これはいけない、シギチドリは
時々でもちゃんと見てないと名前を忘れそうだとの一種の強迫観念があって、翌日有明海の大授搦に出向いたという次第だ。

大潮から中潮に移るあたりで11時20分頃満潮というのも行きやすくて背中を押される思いで出かけた。

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8時半頃普通に自宅を出て満潮の1時間半くらい前に到着した、鳥のいるラインは若干離れているが、これから潮が満ちるにつれ寄ってくると思うと丁度いい距離感だ。
ダイゼンが多いが夏羽が変わりつつあって模様はいろいろだ。面白い。トウネンもまばらにいる。ヘラシギはと探すが見当たらない。シロチドリやダイシャクシギ他色々いるが識別はいまだにすらすらとはいかず、進歩がないとまた思ってしまう。
でものんびり移ろい行く秋の日を干潟で過ごすのは悪くない。気持ちが緩む思いだ。
9月はおやと思うことが毎日のように起きてきた、季節ばかりでなく、色々な事象の変わり目でもあるようだ。



干潟へ行った翌々日、福岡・六本松の九大教養学部跡地の再開発で新しいビル(六本松421)がオープンしたとあって出かけた。小さいころから何度も見ていた場所が大きく変容したことに
なる、見たくなるし、初日なら何か配られているかもしれないという期待もある、まったくの野次馬だ。

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福岡市科学館が入るビルの中にあるTSUTAYAとスーパーが先に開店した、科学館本体は10月1日開館ということらしい。
駐車場がどうなっているのかネットでもよくわからなかったが、どうにかなるだろうと正面なら右折で入ることになる西のほうからアプローチした。近づくと敷地の中央にPのマークが見えて右折でも曲がりこめるようになっている。満車ではないようだ。上り下りがすれ違うようになっている駐車場でやや狭い感じがするが上がってとにかく空いたところへクルマを押し込む。とめた階は丁度TSUTAYAのフロアーと同じでそのまま店内に入る。
武雄図書館のTSUTAYAのように軽食が売られており飲食しながら本を手に取れるようになっているが混んでいてあまり落ち着かない。手

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に取れるところに色々本が置いてあるが、こんな本があったのか、という感じは武雄のほうが数倍優れている、普通では目にしないいい本がある、という印象があまりない。マスに合わせようとすると結局こうなるかと思ってしまう。それでも探していると、おや、という本もあってせっかくだからと買い込む。「シンメトリーの地図帳」という文庫本だ。かねがね自然の織り成すシンメトリーが気になっていた、自然科学の公式でも何故かシンメトリーが現れるようなところも引っかかっていた。こんな時に買う本としてちょうどいい。

1階のスーパーも覗いてみる、ちょっとおもしろそうなところはあるが驚くようなほどでもない、適当に引き上げる。

干潟の野鳥のように毎年繰り返される変化も、昔からなじんでいた都市景観の新たな変化も、変化はなんでも面白い。生きるということは結局は変化の中に身を置き続けることかもしれない、ふとそんなことも思った。変化の日々が過ぎていく。

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2017年9月29日 (金)

タカ見と棚田と

9月は駆け足で過ぎていく。もう2週間位前のことになる、福岡に近づきそうに見えた台風18号は微妙に南にずれ福岡への影響は弱まった。
それでもそれなりに台風の影響は出たが、台風が来るといいこともあった。タカの渡りへの効果だ、台風明けに一気にタカが渡る。
こんな日は鷹見のポイントへとにかく立たねば損とばかり台風の翌日 近くの油山の片江展望台に出かけた。3連休でもあり懸念したが駐車スペースはまだ残りがあった。

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見始めたのが11時20分頃で、すぐにタカ柱が確認できた。見ていると次々に来る、積雲が心地よさげにぷかぷか浮いている。いい日だ。
肉眼で見えるくらいに近づくこともあって写真に撮ったりスコープで追ったり忙しい。一般の観光に訪れた人も肉眼で見えるのに感激している。これは多い。
横でカウント集計しているのを見ると1時間ほどで4-500羽出ていることになる。

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そのうちぱったりと来なくなって食事時でもあるのでさっさと引き上げる。十分堪能した。

気をよくしたこともあって翌日は気になっていたアカハラダカの渡りを佐世保の烏帽子岳まで見に行く。朝早目に出かけていくと伊万里の先の国見峠で雲海がちょっと出ている。そういえばこの辺りでは棚田に雲海の風景が良いといわれていたのをかすかに思い出す。しかし写真はな

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かなか難しい。何枚か撮ってみる、インスタグラム用に使えるかもしれない。
烏帽子岳の上りはナビに従って細い取り付け道路から入る。登山道路入り口が見落としやすかったのも思い出す。久しぶりだ。
6時半過ぎに自宅を出て9時前にほぼ予定通り目的地に着く。2時間と少しだ。懸念した駐車場は十分空いていて、関西ナンバーの車もちらほらある。

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観察場所にはおがさわら丸でおなじみとなった大望遠レンズを付けたカメラがずらりと並んでいる。確かにアカハラダカを対馬に渡らずに見るにはこのポイントが一番いいのだろう。少しして遠くのほうに出始めるが双眼鏡ではほぼ見えないしスコープで探すのも視野が狭くて難しい。と思う間に割合と近くにタカ柱ができる。100羽位はいるかなりの規模だ。スコープで見たり写真を撮ったり忙しい。油山のハチクマのようにはそばに飛んでくるアカハラダカはいなくて大きく一羽を映像に収めることはできないがしようがない、もともとが小ぶりのタカだ。
しばらく眺めているがその内ぱったり途絶える。ここでのアカハラダカは塊でくるという来方をすると思い出す、来なくなるとぱったり来ない。10時半頃になっても次が来る様子はなく仲間内の喋り声ばかりが声高になったのもあり、引き上げることにする。でもまずまずだ。

少し早いのでここらには名の知れた棚田があったはずとその様子を見ていくことにする。うろ覚えでナビに行き先を入れて走り出す。確か伊万里の北の、橋でつながっている島だったと、エイッと入れて少しは近づくと土谷棚田までxxキロという標識が現れるようになる、当たっていた。有名なところなので駐車場所はあるはず、と期待する。棚田を見るのは路上駐車しかないところが多く、落ち着いて眺める場所を見つけるのが厄介なことがあるがここはそんなことはあるまい。
近くにまで来ると放棄された棚田が目に付いてくる、やはり過疎化してくると無理が生じるようだ。それらしいところに小型バスが止まっているのが見える、どうやらここらしい。駐車場がある。

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写真でよく見る棚田風景が現れるがカメラ画角から外れた左右のところは少々荒れている。観光用の棚田になってしまっているようだ。しかしこれでも維持が大変そうに見える。火祭り用とみられるライティングの仕掛けが棚田上にあり近くの看板にはそれが台風で延期されたとある。台風の影響がいろんなところで出るのはしようがない。
元気があれば島をもっと巡ってみたいし玄海原発近くの玄海の棚田も見てみたいがちょっと疲れたので真っすぐ帰宅する。ともかくこんな時新しいクルマの自動追従機能は本当に楽だ。殆どブレーキもアクセルも踏まずに走れる。

そういえばタカの渡り見物と棚田見物は似たような場所にあるような気がする。人里のある平地からすぐに立ち上がった山の斜面は人の生活に近いだけに棚田が作られやすく、一方では斜面風も使えて上昇風ができやすくタカの渡りルートになりやすいし、また観察しやすい展望所や道が得やすくタカの渡りの観察地となりがちなのだろう。
生物が利用しやすい地形は生物の種類によらず似通ってくるということかもしれない。そう考えるとタカと人類がつながっているようで面白い。

それにしても忙しい9月だ。あっという間に終わりを迎える。さらさらと流れていく時が惜しくもあるし心地よくもある。

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2015年12月 7日 (月)

流れる時が紅葉の中に埋もれているようで

京都の紅葉は遥か昔関西にいた時に1-2回見た記憶があるだけで、もう一度見てみたいとの気持ちがいつもどこかにあった、が、なにせ混んでいるという、そこまでして行くか、とも思ってしまっていた。

9月の初めにたまたま申し込んだ宮内庁の12月1日分参観申し込みの仙洞御所に当たりが出て踏ん切りがついた。これを機会に秋の京都を訪れてみることにした。

幾つか紅葉で名のあるところを回ろうと回り方を考えていた。紅葉の具合を想定しながら、バス、地下鉄、嵐電、JR、京阪を組み合わせてうまく回るルートを決めるていくのは結構悩ましい。仙道御所に行く日は紅葉ランキングの上位にある東福寺に朝一番で行って京阪で仙洞御所に向かうのが都合良さそうなので、ここら辺はそうすることにしてみた。
勉強不足で東福寺の名前は初めて聞くが紅葉風景が京都の宣伝ポスターにも使われたりもしていて、一見の価値があるらしい。平日でも日中はかなり混むので行くなら朝一番がいいとの解説をネットのあちこちで見かけたりもする。
さて当日は、予定通り京都駅前にとった宿を出てJRでひと駅乗って東福寺へ向かう。Yahooで調べた道順のプリントアウトを手にして歩くが東福寺を目指す人が沢山駅で降りるので道に迷うということはない。
東福寺の看楓特別公開は8時半開始で少し前に到着すると既に拝観券を求める列ができている、が大したことはない。拝観が始まるとそのままぞろぞろともみじポイントの通天橋に向かう。確かに溢れるばかりのもみじだ。庭園でこんな光景は見たことがない。黄色い葉もあるが殆どが赤いイロハモミジのようだ。ここは通天モミジと呼ばれるトウカエデの歴史があると知るが、
後で撮ってきた写真を細かく見ても散った枝に僅かに黄色になったトウカエデの葉を見つける位で、圧倒的もみじの様は開祖の円爾が宋から持ち帰ったトウカエデではなくイロハモミジで形作られているようだ。ボリュームを増し迫力を出すためにイロハモミジが多数植えられていったかもしれない。いつごろからこういう景観になったのだろうか。
東福寺を開山した円爾といえば聖一国師のことで宋から帰国してまず博多に上陸し承天寺をひらき博多祇園山笠の原型をも作ったといわれる、博多に縁が深い。
中国から
円爾が持ち帰ったトウカエデが東福寺の自慢の紅葉のもとになったが、そういえば福岡の公園や街路樹にトウカエデが多いように思える。
トウカエデは博多の承天寺にも伝わっていたのではないか、その後の戦乱で殆どが焼失してしまったが、それがいつの日か街路樹として復活していったのではないか、そんな歴史も考えてしまう。
流れる時が紅葉の中に埋もれているようで思いが広がっていく。

圧倒される紅葉を見て回った後まだ仙洞御所に回るにはちと早いので東福寺の方丈も見て回った。
こちらの八相の庭と呼ばれる庭園は昭和14年に日本の造園研究で名高い重森三玲がその知識と情熱を注いで造ったものだ。伝統的な石庭とモダンな造形の組み合わせが面白い。石庭は翌日見る龍安寺の石庭にはやはり及ばないと感じてしまうが、4つの庭の組み合わせ全体がえも言われず心地よい。
重森三玲は太宰府・光明禅寺の仏光石庭も造っているようでこちらも機会を見つけて行きたくなる。光明禅寺は円爾の弟子が開山したと言われていて東福寺とも縁があるようだ。
栄西はお茶の種を持ち帰り福岡と佐賀の県境の背振山でこれを撒いて育て、その後宇治に種が伝わり宇治茶のもとになった、九州と京都のつながりというものを考えてしまう。

時代をさかのぼっていくほどに福岡と京都の関係は強くなるように思える。その行き着く先が邪馬台国であり神武の東征なのだろうか。

仙洞御所の紅葉は素晴らしかった。今回みた、平等院、東寺ライトアップ、東福寺、仙洞御所、京都御所・御苑、嵐山、天龍寺、宝嚴院ライトアップ、北野天満宮、金閣寺、竜安寺、等持院 の紅葉はどれもそれぞれに良さがあるが、仙洞御所と北野天満宮が特に
心に残った
北関東や東北の山で見られる全山紅葉とはまた違って、京都のしつらえられた紅葉はいかにも細工が好きな日本の伝統を見るようだ。幾つ見ても飽きない、流れている歴史を時間を感じてしまう。

かなり疲れた紅葉見物だった、途中でもう足が動けなくなるのではないかと思った程だ、やたらに歩く。福岡に戻っても暫く足にこわばった感じが残った。もうこんな無理な紅葉見物はできないかもしれない、そう思いながら回っていた。時間を食いつぶすように生きているのだろう。暫く余韻が後びいていて年が暮れていくのを忘れそうな気もしてくる。

写真は順に、東福寺・通天橋のもみじ、東福寺の黄色いトウカエデ、福岡市の公園のトウカエデ、北野天満宮のもみじ、平等院のもみじ、東福寺八相の庭、仙洞御所のもみじ、御所のもみじ、東寺ライトアップ、嵐山風景、天龍寺のもみじ、宝嚴院ライトアップ、金閣寺のもみじ、竜安寺のもみじ、等持院のもみじ。

Toufukuji Toukaede Toukaedef



Kitanotenman Byoudouin
Toufujiteien Sentou Gosyo Toujilu Arasiyama Tenryuji Hougonjilu Kinkaku Ryouanji Jitouin

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2015年10月23日 (金)

秋のくじゅうを巡る

晴れが続くと、どこかへ出かけねばという一種の強迫観念が知らず知らずに圧力をかけてくるように思う。
日曜のヨットが少々疲れを引いていて翌日はごろごろしていたが2日ものんびりしていると、こんなに晴れている秋の日は出かけない手はないという衝動がふつふつと湧いてくる。
とりわけこの時期は紅葉を見逃したくない。
九州の紅葉は大体が11月中後半だが1000mくらいの山の上ではそろそろ始まる。2時間で行けるくじゅうに出かけることにして、ネットなどでいくらか調べていくと、どうやらくじゅう山群黒岳上り口の男池の原生林がよさそうだと思い始めて、とりあえずここを目指すことにした。
紅葉の見ごろ時期推定は関東地方での推算式(関東地方の紅葉見ごろ推算式(10月1日からの通算日数:y=4.62×T-47.69、Tは9月の平均気温 ))が気象庁のHPに公表されているが、九州でも当てはまるのではないかと来たばかりの新聞に出ていた”雲仙妙見岳の紅葉今が見ごろ”で計算してみる。アメダス雲仙(標高678m)と妙見岳(標高1330m)の標高補正をして推算すると10月24日が見ごろと出る。新聞記事は10月20日なのでやや早いことになるがまずまずの推定のようだ。
今年は晴れが続いて放射冷却で冷え込む日が続いたせいで少し早いのかもしれない。くじゅうの1000m付近はどうかとみると10月27日が見ごろと出てまだやや早いが牧ノ戸峠(1333m)では10月19日と出るからクルマで登れる範囲で紅葉はもういけることになる。
起き掛けにこんな計算をして少々意気込む。 外を見れば晴れてはいるがどよんとしている、pm2.5だ、ちょっとがっかりだ。秋のクリアな日差しが紅葉には一番なのだが。
Imgp1876a
普通よりちょっと早いくらいの感じで出発する。くじゅう長者原まではほぼ2時間のはずだ、福岡からそんなに遠くない。 最初の目的地男池の駐車場は思ったより混んでいない、平日はこんなものだろう。平治岳に日があたって紅葉が美しそうだが何しろpm2.5だ、ぼやけて感動がない。
男池というのは湧き水の小さな池でキレイな水がこんこんと湧いている、水が汲めるようにひしゃくも置いてある。 とにかく遊歩道を巡る。
ソウシチョウの声が目立つが、アオゲラ、ヤマガラ、エナガなどの姿や鳴き声、ドラミングOike7 がほのかに響く。いい森だ。原生林というだけあって面白い形の木も目を引く。
黒岳へ向かう平坦な道をゆっくり歩きながらところどころ黄葉している木々を楽しむ。時々ブナもあるが大きなブナはない。大きい木はカエデ系の木であったりよく知らない木であったり、やはり関東の森とは違う、クスノキの多い福岡周辺の森とも違う。落ち着ける森だ。
もう今日はこれで十分かと思ったがせっかく来たのだか
らと一回りすることにする。
「ぐるっとくじゅう周遊道
Oike1路」というのがネットのパンフレットにあったのを持ってきていたのでこれを巡ってみるかと走り始める、1時間くらいで回れるかと右回りで走り始めるが、随分と走りでがある。
途中でやめるわけにもいかず景色を楽しみながら回り続けるが長くてちょっと飽きてくる、半分くらい回ったところでロードパークという有料道路に入ってみる、途中で駐車できるようなところが多くあって紅葉も望めてなかなかいい道だ、ただ遠景がかすんでいるのが残念だ。不気味な廃屋とKujiu なっている展望レストラン跡などもあって面白い。
やまなみハイウエイに入って牧ノ戸峠に行ってみると、観光やらくじゅう登山の人やらで 駐車場が満杯に近い。予想通りつつじ系の灌木が赤く染まり紅葉は最盛期だ。この時期はここに人が集中しているようだ。
長者原の「たではら湿原」にもちょっと寄ってみる、ここも人がやや多いが、すすき一面の様がいい。
思ったほど花もなく時間も次第に遅くなってきたこともあり早々に引き上げる。

帰り道にも渋滞もMakinoto1なく5時少し前に帰り着く。福岡からくじゅうは東京から奥日光への感じかと思っていたがそれより大分近い印象だ。高原歩きを楽しめて紅葉も結構いい。

強迫観念が下敷きにあったとはいえよく晴れた秋の日はやはり野山で過ごすのが楽しい。九州の北半分ではくじゅうが今のところいいように思っているが、まだ英彦山を十分には見ていない、まだまだ見るべきものは沢山ある気がしている。当分は緩やかな切迫感から逃れられないのかもしれない。こうやって歳をとっていくのだろう。

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2014年11月29日 (土)

耶馬溪を訪れる

耶馬溪の紅葉が見たくてやっと11月の最終週に出かけた。中旬が見頃との情報がネットのあちこちに書き込まれており遅いのは承知の上だ。春の桜もそうだが秋の紅葉は盛りに目掛けて動くことは容易くは無い。晴れていることも条件の上位にあり都合をつけて動くには相当の努力が必要だ。体調もある。ベストの時期から多少ずれるのはしょうがない。
予定通り自宅から1時間40分くらいで高速の玖珠インターを下りて国道387号線で北上しようとする目の前を何と74式戦車が横切る。公道を走る戦車を見るのは初めてだ。右手に信号待ちしていSennsya1 るもう1台の74式戦車Sennsya2も見える。驚きだ。考えてみれば陸上自衛隊の日出生台演習場が右手のほうにあるはずだから、ここではこんな風景も異常ではないのだろう。恐らく左手にある玖珠駐屯地に移動中と見られる。しかし異様な光景だ。見ていても現実に国内で戦闘となる風景がどうしてもリアリティーを持って思い浮かばない、こんなのが撃ち合うような事態は最後の最後になるのだろうかSennsya3

少し複雑な思いで20分くらい走ると最初の目的地、深耶馬溪の一目八景に到着する。広い駐車場周辺は紅葉もいい頃合だが連なる岩山は葉も半分以上は落ちており1週間は 遅かったようだ。
一目八景展望所というのはきっと小山の上にあるのだろうと思っていたが何のことはない国道横の建造物だった。見やすいが観光用に整備された場所だけにこんなものかと思ってしまう。感動がない。しかし搭状の岩山が四方にあって垂直の白い岩肌と紅葉の取り合わせYabakei2 がいい、紅葉の名所には違いない。観光バスも何台も来ている、自分で回っても名所めぐりツアーは疲れる思いがするがとにもかくにも景色を堪能した後次のポイント羅漢寺に向かう。

走っている両側も奇岩が多く面白い風景だ、あきない。羅漢寺はトンネルの手前の駐車場にクルマを置いて 古(ふる)羅漢から回り始める。傾斜のきつい岩階段を登っていくと前から修道院のシスターの一行が下りてくる。結構な年の人もいてよく歩いていると思うほどだが教えは違っても宗教的な遺物には興味をそそられるのかも知れない。歩道が整備されているので何とか登れるが修行の僧はこの岸壁を攀じるように巡って行ったのだろう、気が緩むと即墜ちそうだ。Yabakei4
岩盤に横穴が開いている形の不思議な場所に至る、南北朝(14 世紀)時代の物と見られる観音像があって流れていった時を感じる。その先は鎖場になっていて気軽にはいけない、ここで撤退する。阿蘇山の溶岩が作り出した削りやすい岩山が信仰と結びついたのだろう、国東半島や臼杵の磨崖仏と同じ線上にある永い時を経て伝わってくる何か無言の意志のようなものを感じる。

羅漢寺の五百羅漢を見る。リフトがあって容易に登れるためか混んでいる。一体一体の表情が異なり面白い、兵馬俑の影響が伝わっていたのではないかとも感じる。1Yabakei3人の僧が1年で全てを彫り上げたというから驚く。(五百羅漢の写真は羅漢寺HPからの転載、現地は撮影禁止)。
更に数キロ先の青の洞門、競秀峰を見る、本耶馬溪と呼ばれる景観だ。山国川に沿った絶壁を形成し切り立った岩山の連なりを見せる。見上げると絶壁の途中にトラバースする道をかすかに認める、あんなところを飛び歩くとは恐ろしい修行だ。 僧禅海が掘ったとされる手彫りのトンネルも一部残されているが丁寧なノミの跡に執念が見えるようだ。五百羅漢もそうだが一人で作り上げるというところがキーのように感じる。どちらも一人だからこそ出来たのだろう。時代を進めているのは結局は一人の力によるのだろうか。
ここでも修道院のシスター連とすれ違う、これが誰が考えても定番のコースのようだ。
Yabakei5 この後は九州に残る最古の民家といわれる神尾家住宅や天然記念物の猿飛の甌穴群などを見て宿の日田に向かう。少々疲れる。

耶馬溪とはどんなとこなんだろう、一応解った気がする。奇岩の続く景観の紅葉は見ごたえがあるがそれにしても観光地だ、コースにはめられているようなところに疲労感を感じる。何回か来ないといい見方に辿り着かないのかもしれない。

死ぬまでに見たい物はすべて見てしまうということは土台無理なのだからもっとのんびりした旅をといつも思うのだけれどYabakei6 も、そうはいかない。ずっとこんな旅を続けることになるのだろう、それでも構わないとも思っている。

それにしても平和な時が流れていく。

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