2023年1月 5日 (木)

見上げれば正月の空港に米海軍の737が飛来

年が明けた。初詣には近くの御子神社に歩いて行ったが参拝の列が長く横参りで済ませた、一応誓いの言葉も浮かんで久し振りに初詣らしい。近くの大学の和太鼓サークルによる演奏があっていてなかなかの迫力だ,途中の挨拶ではコロナ下で発表の場が少なく貴重な機会という、いつもの年よりずいぶんと沢山演奏している。終わりまで待たずに引き上げた。
神社に到着前にそばの河原でカワラヒワが数羽姿を見せる、今年の初鳥見はカワラヒワということになる、これもまずまずだ。
1月3日になって少しは出かけるかと車で20分ほどの池に出向くことにした。老司池、野多目池とめぐる。キンクロハジロの300羽以上の集団がとどまっていてちょっとした見ものだ。ハジロカイツブリも少しの群れでいたりもする。
上空を福岡空港へ着陸する機体が次々に通過していくがC40aa1 そのうち少し雰囲気の違う737がやってくる。何だろうと思いつつ写真に撮って戻って調べる。福岡空港の発着スケジュール表はネット上で見ることが出きるがそれらしい機体は出てこない。しょうがないので写真検索をすると似た写真がヒットした、米海軍仕様の737でC-40Aという機体とわかる。過密な正月の民間空港に割り込んで飛来してきているようだ。米軍は相変わらず傍若無人に治外法権の日本を飛び回っているようで何だか植民地の様な気がしてくる。何時になったら本当の意味で独立できるのだろうか。あるいはそこまでして独立しなくてもいいというのがもしかしたらマジョリティなのかもしれない、何しろ民主主義の国だ、多数がそう思えばどうにでもなれる。

何かにつけ色々考えさせられる年となりそうだ、そんな予感を与えてくれる正月という期間は貴重でもあるように思えてくる。

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2022年3月14日 (月)

ウクライナの戦争

ウクライナの戦争が解らない。
ロシア側の言い分にネオナチに支配されているウクライナというようなところがあって嘘だろうと思っていたが調べていくと、ネオナチの活動がウクライナはヨーロッパの中で最も活発というのは本当のようだ。ウクライナの政府機関がネオナチを含む極右をアゾフ大隊(azov battalion)として吸収しているともwikipediaに出ていたりする。wikipediaが全て真実とは限らないが何かあるようだ。netでは海外・国内からのazov battalionについての情報が色々ひっかかるが、大手マスコミでそのことが報道されている姿を見たことがない。マスコミはそBlacksun01 れは反ウクライナだから取り上げないのだろうか。暫くそう思っていたらつい昨日見たnewsweekのサイトにNATOが出した写真でウクライラの女性兵士の胸にネオナチ/極右のシンボルマークとして使われている「黒い太陽」の胸章が写ってBlacksunいて(添付拡大写真)慌ててNATOが修正したと報じられていた。どうも知らされていないことがウクライナにはあるようだ。
ロシアの言論統制も極端で前時代的だが、日本のマスコミの報道にも明らかに手が入っているように感じる、本当のことをそのまま伝えるのは報道機関のやることではないと思っているように感じられてしまう。報道の姿勢がまずあってその姿勢に即して報道されていると感じる。そんな威張ったマスコミの態度は胸糞が悪くなる。海外ではCNNに特にそんなところを感じる、3.11の報道が感じ悪かった記憶が未だにある。
こんなことがおこるようでは、一旦停戦させて紛争を調査できる国際的・強力・透明な中立機関がどうしても必要のようだ、言ったもの勝ち攻めたもの勝ちの世界は是正さるべきだ。
ロシアは明らかにやり過ぎだがウクライナ側にもおかしいところがある。しばらくニュースはなるべく見ないようにしよう、煽られてしまう。ともかくどう考えてもこれは内戦だ。骨肉の争いだ。

平和な平成、戦乱の令和、そんな言い回しが頭をめぐってしまう。落ち着いて見ていかねば。

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2022年2月25日 (金)

ウクライナ侵攻が

ロシアがウクライナに侵攻したニュースは驚くべきものだった。おおよその専門家と称する人の事前の予想は東部のロシア派地域の住民が迫害されておりこれを保護するためにロシア軍が東から入ってくるだろう、広がるとドンバス地方全体に及ぶかも知れないという規模のものだったと思う。現実に起こっているのは北からも南からも東からも一斉に侵攻が始まっている、全面侵攻で今のところウクライナ政府を壊滅しロシア寄りの傀儡政府を樹立して支配下に収めることを目指していると思われる。
気になるのはプーチンが我々は核兵器を持っていUkuraina る、外部からの干渉をするものは歴史上直面したどの結果よりも大きな結果に直面することになる、と核兵器の使用をほのめかす脅しを使っていることだ(プーチンの開戦の演説)。また侵攻の理由として、プーチンは(ウクライナに於ける)ロシア語を話す人々に対する大量虐殺を防ごうとしていると述べ、「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」が目的とも述べている。
CNNとBBCを交互に見ているがどちらかでロシア政府の立場のロシア政府要人とみられる人の、「ウクライナ政府のビルの中で大量虐殺が行われている」との発言がそのまま流されていて驚いた。ロシア軍は侵攻後この証拠つくりの大量虐殺を自らの手で行う気かもしれない、まだまだ恐ろしいことが起こりそうな気がしてきた。
ロシア国内の反対意見はどれくらいなのだろうか、正直な世論調査をしても半数以上がプーチン支持ということはあり得る。弱体化したソ連=ロシアに不満を感じている国民が相当数いるのではないか、そうでなければここまでのことはやりそうにない。ナチスもワイマール憲法下で民主的に国民の支持を得て第1党になった、同じようなことが再現されているような気がする。冷戦に敗れたソ連、第1次戦争に敗れたドイツ、打ちひしがれた国民が次の強い指導者を求め他国に攻撃的になっていく。民主主義の限界かもしれない、国民意思の総意が善だとは限らない。

どこまでいくだろうか。プーチンは(極東軍事裁判のように)裁判で罰されることがあるだろうか。本来ならそうあるべきなのだろう、そういう社会を作るべきなのだろう。

(添付図はソ連崩壊前の地球儀。ウクライナとロシアは分かち難い、戦さするほどのことがあるのかとどうしても思ってしまう)

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2019年11月18日 (月)

岩屋城の戦いが空しくて

放送大学で毎学期1科目だけとって学ぶというのを続けているが、放送での受講ばかりでなくたまには面接講座もいいのではないかと、この下期には一つだけ面接講座もとってみた。タイトルは「太宰府争乱史」という、2日間の集中講座だ。古くから太宰府周辺で起こった争いの歴史を学ぶというものだが2日間張り付きででも勿論全歴史が学べるわけではない。
10月30,31日に開講される。初日に座学として「磐井の乱」「白村江の戦い」「藤原広嗣の乱」「岩屋城の戦い」の4つを九州歴史資料館で学び2日目は実地学習として太宰府、水城、大野城跡を巡る。講師は歴史資料館の学芸員が交代で当たり、試験はないが初日の最後にレポートを提出してそれで評価される形にはなっている。
それぞれに興味深い内容だが4番目の「岩屋城の戦い」というのが気になって、事前に歴史本を読んだりして少し予習もしていた。戦国時代Mapiwayajyo1 1586年頃の戦いで、大野城址のある四王寺山の中腹に築かれた戦国時代の山城「岩屋城」を大友宗麟配下の高橋紹運が守るが九州制覇を目指す島津の大軍に囲まれて少ない手勢で奮戦したものの全滅した。しかし島津軍はここに手を取られ過ぎて攻め下る秀吉軍が到着する前の九州制覇を果たすことが出来ず、結果的に南九州に押し込められた形で秀吉に従わざるを得なくなった、という歴史上の事件だ。如何にも戦国時代らしい話に満ちていて、後世にも種々誇張されて語り継がれたようだ。高橋紹運の息子でこの時すぐ北方の立花城にたてこもって守り抜いたのが武人として名高い立花宗茂で、武勇の系譜が引き継がれているところにも物語がある。
島津と九州の覇権を争った大友宗麟はキリシタン大名として知られるがキリシタンに改宗して期待していたのは国崩しの大筒と言われたような西洋式の強力な武器の調達に魅力を感じてのことで、不純なところがある。宣教師の是認の元、戦いに敗れた捕虜を奴隷として海外に輸出していたようでもあり、この岩屋城の戦いも汚い戦いに満ちていた九州の中での空しい戦さとの感を禁じ得ない。こんな時代を終わらせた秀吉・家康は色々な意味でやはり偉いというべきなのだろう。
Iwayajyou1a 岩屋城跡そのものには行けなかったが大宰府政庁跡から直ぐに見上げる場所にありしたから眺めることはできた。辺り一帯を制するにふさわしい山城としていい位置にあったように思われる。
山城としては同じ四王寺山にある、6世紀後半白村江の戦に破れて中大兄皇子が慌てて造らせた大野城の方がはるかに大きい規模になっている。岩屋城の背後に大野城跡の土塁や石垣がある形で、岩屋城は水も大野城跡から得ていたらしい。岩屋城の戦いでは水の道の場所を地元の老婆が島津側に教えたためにあっけなく城は落城したという言い伝えも残っているようだ。教えた老婆は再び岩屋城が大友勢の手に戻った時住民によって大野城跡の石垣の下に生き埋めにされたという話まで伝わっているらしい。高橋紹運は立派な人物としてよく知られていて豊臣方の黒田如水は無駄な戦いとなる岩屋城の放棄を助言しまた敵将さえも何とか彼を生かしたいと努めたが果たせず武士らしい死に際を選択して散っていったという。
歴史を理解することはできるが如何にも空しい。戦うだけのために特化した武人が支配する時代の無意味さを強く感じてしまう。
現代にもその底流はどこかに流れていて気を緩めるとすぐに顔を出してくる、それが人類という種族なのかもしれない。

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2019年2月11日 (月)

あの787のシャナハンが

アメリカの国防長官がマチスから代行だけれどもシャナハンに変わったとのニュースを見て、シャナハンとはどこかで聞いた名前と少し引っかかっていた。

最近になってシャナハンは元ボーイングという記事を読んで、エッと思ってしまった。確か787の開発責任者としてその名前を聞いたとの記憶が蘇ってきた。ネットで少し探すと、787が初飛行がなかなかできずに悪戦苦闘している2007年10月に航空機開発担当のVPとなって787のプログラムマネジャーのポジションについていた。学歴を見れば明らかに工学部系だ。技術分野の人といっていい。それが国防長官というめぐりあわせになってしまっているアメリカという国の面白さをどうしても感じてしまう。ある意味で夢のような国だ。前任の生粋の軍人マチスから会社人シャナハンへという転換が信じられない。あのどろ沼状態だった787の開発を切り抜けてこれた人なら大抵のことは始末できるだろう、それにしても国防長官とは。

米国の国防予算は全世界の国防予算合計の凡そ3分の1を占める。少し前まではほぼ2分の1だった。恐るべき権力がそこにはある。きわめて合理的な判断が求められ続ける、それは会社人に求められ続ける判断とそうは違わない、それ故にそこ即ち会社人としての判断に明らかに優れる人物を当てる、考え方は解る気がするがそれにしても驚かされる。

シリア、ソマリア、アフガン、北朝鮮、南シナ海 とやっかいなところは多いが直ぐはベネズエラ情勢だろうか、どんな判断を示してくるだろうか。

世界はあまりに危なげな空気がしみだしてきている。会社人ならトランプのような八方破れの行動はとるまい、そこに期待したい。
 

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2016年2月 5日 (金)

トンチャンリのミサイル発射は8日かあるいは12、14日と予測

北朝鮮の東倉里(トンチャンリ)ミサイル発射場からのロケット発射が2月8日から25日の間に予告されている、いつになりそうかやや気になる。
準備に問題がなく気象条件が整えば出来次第打つというのがロケットの世界の常識だろう、物Toncyanri 理的なものだから北朝鮮もここは変わりないと思われる。
現地付近の気象予測をみてみると、風の弱い8日が第一候補だが雲が多く打ち上げ状態の光学観測には多少難がある。これを外せば12日或いは14日あたりが天気も良くなり風も強くはない。このあたりで準備に問題無ければ打ってしまうのではないかと予想される。
それにしてもどこまで走る気なのだろうか、北朝鮮主導の南北統一実現まで何が何でも頑張り続けるのだろうか。終わりが見えない。

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2015年11月19日 (木)

Lrs-Bの話

何気なく日経ビジネスをパソコンで読んでいたら「アメリカ空軍の次期長距離爆撃機をノースロップ・グラマンが受注した」との文字が目に入って、おや、と思ってしまった。仕事をしている頃なら何かと気になる話でとっくに知っていようものをこんなふうにのんびりと居間で読むことになるとは、というのが、おや、の感覚の出どころだが、やはり気になるものは気になる。

Uslongrangebomber Long Range Strike-Bomber (LRS-B)というのが正式の名称だが、どこの企業でこの機体が開発されるかで米国の軍需企業の今後のそれぞれの立ち位置が随分と違ってきただろう。なにしろ80B$のプログラムだ、およそ10兆円ということになる。 ノースロップグラマンはこれを取れなければ空軍の第一線機開発の仕事を当分できないことになり、技術の継続を保てなくなると危惧されるところだったはずだ。
対抗馬であるボーイング=ロッキードチームからはすかさず選定に異議ありとの申し出が出された。数年前の空中給油機の選定では同じようなパターンでボーイングの異議が通り選定がひっくり返った経緯があるが、選定した米国防省もそのときまず選ばれたノースロップグラマンも経験済みのことゆえ今回はそう簡単には行くまい。

そもそも長距離攻撃爆撃機とは何か、なぜ必要なのか。 非常に単純には現在のB-52をはじめとする爆撃機が旧式化し老朽化してくるためこれを置き換え軍事力の低下を防ぐために必要ということになろう。
何故戦略爆撃機が要るのかというのには幾つかの言い方があるように思うが、ICBMなどの核ミサイルが事実上使えない兵器になっていて、戦略的な攻撃を行うには爆撃機が必要というのが最もわかりやすい説明だ。
戦略兵器については新START条約で制限があり大型の核搭載爆撃機の数は規制されている。規制されない程度の航続能力の爆撃機を保有して将来起こるかもしれない事態にいかようにも対処できるようにしておきたい、というあたりが正直なところだろう。
要求性能等は一切公表されておらずすべてが憶測だが、コンバット半径は規制にかからない2500nm位ではないかと言われている、そんなあたりだろう。B-52より無論はるかに小さい。
1機当たりの量産価格が550m$以下というのが大きな縛りになっているようで、ノースロップグラマンが勝ったのは価格が低かったということらしい。巨額のプログラムだが普通の入札の感覚のようだ。 しかしこのすさまじい軍事費を払い続ける米国にはあきれるばかりだ。

米国の突出した軍事力プレゼンスの時代はいつまで続くのだろうか。すべてのことには終わりが来るものだがこの終わりには抑えられていたものが暴れ出す大混乱の未来があるのかもしれない。

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2014年11月29日 (土)

耶馬溪を訪れる

耶馬溪の紅葉が見たくてやっと11月の最終週に出かけた。中旬が見頃との情報がネットのあちこちに書き込まれており遅いのは承知の上だ。春の桜もそうだが秋の紅葉は盛りに目掛けて動くことは容易くは無い。晴れていることも条件の上位にあり都合をつけて動くには相当の努力が必要だ。体調もある。ベストの時期から多少ずれるのはしょうがない。
予定通り自宅から1時間40分くらいで高速の玖珠インターを下りて国道387号線で北上しようとする目の前を何と74式戦車が横切る。公道を走る戦車を見るのは初めてだ。右手に信号待ちしていSennsya1 るもう1台の74式戦車Sennsya2も見える。驚きだ。考えてみれば陸上自衛隊の日出生台演習場が右手のほうにあるはずだから、ここではこんな風景も異常ではないのだろう。恐らく左手にある玖珠駐屯地に移動中と見られる。しかし異様な光景だ。見ていても現実に国内で戦闘となる風景がどうしてもリアリティーを持って思い浮かばない、こんなのが撃ち合うような事態は最後の最後になるのだろうかSennsya3

少し複雑な思いで20分くらい走ると最初の目的地、深耶馬溪の一目八景に到着する。広い駐車場周辺は紅葉もいい頃合だが連なる岩山は葉も半分以上は落ちており1週間は 遅かったようだ。
一目八景展望所というのはきっと小山の上にあるのだろうと思っていたが何のことはない国道横の建造物だった。見やすいが観光用に整備された場所だけにこんなものかと思ってしまう。感動がない。しかし搭状の岩山が四方にあって垂直の白い岩肌と紅葉の取り合わせYabakei2 がいい、紅葉の名所には違いない。観光バスも何台も来ている、自分で回っても名所めぐりツアーは疲れる思いがするがとにもかくにも景色を堪能した後次のポイント羅漢寺に向かう。

走っている両側も奇岩が多く面白い風景だ、あきない。羅漢寺はトンネルの手前の駐車場にクルマを置いて 古(ふる)羅漢から回り始める。傾斜のきつい岩階段を登っていくと前から修道院のシスターの一行が下りてくる。結構な年の人もいてよく歩いていると思うほどだが教えは違っても宗教的な遺物には興味をそそられるのかも知れない。歩道が整備されているので何とか登れるが修行の僧はこの岸壁を攀じるように巡って行ったのだろう、気が緩むと即墜ちそうだ。Yabakei4
岩盤に横穴が開いている形の不思議な場所に至る、南北朝(14 世紀)時代の物と見られる観音像があって流れていった時を感じる。その先は鎖場になっていて気軽にはいけない、ここで撤退する。阿蘇山の溶岩が作り出した削りやすい岩山が信仰と結びついたのだろう、国東半島や臼杵の磨崖仏と同じ線上にある永い時を経て伝わってくる何か無言の意志のようなものを感じる。

羅漢寺の五百羅漢を見る。リフトがあって容易に登れるためか混んでいる。一体一体の表情が異なり面白い、兵馬俑の影響が伝わっていたのではないかとも感じる。1Yabakei3人の僧が1年で全てを彫り上げたというから驚く。(五百羅漢の写真は羅漢寺HPからの転載、現地は撮影禁止)。
更に数キロ先の青の洞門、競秀峰を見る、本耶馬溪と呼ばれる景観だ。山国川に沿った絶壁を形成し切り立った岩山の連なりを見せる。見上げると絶壁の途中にトラバースする道をかすかに認める、あんなところを飛び歩くとは恐ろしい修行だ。 僧禅海が掘ったとされる手彫りのトンネルも一部残されているが丁寧なノミの跡に執念が見えるようだ。五百羅漢もそうだが一人で作り上げるというところがキーのように感じる。どちらも一人だからこそ出来たのだろう。時代を進めているのは結局は一人の力によるのだろうか。
ここでも修道院のシスター連とすれ違う、これが誰が考えても定番のコースのようだ。
Yabakei5 この後は九州に残る最古の民家といわれる神尾家住宅や天然記念物の猿飛の甌穴群などを見て宿の日田に向かう。少々疲れる。

耶馬溪とはどんなとこなんだろう、一応解った気がする。奇岩の続く景観の紅葉は見ごたえがあるがそれにしても観光地だ、コースにはめられているようなところに疲労感を感じる。何回か来ないといい見方に辿り着かないのかもしれない。

死ぬまでに見たい物はすべて見てしまうということは土台無理なのだからもっとのんびりした旅をといつも思うのだけれどYabakei6 も、そうはいかない。ずっとこんな旅を続けることになるのだろう、それでも構わないとも思っている。

それにしても平和な時が流れていく。

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2013年2月24日 (日)

F-35の飛行停止が

米国のF-35戦闘機が全機飛行停止となった。搭載している(プラット・アンド・ホイットニ社製F135)エンジンの低圧タービンのブレードに0.6inch(15mm)位のクラックが発見されたためといF35 う。クラックの原因は調査中で明らかにされていないがエンジンは700時間程度の運転履歴で疲労破壊するには早すぎる。それにしてもつい最近F-35Bはエンジン燃料系統の不具合でB型に限定した飛行停止が終わったばかりだ、ぼろぼろと問題が出てくる、787と似た雰囲気だ。今度はエンジン本体で、やはりこんなことになったか、との思いが開発チームに走ったに違いあるまい。空軍用・海軍用・海兵隊用の戦闘機を機種を統一するのはコスト上はいいが万一エンジンなどの重要サブシステムに不具合があれば全機飛行停止となり米軍全体の機能が著しく低下することになると指摘されていた。エンジンくらいは代替エンジンがあるべきなのではないかとGE/RRの代替エンジン開発が暫く並行で進められていたが開発費高騰が問題となり代替エンジンはほぼ開発が終わりかけた時点で開発が中止となっていた。ほれ見たことかといわんばかりだ。こんなことになるとまた代替エンジンの開発問題に火がつくかもしれない。そうはいってもSequestrationで軍事費大幅圧縮の事態になれば更にまた資金的には苦しくなって混迷が深まってくるようにも思われる。
787もそうだが新技術に溢れる機体の開発はついついやりすぎてしまうほどに新技術に走ってしまう事態が起こっているように思えている。設計のツールが進歩してバーチャルの上ではいかにもうまくいきそうな設計ができてしまうようになってきているからではなかろうか。頭の中で思い巡らすより先に計算で設計結果が見えてしまうようになってきているからではなかろうか、設計が進みすぎてしまうような気がしている。

787もF-35もなんとか問題を乗り越えていくことになるだろう、そこから流れ出てくる教訓がどんなものであるか、楽しみなような気さえしている、どうなっていくだろうか、注意深く成り行きを見守っていきたい、それにしてもこんな事態は頭のどこかを刺激されるようで面白い。

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2012年12月 7日 (金)

東倉里ミサイル基地からの打ち上げは12月11日か

韓国羅老ロケットはまたもトラブル発生で打ち上げが延期となったが北朝鮮のロケットは着々と準備が進められ12月10日には発射体制が整うと見られる。いつ打つか、天候さえ良ければ直ぐにも発射となろう。東倉里(トンチャンリ)ミサイル基地付近の天気予測をGPVから出してみると、13日から天気は崩れる、10-12日はまずまずだが12日が最も風が弱い、となる。11か12日辺りが可能性が高いように思われる。4月の打ち上げの時はベストの日に打っている訳ではないので11日辺りが最も怪しいのかもしれない。さてどうなるか。

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