放送大学で「家族と法」を学び始める,知らなかった世界に入っていく感じが面白い

本を読むのは図書館から借りて読むに限る、と思っていた。借り出し期限内に読み終えなければならないという観念が付きまとって無理しても時間を作って読むことになる、これがいい。ところがこのところ借り出せる本の上限10冊までを抱えて、期限が来れば貸し出し延長を申請するという状態がしばらく続いた。これではいけないと思いながらもまだ読み終えていない本を返すに忍びない、読み終えないうちにこれは面白い本かもしれないと別の本に予約を入れる、これを繰り返して上限に達していた。しかし10冊は多すぎる。今週予約していた本が3冊来て身動き取れなくなって、エイッと6冊ほど返した。
ちなみに借りていたのは
目で見る美しい量子力学 外村 彰/著 サイエンス社
糸島モデルコース25 2023-2024 ぐる~り糸島別冊 聞平堂
天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術まで ブルーバックス 天野 浩/著 講談社
Newsweek(ニューズウィーク) 日本版 2023年9月12日号 CCCメディアハウス 20230912
私の1960年代 山本 義隆/著 金曜日
食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書 エリザベス・ギルバート/著 ランダムハウス講談社
古代の世界現代の省察 ギリシアおよび中国の科学・文化への哲学的視座 G.E.R.ロイド/[著] 岩波書店
ソフィストとは誰か? 納富 信留/著 人文書院
プラトン 哲学者とは何か 納富 信留/著 日本放送出版協会
BOOKMARK 2 翻訳者による海外文学ブックガイド 金原 瑞人/編 CCCメディアハウス
の10冊で、このうち2番目、4番目、7,8,9,10番目を返した。2番目(糸島)と10番目(BOOKMARK)は読んでみると手元に置くガイドブックとして有用そうなので別途買うことにした。7(古代の),8(ソフィスト),9(プラトン)は放送大学でギリシア哲学をとっていたのでその関連で読んでいたものだから、講義も終わって返すのは普通なのだが、まだ理解できていないところが多々あって抱えていた。頭に入りきれない、でもこれ以上はプラトン全集を読む方に移るべきかとも思えて返すことにした。
1番目と3番目は量子力学関連で見ているが、これもまだ理解できていない、もう少し、と延ばしている。もう無理かもしれない、時々そう思う。特に1番目の量子力学は写真を 見るのはいいが書いてあることは理解しやすいようには書かれていない、そういう世界なのだろう。新たに予約して借りたのはリーマン予想の本で(素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦 ジョン・ダービーシャー/著 日経BP社)こちらも少々難しそうだ。また抱えそうだ、でも知らない世界に入り込んでいく感覚が面白くてこんなことを続けている。
どうせ死すべき運命からは逃れられないのだから気ままに生きていくか、そんなことばかり念じながら時が過ぎて行く。
今年は庭の白梅が沢山実をつけ、梅酒、梅ジャムをそれぞれ2瓶位作ってみたがまだ余るのもあってこの他に、梅干を試しに作ってみた。Netに幾つも出ている梅干しのつくり方をみればやり方は解る、面倒の少ないシソを使わない白干しとし、熟れたのがいいとあるので黄色く熟れた実を8個抜き出して作り始めた。塩はウメの18%(重量比)とあったのでほぼそれに従う、梅ジャムの砂糖よりはるかに少ないし安い。容器は金属を避けてまた土鍋を使うことにし、重しはペットボトルに水を入れたものを使った。梅8個であれば500㏄のペットボトル1個で丁度な感じだ。4日くらいその状態で置いておき、後は日光に当てて干せばいい、というのだがこの時分なかなか日が安定して射すという日が無くて困った。切れ切れに2日位は日に当てたが後は部屋干しとなって しまった。干す段階で1週間位費やしもういいだろうと試食してみた。随分と塩辛くたっぷりお茶を入れるお茶漬けに使う位しか思いつかない。残りは冷蔵庫に保管している。梅ジャムは毎朝パンにつけて程なく完食したが、梅干しは元々殆ど食膳には出てこない生活だったこともあり有難味が薄い。塩辛いものは何となくためらってしまうのもある。表面の塩を洗い落とせば少しはいいのかもしれない。
ともかく今日この頃の街での生活では庭で採れたものを食べて楽しむというのは遊びのようなものだ、こんな風に時を過ごしていくことそのものが心地よい。
短歌や俳句を時々書いている、和歌はNHK和歌に、俳句はNHK俳句および現代俳句協会、に投稿するのが目的のように書いている。NHKのはお題があってそれに合わせて作っているが現代俳句の方は特にはなく自由だ。並べてみるとお題に合わせたのはそれに引きずられて脈絡がない、何だろうと思ってしまう。マンネリにはならなくていいが、自分としてはやり方を考え直した方がいいような気がしてくる。
俳句の方は野鳥を詠みたいと思っていたが野鳥の季語にそうかなあというところがあって山谷春潮の野鳥歳時記をみたりもしたものの、矢張り納得できないところもあり結局思うが儘に詠むしかないという気が今はしている。リアルな野生を読み込むのは芸事の様な俳句にはなじまないのかもしれない。
最近3か月くらいの作品は短歌(NHK投稿)が
暖かき雨見つめ合うスズメ2羽電線揺れて恋の始まり
空がくさ宇宙たい でどげんしたと 何もなかたい見とるだけでよか
戻りたい「いいね」のなかった生活に春風がただただ気持ちいい
名物くさなんだちゃ食ぶるもんなんや うまかものなしちゃなかろうもん
ああ乾いた空気飛び去っていく木々かって住み生きし時沁みるこの地
正月は胃もたれ残して過ぎにけり行きつく果ては閻魔の餌食さ
池を廻っていつものアオサギに会う 僕らは今やいいチームかもね
天井の木目の襞を眺めおりここらが永久の寝室ならん
どこから来どこへ行くのか人駅を大河のように流れ続ける
俳句の方はNHK投稿が
万緑に赤を加えて阿蘇の山
うす味がいいとは限らぬ夏料理
薄闇に紛れるように蛍浮く
静けさや雨を匂わせ南風(みなみ)吹く
かみなりの怖さ一番夏ヨット
雷の田んぼをこがし去りにけり
春風にまあるい雲がのったりと
恋スズメぴちゃぴちゃびちゃと騒騒し
もう日の出朝から忙しシジュウカラ
羅(うすもの)を貫き通す温暖化
さりげなく小物ファッション夕涼み
この団子どこの摘草だったっけ
卒業して友達何人できたかな
嬰児や回して回ってかざぐるま
風柔くのびのびしたり涅槃像
現代俳句のほうは
ハチクマのもう現るる立夏かな
自然なら桜の後ぞシクラメン
しなやかに松にもたれる花海棠
ピューヒラリ懐かしき舞初ツバメ
歳重ねいつまで会える初ツバメ
その他
青葉木菟ホッホ響かせ闇に舞う
カワラヒワ キュルルキュルルと初夏の風
コロナはちょっと落ち着いてきた感があって、博多どんたくも今年は再開された、3年振りだ。しかし、やっぱり人ごみになりそうでどんたくを見るのは止めにすることにした。そのかわりにと図ったわけでもないが、JR九州のクイーンビートルを用いた博多湾サンセットクルーズに乗ってみた。そもそもは、このクルーズに300人が当たる無料招待募集が市政だよりにあったのでそれに応募してみていたが、外れました、しかし外れでも半額で乗れるというはがきが帰ってきて、これに乗ってみることに したという次第だ。クイーンビートルという船はJR九州が釜山との連絡船として2020年に導入した新鋭の高速船だったがコロナで当座の活躍の場を失ってこんな使い方で凌いでいるということのようだ。知床事故の遊覧船とは比べ物にならない立派な船だ。港まではバスが楽なので家の近くから博多港国際ターミナルに向かう直行のバスに乗って出かけた。福岡市中心街を通っていくがどんたくで矢張り人出が多いのが車窓から見える。
16時15分乗船開始17時出航でバスを降りて手続きをしすぐ乗船する。サ ンセットディナークルーズと称していたように記憶していて食事が出るものと思っていたら、カウンターで無料ビールが一杯あるだけで食べ物はおつまみの様な軽食を買うようになっているだけだった。しょうがない。とにかく混んでないので適当に座る。揚げ物やサンドイッチでそれなりに腹ごしらえしながら窓から海の景色を見るが甲板へ出れないような雰囲気だ。試しに近くにいた船の人に聞いてみると後部甲板には出られる、という。聞いてみるものだ。教えられた後部のスロープを上がり階段で1階分上がるとそれらしいところに出る。椅子が並んだ小ぶりの船室の先が甲板に出る出入り口になっている。風が強いところでは後部甲板だけだが緩くなると横の甲板にも出れる。晴れていて基本的に風は弱く、気持ちがよくてここばかりにいることにする。船は博多湾を出て糸島沖を
通って芥屋の大門で折り返す。玄海島、机島のあたりにはカンムリウミスズメが生息しているはずで見れるかもしれないとほのかに期待して目を凝らし
ていたがそんなものはどこにも見えない。難しい。糸島の二見ヶ浦を海側から眺めたりしていると海鳥が群れている、少し遠いがどうやらオオミズナギドリのようだ。なんとなくオオミズナギドリは東の方の鳥のように思っていたが、飛翔力もありここらにいても何の不思議もない。出航後1時間くらいで芥屋の大門海域にくる、以前遊覧船で見たように記憶していたが、この少し沖のルートで見ると印象が違う、奇妙な岩礁のように思えてしまう。それ程の感動もなくてUターンして同じコースを戻っていく。またオオミズナギドリの群れを見たり島々の様を見たりしていると時はするすると過ぎて行く。日没はこの日は19時3分でほぼ着岸時だが、戻るにつれ沈みつつある夕日が博多湾の先に見えてなかなか綺麗だ。家族連れだったり女性二人組だったり、壮年や熟年夫婦だったり
色々な人が密にもならずぼんやり眺めている光景がいい。
予定通り19時頃着岸してまたバスで戻るがせっかくだからと福岡市ではここだけに走っている2連バスに乗って天神まで行く。ちょっと食べ足りない分を地下街のラーメンで補ってまたバスでのんびり家路に向かう。
こんな過ごし方がこの年になると5月の連休としては一番いいような気がしている。いつまでこんなふうな時間が使えるだろうか、先のことは考えずに今の瞬間を楽しむほかないのだろう,そうまた思ってしまう。
久しぶりの雨になって11月も終わろうとしている。もう20日もすれば冬至が来てまた日差しが次第に強まるサイクルへと戻って行く。過ぎて行くこの年を振り返り今年作った短歌を新しい順に幾つか並べてみる。見ていくとコロナがらみがどうしても多くなってしまった、そういう年だ。
コロナにて同窓会も消し飛びぬ こうして人はバラバラになる
重々しい 宇宙の力我を縛る 何時もなりたや タイムトラベラー
倒れゆく書店アマゾン恨めしや 時の流れとカネの流れと
高き声イソヒヨドリを追いかけて壁壁壁の団地を過ぎぬ
暮れゆける空気かきわけひとり行く声も出せない人波の中
たてがみを頭に張り付け飛ぶように走りしタローという犬ありき
コロナあり古きソファーに沈み込む薄暗き日々静かに過ぎいく
宇宙飛行士にならずとも目の前にあり伸び縮みする時間
ここまでやればもういつ死んでもいい そうは言っても痛いのは嫌
力なく見上げる空に彩雲がこのままでいい雲が友達
幾つまでクルマを走らせるだろうか脚をもがれる不安ぐるぐる
やりたくば金を払って仕事するそんな時代が遠くに見える
笑わるも挑め常温核融合 憧れし二十一世紀の夢
こんな人だったっけzoomの向こうの表情を眺める自粛の部屋
ファミレスからも足が遠のくどこへ 寂しい時代を生きる我ら
国道だから大丈夫とドライブ ここから階段これも国道
思い出す負ける勝負はするなよな そんな教えで世は渡れるか
まだまだとのんびりしてはいられない爆発のよう波間の日の出は
インスタのつながり過ぎて疲れあり 地球の裏から今日もいいねが
うつららと春の日過ごす母の家 もう15年も経ってしまった
何となく山のトイレが気になって 山登りから足遠のけり
一声の不思議な歌を響かせてハクチョウは今日北へ戻れり
大島を色鮮やかに歩きけり記憶の中の職場旅行
コンサート一つおきにて静まりぬ咳払えずに唾を飲みこむ
ゴルフにて握るといえばチョコレート遥かな昔錆びれた記憶
心はかぜ オオダイサギの軽やかに天上へ 陽が昇る宇宙へ
歳重ね流れ流れて彷徨いけり教室を出て教室に入る
山ではからすもいのししも威張っている生き物は対等なのだ
マスクよし三密よくて手洗いよし コロナ奉行のメガネが光る
コロナとは比べたくないあの頃の 燦めく語らいさざめく雑踏
美食やめ買い物抑えあらま痩せ 悪くもないかコロナダイエット
自分でやっている桜の開花予想は今年は大外れとなってしまった(予想3/18 結果3/12 @福岡)。原因ははっきりしている。標準的な積算法の利用を疑って今年の開花日予想に去年の開花日の積算値を用いたからだ。
数年前のブログにも書いておいたが、桜開花予想については、気象庁の資料を参考に、温度変換日数法という方法を用いている。各日が標準とする気温(ここでは15℃)の日に換算してどのくらいの長さの日相当となるかを各日の平均気温から適当な換算式(=EXP(9500*(日平均気温+273.15-288.15)/((日平均気温+273.15)*288.15)))を用いて計算しこれを 決めた起算日(ここでは2月1日とした)から足していき、一定値に達した時(福岡では24.6以上)を開花日とする手法で自分なりに予測していた。積分的手法だ。
今年も以前通りの値(24.6)を用いて開花日としておけば3/11開花予想となり、ほぼ当たりだった。
一昨年の秋は気温が高くこの影響で去年の開花は標準的な予測よりも大分遅かった(予測3/14 結果3/21)、この前年秋の高温による開花遅れの予測も手法があるのだが(チルユニット補正)ちょっと厄介で、やってみても精度が少し上がるくらいの感じだったと記憶していて、このところやっていなかった。標準木の感度が変わってきているのではないかとひそかに疑っていて、昨年秋の気温が平年並みであった限りこれまで通りの積算値(24.6)で開花とすべきところを、3/21開花だった昨年の実績値(29.0)をそのまま用いていたのがよくなかった。
素直さが失われてきている。深慮が失われてきている。年を取っていくとはこういうことなのだろうか。
もっとも、こんなことをやっていると自分の経年変化が客観的に分かるようで、そのことそのものは貴重な気がしている。
その年撮った写真をアレンジした年賀状を出し終わると、もう一つ作る作業が残る。卓上カレンダー作りだ。
今年一年の各月に撮った写真から一枚ずつ選び次の年のカレンダーを作る、景色中心と野鳥の2種類を毎年年末に作って友人や子供たちに送っている。選んだ写真をネット経由で送るとカレンダーに仕上げて指定のところに送ってくれるサイト(TOLOT)があってそれを利用しているからそれほど難しくはないし、費用も売っているカレンダーよりやや安い位で済む。以前知り合いからそのようなカレンダーが送られてきたことがあってこれはちょっといいと思った、それがきっかけだ。もう4-5年作っている、最初は自分用に作ってみたが、人にあげてもいいような気がして、使ってくれるという友人や家族に送っている。写真を選んで既定の形にするだけの単純な作業だが、写真の下部に鳥の名前や場所といった説明をを簡単につ けたいのでひと工夫してこれを写真に書き込んでいる、それがちょっと厄介ではある。
今年は旅行らしい旅行をしなかったせいで近場の写真ばかりになった、でもそれなりで悪くもない、今年という年がにじみ出ている。
これを手配し終えるともう押し詰まっている。今年は第九も軒並み中止で紅白の後にテレビで見る位しかないようだ。どうにかおせちも買い集めたし明日は久しぶりに蕎麦でも打って今年を締めるか。
本当に来年はどんな年になるのだろう。機械的に時が流れていくのに何か救われるような感じさえする、とにかく前へ。
このところ写真を撮るのはNikonP900ばかりを使っている。コンデジながら鳥を撮るには欠かせない大望遠の能力を持っているからだが、(高価な)大口径レンズの望遠をつけた一眼レフカメラに比べてどうしても力不足のところを感じるのはどうしようもない。特に飛んでいる鳥を撮るのが難しいと感じている。望遠で動いているものを追い続けて撮るには、少しでも広い視野と素速いピント合わせ能力が必要になる。その両方に弱いところがある。ピント合わせ能力の方は置きピンにするといったやり方で対応できなくもない気もするか、飛んでいる鳥を追いかけるにはファインダーの視野が狭すぎる、解決には照準器をつけるしかないかとは思っていたがどうやればいいのかわからず手が出せないでいた。最近コロナもあって時間も沢山あるので落ち着いてネットで探していたら、エアガン用の照準器をいろいろ工夫してp900に取り付けている例がいくつか見つかった。年金生活ではあまり費用は出したくないと調べていくと3000円くらいでも手作りで取り付けられそうな事が分かりやってみることにした。
照準器は2400円位のものがあったので(Sutekusマルチドット照準器)これをアマゾンで発注すると翌日には届いた。取り付け用の穴あきバンド金具や蝶ネジセット、小木片、折り曲げに使う格安ラジオペンチ等を翌日にホームセンターで調達するが、訪れたホームセンターはたまたまソフトバンク優勝セールで全品10%引きとなって、その上支払いはマイナポイント紐付けのpaypayとしたので随分に出費が抑えられた形となっ た。
準備した工具は、ラジオペンチ2本、電動ドリル、ドライバー、金ノコ、ノコギリ、小刀、ヤスリ 、シャコ万、で2本目のラジオペンチ以外は自宅にあったものだ。とにかく取り掛かる。
まずは照準器の台座となる木片の加工から始める。照準器の台座には通常レールが用いられるがそれに代わるものを木片で作る。木片の両側にV字の溝を掘る必要があり小さいだけにちょっと厄介だが木片をシャコ万で掴んで加工すると何とかやれた。木片にドリルで穴を開け小刀で皿をとって蝶ネジを取り付ける。この蝶ネジをレンズ筒の先に巻き付けた穴あき金具につけるのだが、ここで手違いあり、穴あきバンドの穴径が蝶ネジのボルト径よりわずかに小さいとわかり、止むなくドリルで穴を拡げる。金属穴加工だからちょっと厄介なこと となったがここでも抑えにシャコ万が活躍し、時間が少々かかったが何とか乗り切った。兎に角組み立てられる状態となり取り付けてみる。何とか形になりそうだ。穴あきバンド金具の余分な長さを金ノコで切り落としヤスリで最低限丸めて出来上がりとなる。金属加工は何にせよ手がかかりちょっと疲れた。
3脚を使って遠くに狙いをつけ照準器のレチクルとカメラのファインダーの中心が合うように調整する。金具の剛性もあり完全一致とはなかなか行かないが大体は合わせられた。
試しに鳥を撮ってみる。レチクルだけを見てシャッターを下ろすとピントが合わない写真ばかりが撮れたりする。右目ファインダー、左目レチクルと両方を見る形で、左目で鳥を追いかけ、撮る瞬間は右目も開けてピントや構図を確かめつつシャッターを押す、これでいくしかないようだ。でもまだなかなか慣れない。カワセミの飛び込みはとても追いきれない。
しかし飛んでいるものを追っかけてみようという気になるのは確かだ、とにかく追える。
半日のやっつけ仕事にしてはしばらく遊べそうだ。
(下添付は鳥写真の試し撮り、飛び込んだカワセミが水から上がるところーーピントがとても間に合わない、ヒヨドリの飛翔ーー何とか撮れる)
コロナも日々の感染者が福岡県で10名内外と随分と落ち着いてきて、コンサートやスポーツ観戦などの催し物も徐々に動き出してきた。
アクロス福岡でのコンサートはやっと再開の状態になったが、海外からの演奏者の来日が未だに思うようにならず、演奏者や演目の差し替えあるいは中止といった状態が続いている。10月は福岡では例年古楽器による演奏会がいくつか開かれていたが今年は欧州からの演奏者の参加が不可能になり、国内演奏者だけとなった開かれるだけでも十分という感じがする。
ランチタイムコンサートとして開かれた10月16日の古楽器演奏会に久しぶりに行ってみた。観客は結構多いが座席はコロナ対策で一つ置きになっていてゆったりしている。ドリンクコーナーでの飲み物の提供販売はなく水分補給は各自持参したペットボトルを飲むほかない。クロークも停止、切符は各自もぎるとコロナ対策が色々ある。
プログラムはバッハのヴァイオリン協奏曲 第1番、第2番、および 管弦楽組曲 第1番だ。
聞いていた時は古楽器特有の響きがいい心地だったのだが少し経つとすっかり忘れてしまう。言葉と同じように楽器の響きも演じられたその音はたちまち大気の中に消えていき後には何も残らない、瞬間のアートだ。それでも管弦楽組曲 第1番の方はバロックオーボエの金属的な音色が印象に残っている。バロック期ではナチュラル・トランペット以外の管楽器は大抵木管でバロック時代の演奏は古楽器を用いて初めて当時の音色が再現できるという。定期的に古楽器の演奏会が開かれるのは貴重な感じがする。
つい昨日(10月30日)は九響(指揮:小林研一郎)と福岡出身のピアニスト藤井佑子によるピアノ協奏曲のコンサートがありリストの1番やベ-トーヴェンの5番「皇帝」などが演奏された。何時ものように九響はいい演奏だったしピアノはどこかのキーが少し調律がずれたような響きがあったものの座った場所が良くて激しい手の動きが良く見えこんな風に弾いてるんだと感心して見ることができて、なかなかの演奏会だった。
コロナもやや収まってきたのを反映してか席は一つ置きという縛りはなくなっていた。
また月に一回くらいのペースで演奏会が聴けるようになってくれそうでちょっと安心する。
スポーツ観戦の方は10月25日にアビスパ福岡対ジェフ千葉戦を福岡のスタディアムに観に行った。アビスパはこのところ好調が持続しJ2の首位を走っている。友の会のタダ券がまだ未使用だったというのが観戦の動機でもあるが、どんな観戦スタイルになったのかにも興味があった。友の会の切符は昨年までは紙だったのが今年からQRチケットと称してスマホ上にQRコードが送られてそれがチケットとなる方式になっていた。家内の分はスマホ上でQRチケットを譲渡するという手続きになって結構面倒な操作となる。
前日からQRチケットの取得手順を進め駐車場の予約もスマホで行ったのだが、何故かQRチケットの観戦ゾーンが家内とは一緒にはならない形となってしまった。何とかなるだろうと当日出かけるとゾーン内では席は自由だが、料金が同じところでも違うゾーンには行けないという。集中を避けるコロナ対策の一環のようだ。ゾーンの境界に係員が立って通行を厳しく規制している。しょうがないので境界付近の別々の席で見ていた。試合が始まって1/4位過ぎると規制が緩まって係員の了解のもと席移動ができるようになり、あとは普通に見れたが、席は1-2席空けてしか座れないのはコンサートと同じだ。応援は拍手と配られたハリセンを叩いてのみということだったが目の前で味方がゴールすると誰しも立ち上がって声を上げてしまう、どうしようもない。勿論マスクは必須だが。
各種食べ物屋はコロナ前と同じように開店していて、休憩時間には列をなして観客は買い求め、あたりの座れるところへ座ってマスクを外してしやべりながら食べている。際どいといえば際どい。
試合の方はアビスパは兎に角1点を守り切り、勝ち点3を挙げた。首位キープだ。去年に比べ外人が増え攻め方や守り方が多彩になった気がする。このまま走ってJ-1昇格を勝ち取れるかもしれない。
少しづつもとに戻りつつある、だがまだ先は大分ある感じがしてしまう。
コロナが終わっても又全く別の感染症が現れるかもしれない。一つ一つ乗り越えていくよりほかないのだろう。
きのこ エッセイ カメラ クルマ コラム ジャズ スカイスポーツ スキー スポーツ スマホ ソフトウェア ニュース パソコン ビジネス マイクロ マスコミ ミリタリー 住まい・インテリア 俳句 医療 報道 天文 季節 学び 宇宙 小説 山歩き 廃墟 建築 技術 携帯・デジカメ 文化・芸術 新型コロナ 旅 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 映画 映画・テレビ 春 書籍・雑誌 未来 本 歴史 気象 気象現象 法律 流れ 海 生き物 生活 知恵 短歌 社会 秋 経済 経済・政治・国際 美術 自然 自然破壊 航空機 航空輸送 芸能・アイドル 詩 趣味 遊び 野鳥 録音 震災 音楽 風景 風物詩 食べ物