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2025年9月30日 (火)

老司瓦窯遺跡に行ってみる

先月大野城市や春日市のエリアにある7-8世紀のウトグチ瓦窯跡などをみてそういえばもっと近くに老司瓦窯遺跡というのがあって一度行ったがよくわからなかったとの記憶があってあれは今どういう形の保存になっているのだろうと思い立って先週訪れてみた。観世音寺の瓦はここから出ていったと聞いたような気がする。Roujikawara
以前は老司公園に表示があったような気がしていたが今は少年院の入り口近くに看板が設置してあり片側をアスファルトで固められた斜面の上がそのあとのように見える。これがそうなんだろうがなんだかよくわからない遺跡だ。発掘調査報告書を探して読んでみなければならないだろう。
それにしても不思議な気がするのは東に続く老司老松神社の周辺に焼き物片のようなものが散乱しているのが見えたりするあたりだ、パッと見た目古い焼き物のようにも見えてしまう。神社の裏の丘が5基の古墳になっているようでここらは遺物だらけなのかもしれない。60年くらい前に奈多海岸に散乱していた土器片の様を思い起こしていた。これとは別に、遺跡の説明看板に書かれた地図に地蔵のマークがあったのでそこへ行ってみたが何もない、住宅になっているようだ。おそらく私有地で売却のあげく現在のような姿になったのだろう。福岡にもどると今も残るバブリイな空気感とともに古いものの痕跡は軽んじられているような空気を感じてしまう。開発優先にしないとどこも掘れないなにも作れないということなのだろう。古代の交易の中心となっていた鴻臚館跡は福岡城の一部になり旧陸軍の連隊本部がつくられ戦後は平和台球場が作られて西鉄ライオンズの本拠地として使われたりしていた、あんまりだというのか新球場に引っ越した後、やっと遺跡として保存されている。でも、現実にはこんな歴史への向き合い方の歴史はしょうがないのかもしれない。
もう少し福岡の古い時代の痕跡を探訪してみようか、そんなことを思っている。

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2025年9月26日 (金)

角野隼人の連れてくるショパンを観る

2日前アクロス福岡に角野隼人とポーランド国立放送交響楽団の共演を聴きに行った。豪華な顔ぶれになる。角野については名前は知っていたが今年の3月にNewsweekの特集が組まれてそれを見てそれほどまでの人かこれは機会を逃さず聴かねばと日を過ごしていたところへこのコンサートの予定が目に入り、ちょっと高いがとにかく切符をネットで申し込んだ。席は左袖の2階席最前部あたりが真上からピアノ演奏の指使いがよく見えるので取りたかったがもうそこには空きがなくやむなくその上の3階席左袖前から3つ目を取った。
当日を迎えると切符は完売で普段にくらべて人がずいぶん多い。2番目のショパン:ピアノ協奏曲第2番で角野が登場する。始まると手の動きがよく見える、暫く見聞いていると角野のピアノというより角野の連れてきSumino たショパンのピアノがすごいと感じる、ショパンがこの曲を最初に演奏するさまが思い浮かぶ。20歳の頃にこれを作曲している、今角野は30歳のはずだからこれでもだいぶ年上になる、何という早熟だろうショパンは。即興のように弾きながら作っていくさまが思い浮かぶ、奏者としても極めて優れていないとこんな曲はできない。角野は作曲もやるという、ショパンが切り開いていった道を継ぐものとなるのだろうか。
この後ブラームス:交響曲第4番となり角野はもう現れないが十分だ。ポーランド国立放送交響楽団の名前は知っていたがこれほどレベルの高いオケとは失礼ながら思っていなかった。いつも聞く九響のワンランク以上の上と感じる、弦も管も打楽器もよく音が出ている、恐ろしいまでにぴったり揃っている、バランの取れた厚みを感じる、どこを切ってもこれはすごい。


これはいいコンサートだった、決して高くない。

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2025年9月21日 (日)

「ギリシャ語の時間」を読んでみる、よくわからない

ハンガンの詩集を読んで、今一つピッと来ない感があって、小説も読んでみるかと、図書館から「ギリシャ語の時間」というのを借りてきて読んでいた。ハンガンの作品のうちで待ち行列が短かったというのがこの本を読み始めた理由で、何かにひかれたわけでもない。とにかく読了して図書館に返却した。読後感は、よくわからなかった、というものだ。詩のような書き方で、それは心地よい響きなのだが小説としての筋がなかなか見えてこない、ついに見えなかったという感じだ、小説特有の共感性がわいてこない。Greece 終わりがない物語の途中までを読んだという感じかもしれない。
読みながら各章の視点の移ろいについていけない、この章の語りは誰の言葉なのだろうか、それがしばらくわからない。普通の小説の書き方では全くない、これは小説というのだろうか。
矢張り自分が年を取りすぎてしまったようだ。
若い頃はこういうう書き方はどちらかというと好きなほうだった、でも今となっては戸惑いばかりが漂う。読む本がなくなってきているな、そんな感じさえしてきている。
とにかくまだ時間は結構残っている、気楽に時を過ごしていけばいいだけなのだろうが。

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2025年9月15日 (月)

SYNOPデータの米国分が突然止まってもろい世界を思い知る

気象データを毎朝あれこれ見るのが毎日の習慣のようにもなっているが、9月に入ってちょっとぎょっとする事態に直面した。世界気象機関(WMO)の条約・勧告に基づく各国の気象観測データの定期的提供が現在の世界の気象解析・気象予測の重要な基礎データになっているが、このデータの代表格である地上データのSYNOPの米国分が9月2日から突然提供停止になった。調べた限りの米国の観測ステーションからのデータが一斉にそうだ。ついに来たかと思ってしまった、トランプ政権の米国の気象機関に対する大幅な予算カットやNOAA(米海洋大気研究局)の研究部門廃止の方向がかねてより伝えられていた。ホワイトハウスの2026年度予算要求では、NOAAの研究部門全体の廃止を含む、気候・気象研究プログラムへの壊滅的な削減が提案されているとも伝えられている。航空機の運用に用いられる気象データのMETARデータは従来通り出続けていてこれを使えばSYNOPの代用に概ねなるので世界的には何とかなっているようだが、個人でSYNOPを取得・処理していた身ではどうしよう、という事態だ。METARから気象データを読み出して処理するにはFormatが全く違いそれなりのソフトの改変が必要になる、すぐにはできない。それにしてもSYNOPデータの提供は国際条約での取り決めなのでWMOからの脱退というのでなければこんなことはあり得ないが、と思っていたら9月13日になって突然回復した、過去データの空白も埋められた。理由はどうあれめでたしだ。
世界の日常はもろい取り決めの上に成り立っているのだとあらためて思い知らされる日々が続く。(添付図は回復したSYNOPデータ、米サンフランシスコ)Synop

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2025年9月 4日 (木)

田中美江を取り巻くランチタイムコンサートが心に残る

3日ほど前アクロス福岡での「古典派Xロマン派 稀代の名作作曲家による室内楽」と銘打ったランチタイムコンサートを聴きに行った。久しぶりのランチタイムコンサートだがなんだか豪華なコンサートを見せてもらった気Tanakayosiekoki1 がした。わかりにくいタイトルだが開始後司会役の形で舞台に登場したヴィオラの山下典道の解説によると、古典派の「古」と稀代のの「稀」が大事で、これは本日の主役の福岡在住ピアニスト田中美江の古希を記念してこれまで田中美江が関りをもった音楽家たちが集まって催されるスペシャルなコンサートだということのようだ。なんだそうだったのか、いかにも福岡ローカルの雰囲気が漂って好ましい、福岡ならではのコンサートだ。暖かい。
田中美江の名は福岡に転居してきて時々目にする名前だったが今回初めて眺め聴く、こんな人だったんだという感じがしてしまう、古希とは。驚いたのは田中美江の師であり20歳くらい年上の徳丸との連弾も用意されていたというあたりだ、徳丸は88歳というがそのタッチからはポンコツではない現役音楽家としてのクリアーな響きが伝わってくる。驚きだ。音楽演奏は一生ものだと思い知る、幼い頃ピアノを少し習い始めたものの、なんだか習わされるようなのが嫌で止めてしまったことを思い出していた、もう少し長くやるべきだった、こんなプロには及びもつかないまでも生涯音楽を奏で得るということそのものがまぶしく思えてしまう。
田中美江本人は3日前に回覧板を持っていく途中で転んで右足指を骨折してしまったがそれを押しての演奏だった、見てる限り演奏に影響しているようには思えない、さすがプロというほかの言葉がない。
いろんな意味で心に残るコンサートだったという気がしている。


2025年9月1日(月) アクロス福岡
出 演
ピアノ:田中美江、徳丸聰子(桐朋学園大学名誉教授)、Piano Duo Sakamoto(坂本彩・坂本リサ)
ヴァイオリン:篠崎史紀(九州交響楽団ミュージック・アドバイザー)、塩貝みつる(元ハンブルクフィルハーモニー管弦楽団首席アソシエイト・コンサートミストレス)
ヴィオラ:山下典道(元 九州交響楽団 ヴィオラ奏者/アルトクレフ大濠 代表)
チェロ:秋津智承(元 大阪フィルハーモニー交響楽団 首席チェロ奏者)
コントラバス:時津りか(九州管楽合奏団 コントラバス奏者)

曲 目
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304(300c)
シューマン:ロマンス第2番 イ長調 op.94-2
モーツァルト=グリーグ:ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545
シューベルト:幻想曲 へ短調 D.940 op.103
モーツァルト:コンサート・ロンド ニ長調 K.382

アンコール
1.カサド:親愛なる言葉
2.モーツアルト:ピアノ協奏曲第21番より第2楽章
1は初めて聞くがチェロとの掛け合いが印象的だった、いい曲だ。

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2025年9月 3日 (水)

2025年8月の福岡市南区周辺の野鳥

暑い日が続いた。午後の野鳥の出現は少なく2つ回ってゼロという日もあった。西ノ堤池ではバンが今年は10羽近く育っていてこの先が楽しみだ、留鳥には暑いほうが生きやすいところあるような気がしている。

手元のメモに残された記録は下記の通り:

2025.8.1 14:50 晴れ 風力1-2 2Cu040 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 アオサギ1、バン親3ヒナ9、ドバト1、キンクロハジロ♂1、マガモ♂1、ホシハジロ♀1、スズメ2-3、

2025.8.2 14:50 晴れ 風力2-3 2Cu040 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:スズメ5位、ムクドリ15位 新市楽池:バン2、ハシボソガラス1

2025.8.3 14:00 晴れ 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 チュウダイサギ3、アオサギ1、バン2家族(ヒナ計9位)、キンクロハジロ♂1、マガモ1、ホシハジロ♀1、スズメ1位、カワウ1

2025.8.4 15:40 曇り 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:ムクドリ5位、スズメ2-3 新市楽池:バン1、スズメ1、ハシボソガラス1

2025.8.7 14:30 曇り 風力1-2 8Cu020 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:スズメ15+ 新市楽池:スズメ1

2025.8.8 15:40 曇り/晴れ 風力0-1 4Cu030 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 バン親4ヒナ12、マガモ2、ホシハジロ♀1、キンクロハジロ♂1、スズメ12+、ドバト4、

2025.8.9 15:30 曇り小雨 風力1-2 8Cu030 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 カワウ1、アオサギ1、ホシハジロ♀1、キンクロハジロ♂1、ドバト2-3、スズメ3-4、ハシブトガラス3+

2025.8.13 14:10 晴れ/曇り 風力0-1 6Cu030 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 ホシハジロ♀1、バン親2ヒナ10 、キンクロハジロ♂1、アオサギ1、マガモ2、ドバト1、スズメ2-3、

2025.8.15 14:40 晴れ 風力0-1 1Cu030 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 カワウ1、バン9位(うち親2)、アオサギ1、キンクロハジロ♂1、ホシハジロ♀1、

2025.8.19 11:30 晴れ 風力0-1 4Cu040 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 バン親3+ヒナ9、キンクロハジロ♂1、スズメ2-3、

2025.8.22 13:30 晴れ 風力0-1 3Cu030 福岡市南区長丘周辺の野鳥  鹿助池:ドバト2、アオサギ1、(アオスジアゲハ2) 新市楽池:バン1、(ギンヤンマ) 中公園:シジュウカラ2+、コゲラ1、ムクドリ2+、

2025.8.23 15:15 曇り 風力0-1 8Cu020 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 カワセミ1、バン親3+ヒナ8、マガモ2、ホシハジロ♀1、キンクロハジロ♂1、スズメ1、ドバト3+、

2025.8.24 13:30 曇り 風力1-3 5Cu030 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 バン親2+若7-9、アオサギ1、チュウダイサギ3(うち若2)、キンクロハジロ♂1、ホシハジロ♀1、マガモ1、ドバト1、ハシブトガラス1

2025.8.25 16:10 晴れ/薄曇り 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:なし 新市楽池:なし

2025.8.28 16:00 晴れ 風力0-1 3Cu030 福岡市南区長丘周辺の野鳥  中公園:なし 新市楽池:バン1、 住宅地:イソヒヨドリ♀1

2025.8.29 15:15 晴れ 風力0-1 3Cu040 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 バン親3若9+、アオサギ1、マガモ3♂2♀1、キンクロハジロ♂1、ホシハジロ♀1、ドバト1、スズメ1+、ハシボソガラス1

2025.8.31 15:10 晴れ 福岡市城南図書館裏西ノ堤池の野鳥 バン親2+若7、ツバメ1、アオサギ1、マガモ3、ホシハジロ♀1、キンクロハジロ♂1、ドバト7+、スズメ10+、

01banhina0808aa1 02kijibato0811 03sijyukr0813 04suzume0820aa1 05aosagi0822a2a 06kogera0822a2a1 07kawasemi0823ca 08cyuudaisg0824a2a 09isohiyodr0828aa2 10tsubame0831da1

写真は上左から  元気に育つバンの子供達(8/8西ノ堤池)、暗がりでエサを探すキジバト(8/11中公園)、電線シジュウカラ(8/13長丘)、スズメ(8/20西ノ堤池)、アオサギ(8/22鹿助池)、コゲラ(8/22中公園)、カワセミ(8/23西ノ堤池)、チュウダイサギ(8/24西ノ堤池)、イソヒヨドリ♀(8/28長丘)、ツバメ(8/31西ノ堤池)

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2025年9月 1日 (月)

2025年8月の俳句

とにかく毎日1句つくっている書きなぐりの俳句(俳号:ルリビタキそら)
8月は暑い暑いと言い続けた気がする。

ポカリにてしのぐばかりの猛暑夏
暑すぎて芋虫いまだ顔見せず
水たたえ池はぬるめも鳥集う
夏が行くすぎゆく時の解らなさ
スルガラン2度目の花は季節合う
ペチュニアの季節を無くす花に慣れ
むせかえる膨らむ空気雨上がり
バン親のひな呼ぶ声の夏らしき
刷り込まれ暑いと思う小雨でも
雷のまたくる夜の面白さ
雨強しやっと豪快な夏が来た
ブルーベリー収穫終盤ありがとう
錦鯉密かに潜る街の池
暑まさりどこへ消えたか昼の鳥
アオサギは泥池がすき夏過ぎる
値上がりて切手で埋まる盆はがき
眠いだけ酷暑は寝るにしかずなり
夕立も降りそびれたる暑さかな
雷雨あり外の世界と切れたまま
バン若をうらやましがる猛暑かな
ハンミョウのおびえるように逃げ続け
絡み合うアオスジアゲハ盛夏なり
巣立ちおるかわせみに向け念送る
チュウダイの若鳥に見る軽やかさ
暑い日も先が見えたり雲の峰
暑すぎてやっと咲いたかアサガオは

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