角野隼人の連れてくるショパンを観る
2日前アクロス福岡に角野隼人とポーランド国立放送交響楽団の共演を聴きに行った。豪華な顔ぶれになる。角野については名前は知っていたが今年の3月にNewsweekの特集が組まれてそれを見てそれほどまでの人かこれは機会を逃さず聴かねばと日を過ごしていたところへこのコンサートの予定が目に入り、ちょっと高いがとにかく切符をネットで申し込んだ。席は左袖の2階席最前部あたりが真上からピアノ演奏の指使いがよく見えるので取りたかったがもうそこには空きがなくやむなくその上の3階席左袖前から3つ目を取った。
当日を迎えると切符は完売で普段にくらべて人がずいぶん多い。2番目のショパン:ピアノ協奏曲第2番で角野が登場する。始まると手の動きがよく見える、暫く見聞いていると角野のピアノというより角野の連れてき
たショパンのピアノがすごいと感じる、ショパンがこの曲を最初に演奏するさまが思い浮かぶ。20歳の頃にこれを作曲している、今角野は30歳のはずだからこれでもだいぶ年上になる、何という早熟だろうショパンは。即興のように弾きながら作っていくさまが思い浮かぶ、奏者としても極めて優れていないとこんな曲はできない。角野は作曲もやるという、ショパンが切り開いていった道を継ぐものとなるのだろうか。
この後ブラームス:交響曲第4番となり角野はもう現れないが十分だ。ポーランド国立放送交響楽団の名前は知っていたがこれほどレベルの高いオケとは失礼ながら思っていなかった。いつも聞く九響のワンランク以上の上と感じる、弦も管も打楽器もよく音が出ている、恐ろしいまでにぴったり揃っている、バランの取れた厚みを感じる、どこを切ってもこれはすごい。
これはいいコンサートだった、決して高くない。
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