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2025年9月15日 (月)

SYNOPデータの米国分が突然止まってもろい世界を思い知る

気象データを毎朝あれこれ見るのが毎日の習慣のようにもなっているが、9月に入ってちょっとぎょっとする事態に直面した。世界気象機関(WMO)の条約・勧告に基づく各国の気象観測データの定期的提供が現在の世界の気象解析・気象予測の重要な基礎データになっているが、このデータの代表格である地上データのSYNOPの米国分が9月2日から突然提供停止になった。調べた限りの米国の観測ステーションからのデータが一斉にそうだ。ついに来たかと思ってしまった、トランプ政権の米国の気象機関に対する大幅な予算カットやNOAA(米海洋大気研究局)の研究部門廃止の方向がかねてより伝えられていた。ホワイトハウスの2026年度予算要求では、NOAAの研究部門全体の廃止を含む、気候・気象研究プログラムへの壊滅的な削減が提案されているとも伝えられている。航空機の運用に用いられる気象データのMETARデータは従来通り出続けていてこれを使えばSYNOPの代用に概ねなるので世界的には何とかなっているようだが、個人でSYNOPを取得・処理していた身ではどうしよう、という事態だ。METARから気象データを読み出して処理するにはFormatが全く違いそれなりのソフトの改変が必要になる、すぐにはできない。それにしてもSYNOPデータの提供は国際条約での取り決めなのでWMOからの脱退というのでなければこんなことはあり得ないが、と思っていたら9月13日になって突然回復した、過去データの空白も埋められた。理由はどうあれめでたしだ。
世界の日常はもろい取り決めの上に成り立っているのだとあらためて思い知らされる日々が続く。(添付図は回復したSYNOPデータ、米サンフランシスコ)Synop

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